バイカル湖に行ってみた。周辺観光地も全部

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LakeBaikal

地球が作りだした不思議と悲しい史実がつまった湖~バイカル湖/ロシア・シベリア連邦管区

「生物進化の博物館」・「シベリアの真珠」・「地球の井戸」。

どれもがシベリアのブリヤード共和国とイルクーツク州、チタ州に挟まれた三日月形をした湖「バイカル湖」の別名である。

バイカルとは「自然」を意味する。バイカル湖は古代から生き残る自然の驚異を湛えた巨大湖なのだ。

世界一タイトルを複数持つバイカル湖は今も成長中

バイカル湖は湖というスケールを超えた存在であり、多くの世界一タイトルを保有している。

最大水深1634~1741mは世界一の深さ、貯水量も世界最大、透明度も世界一だといわれている。

さらには、世界で最も古い古代湖でもある。古代湖とは、多くの湖が数千年から数万年で堆積物によって埋められていき消滅してしまう中、10万年以上存続し続ける特殊な湖のことをいう。世界で古代湖として認められている湖は20か所程度にとどまっている。

バイカル湖は古代湖の中でも最古であり、3000万年に海から離れて孤立して徐々に淡水化を進めていったと考えられている。

バイカル湖の湖底は、今もプレートの活動の影響で、その幅も深さも広がり続けている。バイカル湖は生きた湖なのだ。

日本人の故郷?

バイカル湖は多くの命も育んできた。

人類は、2万年以上前から定住していたと考えられている。またその中には、北アジア人となってアジア各地へと移動していく北方モンゴロイドとなったと考えられている。

モンドロイドというと、お尻に蒙古斑を持つのが特徴の一つである。そう、日本人のDNAにも同じモンゴロイドの遺伝子が刻まれている。

遠く縄文・弥生時代に日本へと渡来し、現在の日本人を作りだしたモンゴロイドの故郷、ひいては日本人の故郷が、実はバイカル湖だと考える説があり、不思議なつながりとロマンを感じる旅になりそうだ。

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モンゴルの影響とシャーマン

Sherman

事実バイカル湖は、ロシアの中でも南に位置し、モンゴルとも近い。

バイカル湖周辺には、モンゴル系ブリヤート族が先住民として暮らしてきた。11~12世紀頃には、かなりモンゴル化が進んでいたことが、出土品などからも分かってきている。

また、バイカル湖のシャーマン岩は、チンジス・ハーンの迫害から逃れて辿りついたシャーマンが隠れ住んだといわれる場所。

バイカル湖岸には、今もシャーマン信仰が残されていて、聖地とされる岩や岬、洞窟などではシャーマニズムと仏教の儀式が行われている。一部は先住民ブリヤートの聖地として観光客の立ち入りが制限されている場所もある。

これらの聖地巡りは、ツアーではあまり組まれていないため、湖岸に点在するポイントはレンタカーなどで回ると効率がいいだろう。

生物の固有種率がスゴイ

Creature

バイカル湖は世界最古の古代湖であるため、ここにしか存在しない生物があふれている。

3000万年前には海だったが、徐々に淡水化したからか、本来海の生き物だった生物が多く淡水化しているのが特徴の一つ。現在もまだ未発見となっている生物が多く存在しているだろうと考えられていて、調査が続けられている。

開発と環境破壊

Environmentaldestruction

一方で、周辺の都市化、工業化などの影響から、有害排水流入などの環境破壊が起こり、固有種の一部は絶滅の危機にあるともいわれている。

実際に、魚やアザラシの集団死などが起きていることから、生態系の乱れが指摘されている。また温暖化の影響もあり、湖に張る氷の厚さも年々薄くなってきているとされる。

ここにしかない、ここでしか見ることのできない不思議の数々が失われてしまう可能性があるのだ。

愛らしい淡水アザラシの姿を見るなら今のうちだろう。

観光地化

Skiing

バイカル湖岸最大の町リストビャンカを拠点とするバイカル湖観光はロシアの開放政策によって急速に進んでいる。

夏の遊覧船や冬のホーバークラフトによって、通年観光が可能であり、夏のトレッキング、冬のスキーなどのアクティビティも盛んになってきている。

また、歴史的建築物を集めた博物館「タリツィ」もある。ラリツィでは、シベリアの木材を使った古民家や少数民族の家屋などが見学可能だ。

冬のバイカル湖がスゴイ

Car

バイカル湖は通年観光が楽しめる地になっているが、やはりメインは冬。

氷結して厚く氷が張った湖は、道路標識を立てて車が走り、線路を敷いて鉄道が走ることもあるほど。

また、透明度の高さから、数十センチから数メートルという厚さの氷はそのまま湖底を覗くレンズとなる。数メートルから数十メートルの深さの湖底がすぐそこにあるかのようにはっきりと見ることができる場所もある。

