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しみだす大人の貫録と深みが魅力~ザルツブルク市街の歴史地区を訪れて

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しみだす大人の貫録と深みが魅力~ザルツブルク市街の歴史地区「Historic Centre of the City of Salzburg」/オーストリア

「北のローマ」とか「北のフィレンチェ」との別名を持つザルツブルク。ローマもフィレンチェもザルツブルクも行ったことがないとしても、その優雅な姿をなんとなく想像できてしまうのではないだろうか。

歴史的建造物たっぷりで芸術にあふれるところは、ローマやフィレンチェと似ていても、その落ち着いた大人の貫録と深みのある魅力は北に位置するからこそかもしれない。

ザルツブルクは、煌びやかな華やかさよりも、渋みのあるゴージャスさを味わえる地だ。

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まずは街ブラを

ザルツブルクの顔である「街」そのものを見に出掛けよう。

塩の交易で栄えた街はその財力をまず建造物に費やした。町のいたるところにそびえる聖堂、宮殿や城、そして邸宅の数々を、競い合うようにして建てていったのだ。

今も旧市街地を中心として、街には往時の繁栄ぶりが色濃く残されている。一見したところ、建物には余分な遊びはなく、生真面目ささえ伝わってくる。だが、もう一歩近づいてみてみれば、ドアや窓の意匠の凝りよう、内部に足を踏み込めば、キラキラではなくズッシリとした重みから、十分に財を尽くしていることが分かる。

特徴として言えるのは、街のすべてが落ち着いていることだろう。石の街並みは一見冷たそうだが、優しいアイボリーや淡いピンク、黄色などの色が上品な温かさで迎えてくれる。

この街並みの完成には、ザルツブルクが宗教都市として発展した背景も大きく関係している。

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大聖堂「ドーム」

イタリアのバロック様式で建てられたザルツブルクのシンボル。「ローマを超える街、ローマを超える大聖堂」を目指したヴォルフ大司教だったが、失脚によって、その夢は完全には叶わなかった。

それでも最大1万人を収容できるというドームは、白い漆喰にフレスコ画を描きこんだ大きさも美しさもサンピエトロ寺院に引けを取らない出来栄えとなっている。

ザルツブルク音楽祭の開催を飾る「戯曲イェーダーマン」が上演されるのもこのドーム前だ。

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レジデンツ

大聖堂のすぐ裏手には、そこに務める大司教のための居宅「レジデンツ」がある。レジデンツは大聖堂だけでなく、聖ペーター僧院教会、フランツィスカーナ教会にもつながった構造になっている。

レジデンツ内には、モーツァルトが演奏をした部屋がいくつかあり、現在もコンサートが開かれている。当然モーツァルト本人は出演できないが、モーツァルトの作品の数々は今も、レジデンツ内に響き続けているのだ。

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聖ペーター僧院教会

ベネディクト会系、ドイツ最古の修道院の一つとされる。ロマネスク様式をバロック様式に改装したもので、その内部には、両方の建築様式が同居している。

併設の墓地は、落ち着いた庭園のような佇まいで人気があり、敷地内には初期キリスト教徒のカタコンベや岩窟礼拝堂なども残されている。

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ノンベルク修道院

白い壁に赤いレンガのかわいい姿は女子修道院らしさを醸し出している。修道院内は非公開だが、教会は見学可能。

なんといっても、サンド・オブ・ミュージックの主人公が過ごしていた修道院であることから、映画ファンは教会を見学したり、その周りをグルグルと散歩したりしながらも、映画のシーンを彷彿とさせるところはないかと修道院の様子を覗きこんでいる。

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ミラベル宮殿と庭園

16世紀にザルツブルクの街をローマンスタイルへと改造したリーダー大司教ヴォルフ・ディートリッヒ・フォン・ライテナウの邸宅として建てられたのがミラベル宮殿だ。愛人の名アルトから、当時はアルテナウ宮殿と呼ばれていたが、大司教の失脚後にミラベル宮殿と改名された。

