おとぎの世界~ドイツ・ロマンティック街道ローテンブルクを歩く

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ドイツの旅行先と聞いて多くの人が思い浮かべるのが「ロマンティック街道」ではないでしょうか。中世の街が連なるロマンティック街道のなかでも最も人気なのが、「中世の宝石箱」と呼ばれるローテンブルク。

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中世の面影をほぼ完璧に残る街として知られ、日本ではよく「ロマンティック街道のハイライト」として紹介されています。街の正式名称はローテンブルク・オプ・デア・タウバー(タウバー川の上方にあるローテンブルク)。街の歴史は9世紀頃にさかのぼり、12世紀に最初の城壁が築かれました。今もなお残る城壁に囲まれて、おとぎの世界を思わせる色とりどりの建物の数々や石畳の路地が織りなす風景は、まるで中世のまま時間が止まったかのよう。個性豊かにつくられた芸術品のような美しく可愛らしい看板にもご注目!あらゆるホテルやお店が看板の創意工夫を競い合っているようで、見ているだけで楽しくなります。

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日本人が思い描く、理想的なドイツの風景がギュっと詰まった、可愛らしさ満点の街です。このような歴史ある美しい街並みが残されている理由として、次のような逸話が語り継がれています。1631年、三十年戦争下でローテンブルクはカトリックのティリー将軍に占領されます。ローテンブルクの街を焼き払うつもりだったティリー将軍に対し、市参事会員は3リットルあまりのワインを献上しました。するとティリー将軍は、「だれかがこのワインを飲み干せば街をそのままにしよう」と言います。それに受けて立ったのが市長。彼は見事にワインを一気に飲み干し、街は破壊から救われたのです。この話が全て本当かどうか定かではありませんが、この伝説を歴史劇やパレード、ダンスなどで再現して祝う「マイスタートルンクの祭り」が今も毎年開催されています。

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ローテンブルクの街の中心はマルクト広場。マルクト広場の中心をなすのがレンガ色の重厚な市庁舎です。高さ60メートルの市庁舎の塔からは、ローテンブルクの街の絶景を楽しむことができます。市庁舎の隣に立つ白い建物は市議宴会館。10時から22時の毎正時にマイスタートルンクの伝説にちなんだ仕掛け時計が動き出します。そして、市議宴会館の裏側奧に堂々とたたずんでいるのが聖ヤコプ教会。1311年に建設が始まり、およそ170年もの歳月をかけて1485年に完成しました。教会内部の2階にある、中世ドイツの天才彫刻家、リーメンシュナイダーの傑作といわれる「聖血の祭壇」は必見。彫刻の精巧さ、奥行き、どれをとっても目を見張るばかりでため息がこぼれてしまいます。

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マルクト広場から南に向かうと、「プレーンライン」と呼ばれる小さな広場があり、塔とカラフルな木組みの建物が織りなす風景はまさにおとぎの世界!ローテンブルクを代表する絶好の撮影ポイントとなっています。ドイツにおける中世の街の代表格として知られているだけあって、街は世界各国からの観光客でいっぱい。「ザ・観光地」という雰囲気ですが、それもまたテーマパークのような非日常感があって楽しいものです。テーマパークのようとはいっても、歴史とともに歩んできた街並みの美しさは本物。定番の観光地には、やはり定番になるだけの理由があるのです。

人通りの少ない路地に入りこめば、メイン通りとはまた違ったた趣が感じられます。急いで回れば半日でも観光は可能ですが、それではこの街がもつ多彩な魅力を味わい尽くすことはできません。せっかくここまで来たなら、ゆったりと時間をかけてその情緒を楽しみたいところです。

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まとめ

まるで中世のおとぎの世界に迷い込んだようなかのような気分になれるローテンブルクの街。ヨーロッパの風景は見慣れていても、この街並みには心躍らずにいられないでしょう。メルヘンチックな風景がお好みなら、一生に一度は訪れて絶対に損はしないでしょう。

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