湖では凍結が進むと膨張し、氷と氷が押し合って盛り上がる「御上渡り(おみわたり)」状態も起きる。氷同士が軋むその音と激しく盛り上がった氷から、日本では神が湖上を渡っている音として知られる現象だが、バイカル湖のそれは桁外れ。数メートルもの氷柱が数百メートルに渡って立ち並ぶ様子はまさに神業。

氷の色は澄んだブルーと白。この世のものとは思えない美しさと激しさに、ホーバークラフトでのツアーの見どころとして紹介されている。

海辺の磯焼きもスゴイ

Beach

日本の海辺や湖岸で良く見かける浜焼きや磯焼きが、バイカル湖でも行われていて、香ばしい魚の香りを漂わせている。

魚の干物はバイカル湖の特産品であり、それを炙っているのだ。

観光地価格になっているため、町のレストランよりもかなり高いのだが、そのニオイに抵抗するのは難しい。

バイカル湖へのアクセス

イルクーツクから80kmほどの距離。バスで2時間。シベリア鉄道でも、4時間ほど湖畔沿いに走っていく。また、イルクーツクからバイカル湖へと注ぐアンガラ川を水中翼船で下ることもできる。

バイカル・アムール鉄道が通るセヴェロバイカリスクを拠点とすれば、バイカル湖の北東部へのアクセスに便利。

バイカル湖が持つ悲しい史実

バイカル湖はその厳しい自然とロシアの持つ暗い歴史とから、悲しい事実もまた抱えている。

20世紀初頭、ソヴィエト政府に追われた帝政ロシアの復活を目指すロシア白軍の軍隊50万人と帝政時代の貴族や僧侶たち、そして一般市民の亡命者75万人の計125万人が「ロマノフ金貨と財宝」という軍資金を抱えて太平洋岸まで8000キロの死の行軍を開始した。

季節は冬。イルクーツクに辿りついた時、生存者は25万人。3か月を超える行軍で死亡した100万人のほとんどが凍死だったという。

バイカル湖を越えはじめた25万人は、厚く氷の張ったバイカル湖の中央付近に到達する頃までに全員が凍死してしまったが、彼らの遺体はこれまでの行程で凍死した仲間たち同様、そのまま放置された。

春が訪れ氷が解け始めると、25万人の遺体とロマノフ金貨と財宝はバイカル湖の底へと沈んでしまったのだ。

バイカル湖の不思議「悪魔のクレーター」伝説

バイカル湖に残された悲しい史実との関連も噂される「失踪事件」が、バイカル湖では頻繁に発生しているという。

バイカル湖の中央部分には、バミューダのトライアングル地点のように特殊な力が働いているため、そこを通りがかった船は方向感覚や携帯の電波までも失い、船ごとグルグルと渦巻く湖水の中へと引きずり込まれてしまうのだという。

先住民たちは、バイカル湖の底には「悪魔のクレーター」があり、そこへと引きずり込まれていると信じ、ある者は「行列」や「古代の城」・「古代の船」の姿を目撃すると船が進行方向を見失うという。

蜃気楼が発生しそうな霧が出てきたら要注意らしい。

最後に

バイカル湖は、自然が作りだした不思議が詰まった湖だ。

観光地としての美しさだけではない、自然が持つ激しさや解明できない不思議までも持ち合わせている。

イルクーツクから1日程度の観光で訪れることの多いバイカル湖だが、その湖の大きさだけでなく、周囲に点在するまだ世界には知られていない魅力を探るには1週間あっても足らないほどだ。

そこを訪れた人しか感じることのできない感動を、写真、動画、そして言葉で表現してみませんか? あなたの旅の話を聞かせてください。

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