大司教という立場柄、彼は結婚を許されなかったが、アルトをここに住まわせて悦楽の日々を過ごしたといわれる。なんと、二人の間には15人もの子どもがいたらしい。

大司教が優雅に愛人と子どもたちに囲まれて過ごした宮殿は、火災によってその大部分を焼失した。そのため、現在はごく一部しか当時のままの姿を残してはいない。しかし、すべての部屋の天井に描かれていたというアレキサンダー大王の姿は健在だ。

モーツァルトが演奏した「大理石の間」は当時の姿を残す貴重な部屋。今もコンサートが開催されるので、大司教の優雅な生活の一端を味わうことができる。

ミラベル宮殿はその庭園も見逃せないポイントになっている。ところどころに置かれた彫像や花壇の形などをじっくりと観察するとそこにメッセージが含まれていることに気づくかもしれない。ここはギリシャ神話を題材とした庭造りが行われているのだ。

また、庭園の階段部分は映画「サウンド・オブ・ミュージック」で、兄弟姉妹たちがみんなで「ドレミの歌」を歌うシーンの撮影に使われたことでも知られている。

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ホーエンザルツブルク城

11世紀に建てられた要塞城。10世紀にわたってザルツブルクを守り続けてきた。

もともとは堅牢で質素な城だったが、塩の財力をふんだんにつぎ込んで改装されていったホーエンザルツブルク城の内部は、まるで金箔を貼り付けたようにゴージャスだ。

その名も「黄金の間」は、木目と金色の細工が見事なコントラストを作っているホール。ここで開かれるコンサートは、目と耳が喜ぶ最高の時間となる。

また、1つの暖炉が注目を受けている。陶器職人によって造られたというゴシック様式の暖炉は、どうみても実用的ではなく大きな宝飾品。ガラスの向こう側で保護されているだけあって、その細工の緻密さ美しさは素晴らしい。

城の大半はヴォルフ大司教が権力を握っていた16世紀以降に建造されたものだが、彼は失脚後にこの城に死ぬまで幽閉された。

市街地から歩いても行ける場所だが、最近はケーブルカーが設置されていて楽々アクセスできるようになった。

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モーツァルト記念館

市街地に黄色い壁の家がある。その4階部分がモーツァルトの生家で、今は記念館になっている。

モーツァルトが旧市街地のこの家で暮らしたのは7歳までだが、当時すでに才能を開花させていたので、この家の中でもヴァイオリンやピアノを弾いていた。

モーツァルト愛用の品々やゆかりのグッズなどが置かれている。

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祝祭大劇場

ザルツブルクといえばザルツブルク音楽祭が有名だ。

そのメイン会場の一つとなるのがこの祝祭大劇場だ。歴史的には浅いが、ステージ規模の大きさ、モーツァルト作品の扱いが多いことから人気がある。

この祝祭大劇場を見れば、エーデルワイスを口ずさみたくなる。そう、サウンド・オブ・ミュージックのコンテスト会場になった場所でもあるのだ。

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まとめとして

モーツァルト好き、映画好き、教会好き、中世街歩き好き、ゴージャスなお城好きなど、いろんな角度から楽しめるのがザルツブルクだろう。

あらゆる面で非常に優れているにも関わらず、ツンケンしたところがなく、落ち着いた雰囲気を持っているのもこの街の特徴で、歩いていると自然とそのスピードが落ち、なんとなく背筋が伸びてくる。カフェに座れば、自然と気持ちが落ち着いてしまい、ついつい長居してしまう。

歴史的建造物を見ていれば、「どこかで見たことがあるような?」とデジャブを感じるような、しっくりとくる懐かしさも感じてしまう。日本とはかけ離れたオーストリアの古い街並みなのに、不思議と違和感がないのだ。

ツアーやガイドをつけるのもいいが、この街を歩く時には住民のような顔でぶらつくのがいい。自分の感性に任せておけば、きっとお気に入りの場所や物にたどりつけるはずだ。

そこを訪れた人しか感じることのできない感動を、写真、動画、そして言葉で表現してみませんか? あなたの旅の話を聞かせてください。

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