バンコク暁の寺を観光してみた感想と写真とか

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川と寺と空が織りなすバンコクで一番美しい光景~暁の寺/タイ・バンコク

バンコクを流れるチャオプラヤ川のほとりに立つ高い塔を持つ寺院は「暁の寺」と呼ばれる。

バンコクの中心街から見たその姿は、雄大なチャオプラヤ川を土台に、周囲には大小の寺院を従え、背には真っ赤な夕焼けを負い、一葉の絵画のような完璧な美を作りだしている。

いつだれが何のために建てた寺なのか?

創建に関する資料も記録もないが、アユタヤ朝が栄えた頃にはすでにこの地に立っていたことが分かっている。アユタヤ朝が滅びると、バンコク周辺は華人勢力の中心的存在だったタークシンによるトンブリー王朝の支配下となり、この寺院もまた王宮に属するものとして保護された。

トンブリー王朝に続くチャクリー王朝は、タークシン国王に仕え、その勢力を広げ確固たるものへと導いた一人の官吏であり武将であった人物が興した。アユタヤ王朝の血脈に属する彼は、晩年のタークシンが精神に異常をきたすと殺害することで廃し、自らが王となった。これが後のラーマー1世である。

シャム国とラーマー一族は、国と自身らの宗教である仏教だけでなく、ヒンドゥー教にも馴染みが深く、当時は別の名で呼ばれていた暁の寺に、ヒンドゥー教の暁神アルーナの名を冠したのだといわれている。

暁の寺は、トンブリーからチャクリーへと王朝が変わってもなお、国と王からの保護を受け続けたのだ。

仏教? ヒンズゥー教?

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東南アジアの仏教に、ヒンドゥー的な要素が含まれているのは、各地に残る古い遺跡や寺院を訪ねてみると分かる。そこには仏たちだけでなく、ヒンドゥー教に登場する神や悪魔が多数見え隠れしているのだ。

暁の寺も、塔や本堂の装飾にさまざまな非仏教的な存在が配されている。ヒンドゥー寺院の装飾をそのまま持ち込んだように見えるほどだ。

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中国風? タイ風?

Line of Buddhas, Wat Arun, Bangkok, Thailand

仏教寺院にヒンドゥー教の要素が混じっているかと思うと、その一方では、いかにも東アジア的な素朴な石像も多く使われている。

暁の寺の門から本堂や塔へと向かう途中の参道には、中国寺院に立っていそうな石像がたくさん並んでいる。色付けされない石の像のモデルは、軍人風だったり、悪魔風だったり、牛や鹿、猿などの動物だったりする。

タイという国が歴史的にヒンドゥー国と仏教国の間に位置し、それぞれの文化を融合させてきた事実が寺となっている具現化されたのだろうか。

タイには古くから華僑が住み、貿易も盛んだった。中国からタイへの貿易船には、荷物の重さのバランスを取れる中国土産として、いつも石像が積まれていたのだという。

寺を支える力持ちたち

仏塔の装飾でもっとも気になるのは、懸命に仏塔を支えている小悪魔たちの姿だ。半獣半人たちは、鳥のような嘴を持つ者、象のような鼻を持つ者、猿のような目を持つ者、さらには羽を持つ者もいる。しかしその誰もが、両手と頭とで仏塔を持ち上げているのだ。

半獣半人たちはみな、顔や服装が異なるだけでなく、その支える役割を果たしている場所や仏塔ごとにスタイルも異なる。

暁の寺が、同じ型を使ったり同じ工房で大量生産された装飾具を使わず、その場でその部分を担当した者のセンスがそのまま生きているのを感じる。

寺を守る像たち

Interior

全身の力を漲らせ、なん百年にもわたって仏塔を支え続ける像もあれば、騎兵やヒンドゥーの神であるインドラ神や3つの頭を持つエラワン、半鳥半人のガルーダや半猿半人のハヌマンなども仏塔のあちらこちらで暁の寺を守っているのを見ることができる。

