キューバに人種差別がないのはなぜ?!日本人が考えるべきこと

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旅をして様々な国籍、様々な人種の人々に出会うと、日本人と同じように世界の人々も一人一人違うということに気づき、「人種のイメージ」はすぐに崩壊します。今回私はキューバを旅して、こうした表面的な人種のイメージだけではなく、自分の奥底にあった偏見や固定観念が吹き飛ぶ経験をしました。

「白人はなんとなくカッコ良くて、黒人はなんとなく怖い」。それが、私たち日本人が一般的に描くヨーロッパ系(いわゆる「白人」)とアフリカ系(いわゆる「黒人」)のイメージではないでしょうか。

少なくとも、日本の一般家庭で育った私は子供の頃そう思っていました。しかし、これらはメディアで作られた「人種のイメージ」に過ぎません。日本国内にいるとなかなか他人種と接触する機会がないので、このイメージを信じ込んだままの人も多くいると思います。

旅をして様々な国籍、様々な人種の人々に出会うと、日本人と同じように世界の人々も一人一人違うということに気づき、「人種のイメージ」はすぐに崩壊します。今回私はキューバを旅して、こうした表面的な人種のイメージだけではなく、自分の奥底にあった偏見や固定観念が吹き飛ぶ経験をしました。

《はじめに・キューバについて》

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社会主義国

社会主義国とし有名なキューバ。社会主義国とは言え、自営業が認められたキューバ。もちろん、そこには貧富の差があり、皆が平等なわけではありません。人々はとにかくお金に飢えているという印象を受けました。外国人観光客から、いかにしてお金を得られるか。キューバ人が親切にしてくれた、という様な話しがあったとします。

道案内や、何かの説明、フェスティバルがあるから一緒にそこまで行こうよ、などなど。絶対ではないですが、ほとんどの確率でそれはお金を得るための行動でしょう。普通の日本人の感覚で接していると人間不信になりそうになります。

すべてのキューバ人がそうではないが、明るく話しかけられたりして来る場合はだいたいがこのパターンでチップをもらったり、ご飯、お酒をおごってもらおうとします。そこには、二重通貨制度、月収の低さ、物の少なさ、キューバという国の社会構造(カストロ政権)から、人々はそういった行動に、しょうがなくでてしまうわけです。それを経験すると、かわいそうでもあり、複雑な心境になることがありました。

ですが、ホームレスがあまりいないという印象を受けたのも事実です。そこは社会主義国だからなのか、そこまで突き詰められなかったですが、それが事実であればセーフティーネットがしっかりとしかれているということになります。

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音楽の国

しかし、さすが音楽と踊りの国キューバというシーンは何度も遭遇しました。音楽と踊りをやっている時のキューバ人は本当に素敵で、顔が生き生きとしています。基本的にみんな踊れ、しかも上手いです。

「なんで、みんなそんなに踊れるの?」と聞くと、むしろなんでそんな事を聞くのかというような顔をされ、小さい頃から音楽に触れ、ダンスも自然と誰かから教えてもらい、普通に踊れる様になるようです。本当に小さい子供から、おじいちゃん、おばあちゃんまで、踊れて上手いんです。サルサを踊るのを見ていると、踊れない自分がむなしくなり、サルサ習いたいとも感じるくらい、みんな、なんなく踊れてしまいます。

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キューバで受けた衝撃・崩れ落ちた固定概念

キューバを訪れて私がまず気づいたのは、人種によるグルーピングが人々の中でされていないということです。ヨーロッパ系もアフリカ系も混血系も当たり前のように一緒にいて、お互いを「ブラザー(親友)」と呼び合っていました。道で演奏するバンドも、レストランのウエイターも、タクシーの運転手も、私が見た限りは人種にほぼ偏りがなかったと思います。

黒人のお客さんを乗せて自転車タクシーを汗だくで漕ぐ白人ドライバー、という「見慣れない光景」を見て、私は正直驚きました。そしてその瞬間、自分自身の無意識な偏見に気づきました。

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アメリカで感じた人種間の隔たりと現実

私が以前アメリカの大学に通っていたときも、明らかな人種差別に遭遇することはありませんでした。しかしヨーロッパ系はヨーロッパ系、アフリカ系はアフリカ系、アジア系はアジア系と、学生の中でもなんとなくグループができていたのです。もちろん、人種を越えて友情を築くことは可能です。しかし街全体、州全体、と大きな枠で見てみると、ヨーロッパ系が多く住むエリア、アフリカ系コミュニティが暮らすエリアなど、人種別でかたまる傾向があるのは明白でした。

こうした経験から、私はどこかで「異なる人種が完全にわかり合うのはとても難しいことだ」と思い込んでいたのかもしれません。そのため異なる人種でありながら、お互いを全く同じように扱うキューバ人に大きな衝撃を受けたのです。

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なぜキューバには人種差別がないのか

さて、やっと本題に入ります。

キューバという国は19世紀から20世紀の間にスペインからやってきた移民の子孫(ヨーロッパ系)と、アフリカから奴隷として連れてこられた移民の子孫(アフリカ系)、そしてメスティーソ(混血系)で主に構成される多民族国家です。キューバでは人種差別につながるとして、人種別の国民統計はとっていませんが、日本の外務省のデータによると、ヨーロッパ系25%、アフリカ系25%、混血50%と推定されています。

かつては元々支配階級であったヨーロッパ系と奴隷階級であったアフリカ系の間で、強い人種差別意識があったと言います。ところがキューバ革命後、平等な社会を目指したカストロ政権により、教育の無償化や雇用機会の平等化が強化され、当時貧しかったアフリカ系の人々にもチャンスが与えられ、人種的に平等な社会を築く取り組みが国家レベルで行われました。

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本当にキューバには人種差別はないの?

「キューバと人種差別」について調べてみると、「実はキューバには人種差別意識が強く残っている」という英文記事がたくさん出てきます。私がキューバに滞在したのはたったの1週間だったので、もしかしたらキューバの真の姿は見えていないかもしれません。しかし、たとえ表面上だけでもこれだけ社会的、経済的な平等を実現できているのはやはりすごいことだと思います。日本やアメリカを含む他の多くの国では、この表面上の平等化すら実現できていないのですから…。

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日本人が人種問題に真剣に向き合うために

日本人が人種問題について疎いのは当然です。日本にいる限り他人種と出会う機会はアメリカやキューバと比べると圧倒的に少ないので、その問題について考える機会すらありません。そして私たちの無意識の差別的行動が、他の国からやってきた人たちを傷つけてしまったり、それが原因で日本が国際的非難を浴びることもあります。例え相手に悪気がなかったとしても、やはり自分の身に置き換えて考えると差別されるのはとても嫌なことですよね。

私たち日本人は、海外で日本人以外の人々と触れ合い、人種が混じり合う場所で経験を積むことで、改めて人種問題と向き合うことができるのではないでしょうか。そしてそういった一人一人の日本人の成長は、間違いなく日本全体の成長につながると思います。

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まとめ

いかがでしたか?日本にいると、なかなか人種差別について考える機会が少ないかもしれません。

ぜひ、キューバ(海外どこでも)に行って、現実を肌で感じてみませんか?

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