ムスティエ・サント・マリーとヴェルドン峡谷を観光ドライブしてみた

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Sainte-Marie

フランスで一番美しい村と氷河渓谷ドライブ~ムスティエ・サント・マリー村とヴェルドン峡谷(Les gorges deu Verdon)/フランス・アルプ=ド=オート=プロヴァンス県

フランスというと、パリなどの都市部や南仏リゾート、世界遺産に登録された建造物や景観などが有名だ。

しかし、広大な国土を持つフランスにはまだまだ魅力ある地域がたくさん埋もれている。

ヴェルドン峡谷とその周囲に点在する村々は、日本人はまだあまり訪れないものの、ヨーロッパ人たちにとっては身近な観光地となっている。

氷河が作ったヴェルドン峡谷

LesgorgesdeuVerdon

ヴェルドン渓谷は、グランド・キャニオンにも例えられる規模が大きく深い峡谷。

ヴェルドン川の両側は切り立った崖。それも100m~200mというとんでもない高さの崖。ヴェルドン川は、その崖に両側から挟まれている深く細く蛇行した川だ。

この地方はアルプスの造山運動によってゴツゴツとした岩山が複雑な地形を作りだしている。その隙間を縫うように流れるヴェルドン川は、太古の昔に氷河が山を削って行ったその跡なのだ。

石灰岩質の岩肌を滔々と流れる水は、不思議なブルー。山の峡谷でイメージする透明度の高い緑ではなく、青と白の絵の具の筆を洗ったような色に染まっていて不思議だ。

ヴェルドン峡谷の位置と行き方

南フランスに位置し、ニース、カンヌ、マルセイユからデイドライブ、または数日かけてキャンピングなどを楽しみに訪れることが多い。

ヨーロッパでもっとも大きく深い峡谷を抱く国立公園であり、ダムとダムによってできたいくつかの湖もある。どの方向から攻めても、それなりの時間とドライブテクニックが必要とされる。

公共の交通手段はなく、車での移動に限られる。ほとんどは自家用車で移動しているが、南仏の都市からタクシーをチャーターしたりレンタカーすることも可能。また、多くはないがツアーも出ている。

ただし、自分でドライブする場合には、かなりの山道であり道路事情も完璧とは言い難いことを念頭におこう。

ヴェルドン渓谷での過ごし方

フランス人をはじめとしたヨーロッパ人にとっては、長い休暇をリフレッシュして過ごす場所として人気であり、滞在型のリゾートや休暇村などの設備が整っている。

岩山に張りつくように点在している村々は、今でこそ現代的な生活を営んでいるが、20世紀初頭まではそれぞれが孤立していて、訪れる人もほとんどいないような場所だったらしい。

小さな村が多く、大型リゾートはないが、その分落ち着いた雰囲気の家族経営ペンションなどがあり、短期間の滞在に便利だ。

ヴェルドン峡谷周辺の楽しみ方

Gorges du Verdon, Provence, South France, view from north rim

ドライブがもっともシンプルだが、ヴェルドンを上から下からじっくりと楽しめる方法となる。道路沿いには駐車スペースつきの多くのビューポイントが作られている。また、遊歩道もところどころにあり、崖の上や下へと歩いていくこともできる。

また、ドライブの途中で見かけるひなびた村で休憩を取る楽しみもある。どの村も小さく質素だが、独特の味わいを持ち、秘密の隠れ家を見つけ出したような喜びを感じられる場所が多い。