寺の周囲に配された中国風の石像もまた、暁の寺を守っているのだから、この寺は多種異種の神たちが大集合している不思議な場所でもある。

寺を美しく飾る品々

現在の暁の寺の中心となる大仏塔は、ラーマー二世と三世の時代に建設が始まり完成したとされる。

ラーマー一族のビルマへの侵攻や中国との交易が、この時代の宗教や文化に大きく影響を与えているのは間違いなさそうだ。

20年ほど前までの暁の寺は、装飾が落ち、彩色は剥げ、仏塔の階段や礎石は欠けているところも多かった。今の美しい姿とはだいぶ異なる。しかし暁の寺は、まるで趣味のように、毎日コツコツと修理を加えていった人々と10年以上の年月によって、バンコク一美しい寺の姿を取り戻していった。

仏塔の壁面を良く見てみると、魔物や仏像だけでなく、カラフルな花柄で覆われている部分が多い。そしてその花柄はフレスコ画のように描かれたものではなく、瀬戸物を組み合わせたモザイク画で表現されている。

白地に青や黄色、赤、緑などの色で絵付けされた瀬戸物は、確かに見覚えがあるもの。そう、日本や中国の瀬戸物にそっくり。これらもまた、タイと中国の交易によってもたらされた産物だったのだろう。

暁の寺へのアプローチ

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暁の寺がバンコクで一番美しいといわれながらも、観光コースにあまり組み込まれていないのは、チャオプラヤ川の向こう側に位置するからだ。対するチャオプラヤ川のこちら側には、王宮やワット・ポーなどの見どころがあるほか、街の中心部もある。チャオプラヤ川で船に乗って行くのは水上マーケットまでで、暁の寺まで足もとい舳先を向けることは少ない。

確かにチャオプラヤ川から見る暁の寺は美しい。全体像を眺めるならば、船上もしくは対岸からの方がおすすめなほどだ。しかし、暁の寺の魅力は遠目だけで味わい尽くせるものではない。

チャオプラヤ川を渡るには船に乗るしかない。ターティアンの船着き場から渡し船を利用する。ターティアンへは、チャオプラヤ・エクスプレスでアクセスできるが、地下鉄やバスの便はない。歩いていくかトゥクトゥクなどを利用することになる。

暁の寺参り、その方法

船着き場から仏塔までの間には、拝観料を支払うボックス以外に、お土産屋がたくさん軒を並べている。ここは観光といえども一応お寺参り。買い物は後の楽しみにとっておこう。

暁の寺の境内には、大小さまざまな建物がたくさんあり、見学できるものもできないものもある。また、参道やそれらの建物の装飾もそれなりに珍しいのでチェックしながら歩いていこう。目指すは大仏塔だ。

4つの小塔とその中心に立つ大仏塔が一つの固まりになっている。まずは大仏塔へと登ろう。高さはかなりのものだが、階段はあるし、手摺りもある。しかしその角度はマヤのピラミッドもビックリだ。急な階段を作る理由は、塔そのものが細く高いせいもあるが、仏塔を前にして常に頭を下げているようにという狙いもあるといわれている。

実際に上ってみると、まだ上りは下を見る機会が少ないことから足元に安定感があるが、下りは足を踏み外せば真っ逆さまだという恐怖があり、ただでさえ危うい足元がますますふらつく。実際にここで起きる事故のほとんどが下りで起こるらしい。手摺りを掴んでゆっくりと下ろう。

階段の急さから考えて、仏塔周囲の装飾や仏像を観察するのは上りの際がおすすめだ。足元ばかり見てしまいがちだが、足を止めて周囲に視線を向けよう。

無事に大仏塔参りを終えたら、小仏塔の周囲を回り、周囲に点在する寺の中を見学にいくといいだろう。

どこから見るのが一番か?

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暁の寺の姿の美しさを愛でたいのなら、全体像とチャオプラヤ川と空を同時に視野に入れられる距離を取った方がいい。チャオプラヤ川を流れる船の上か対岸から見るのが適している。

しかし、暁の寺の不思議な装飾を味わうには仏塔の足元まで行く必要がある。

最後に

三島由紀夫の豊饒の海に登場する名称から、日本では「暁の寺」との呼び方が定着している。この名は英語名の「Temple of Dawn」の訳だとされる。Dawnは夜明けやあけぼのの意。タイでは「ワット・アルン」と呼ばれる。アルンはやはり夜明けのことだ。

「ワット・アルン」とはヒンドゥーの神の名が由来だというが、夜明けの一筋の光を受けた「ワット・アルン」は確かに美しい。

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