観光客相手のレストランやカフェも少ないがあり、地物のトリュフや野菜を使った料理を味わえる。

ヴェルドン川が流れ込む湖は、水色の海のよう。湖岸にはキャンプ施設があるほか、カヌーや足こぎボートなどのレンタルもあり、水遊びを楽しめる。

テクニックの持ち主ならば、あちこちの絶壁に張り付くロッククライマーの仲間入りも可能。健脚と装備の準備があれば、高度なレベルのハイキングコースもある。

ムスティエ・サント・マリー村

mura

ヴェルドン峡谷一帯の中でももっとも有名な村であり、ヨーロッパ人に「フランスでもっとも美しい村」といわせるだけの価値を持つ。

知る人ぞ知る陶器の村でもあり、「ムスティエ焼き」の工房やショップが軒を連ねている。繊細な装飾が人気。数百年の歴史があるともいわれている。

村は大きな岩山を真ん中で割って、その隙間に造られたように見える。その割れ目がヴェルドン川であり、村の真後ろを滝となって流れ、村の中心を堂々と通り過ぎていく。

星飾りと伝説

Star

二つに割られた両方の岩山のてっぺん部分には、長さ200mほどの鎖が架けられている。その真ん中には大きな星がぶら下がっている。

ムスティエ・サント・マリー村出身の騎士が十字軍に参加するにあたり、無事に戻れたら聖母マリアに星を捧げると誓って旅立ち、無事に戻ったあかつきに、感謝の星を掲げたとの伝説を持っている。

非常に高い位置に掲げられているので、下界からは「何かぶら下がっているみたい?」程度しか確認できないが、岩山を上ると太陽の光を受けて輝き、風を受けて揺れる星の姿を見ることができる。

2つのノートル・ダム寺院

NotreDame

村にはノートル・ダム寺院が2つあり、一つは村の中心に立つレンガ造りのもの、もう一つが岩山の上に造られた修道士たちの教会だ。

都市部で見慣れた派手さや華やかさはないかわり、厳かで温かな雰囲気を持つ教会は、まるで岩を掘り抜いて作った洞窟のようなしっとりとした空気を持っている。

一方、この街に最初に定住したのが、5世紀にこの地を訪れ、岩穴で暮らし始めた修道士たちだったといわれている。

彼らが暮らしたとされる村の背後の岩山中腹には、現在も小さな教会と修道院が立っている。

村からは急な岩の階段を上って30分程度。村全体を上から見下ろすことができ、写真撮影やスケッチにもピッタリの光景に出会える。

ムスティエ焼き

少し厚みのある白地がメインの陶器。手作り手描きが当たり前な、作り手の温もりを感じられるものばかりだ。

絵柄は植物や鳥・小動物がほとんど。メルヘンチックとまではいかないが、どちらかというかわいらしいデザイン。ティーセットなどにいいだろう。

フランスだけでなくヨーロッパの王宮でも愛されたというムスティエ焼きも、王権の衰退や近代化の中で廃れてしまい、工房も数件だけとなり、細々と制作していただけの時期もあったという。

20世紀半ばになって復活してからは、その繊細さから、実際に使うだけでなく飾って見て楽しむための製品も多く作られるようになった。

旅の土産には少々重くかさばり割れやすいが、滅多な場所では手に入らない上、専門店ではかなり高価。生産地であるムスティエ・サント・マリー村で安く良いものを見つけたらやはり買っておきたい。

ヴェルドンドライブ道

VerdonVillage

ヴェルドン観光の足場となるラ・パリュ・シュル・ヴェルドン村を始点とするドライブ道があり、途中にはビューポイントや散策路などもある。

25kmほどのコースは数キロごとにビューポイントがあり、駐車して絶景を楽しめるようになっている。絶壁の上に張りだすように作られたビューポイントは、素晴らしい景観を見せてくれるが、足元はかなりおぼつかない。

ビューポイントの周囲には、短い散策路が作られていることもあり、崖沿いに川近くまで下りることも可能だ。

最後に

山と川と海に恵まれた日本にも、崖・川・山・村楽しめる観光地はたくさんあり、ドライブ道も整備されている。

ただ、ヴェルドン峡谷のそれは規模が違う。数百メートルの絶壁、海のような人造湖、どこまでも続く蛇行した道、越えても越えてもまた現れるゴツゴツした岩山。何もかもがいい意味で予想を裏切って、ワクワクさせてくれる。

アクセスこそ、ほぼ車に限定されてしまうが、訪れる人は増えている。できれば、ツアー観光地化が進まないうちに訪れたい場所だ。

そこを訪れた人しか感じることのできない感動を、写真、動画、そして言葉で表現してみませんか? あなたの旅の話を聞かせてください。

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