ユングフラウヨッホに行ってみた。行き方や鉄道駅情報

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Jungfrau

処女(ユングフラウ)と修道士(メンヒ)と尖った男(アイガー)~ユングフラウ/スイス・ベルン州

4000メートル級の山々とその間を深く抉って流れる氷河が作りだす、神々しいばかりの景観を持つ場所、それがユングフラウ山地である。

ユングフラウ山地を構成するのは、オーバーランド三山の3つの頂で、「ユングフラウ」・「メンヒ」・「アイガー」と呼ばれている。これらの三山は、「処女」・「修道士」・「男性」に例えられることがあり、処女(ユングフラウ)とアイガー(男性)の逢引きの様子を修道士(メンヒ)がハラハラしながらも見守っている様子だという説もある。

そんな説話を念頭に置いて眺めると、神々しいばかりの山が少し身近に感じられそうだ。

ユングフラウ地方インターラーケン

Interlaken

大きな2つの湖の間に位置するインターラーケンは、ユングフラウを旅する人が一度は足を止める通過点。

観光のための設備が整った大きな街でありながら、中世ヨーロッパの雰囲気も残すたたずまいは、通過点として通り過ぎるだけではもったいない。

緑も多く、街を越えた先にはユングフラウの姿を眺めることもできる。

インターラーケンまでのアクセス

スイスの中央に位置することから、どの都市からもアクセスがいいのがインターラーケン。

国土の北に位置するチューリッヒからは列車で2時間半ほどでアプローチでき、ベルンかルチェルンで乗り換えるのが一般的。

国土の西に位置するジュネーブからはもう少し時間がかかり3時間ほど。ベルン乗り換えの列車の旅がおすすめだ。

さらに、時間に余裕があり列車での移動が苦でなければ、「ゴールデンパスライン」と呼ばれるパノラマ列車に乗ってみたい。途中で乗り換えが必要となり、所要時間も5時間近くになるが、それだけの価値ある車窓を楽しめる。

ユングフラウ登山鉄道とは

railway

ヨーロッパでもっとも高い場所を走る、全長9.3キロメートル、所要時間約50分の鉄道。

日本にも急こう配を登る鉄道は多くあるが、ユングフラウ登山鉄道はそれらに比べて3倍もの急勾配を力強く走っていく。

何人もの登山家たちの命を奪ってきた山々であり、いかに遠目には風光明媚であっても、経験も装備も十分な者しか近寄ることのできなかった場所へと導いてくれる、観光客にとってありがたい存在である。

しかし、いわゆる高山鉄道や登山鉄道のように、景色を楽しむために作られたのではなく、ユングフラウへのアクセスのために作られた鉄道であり、その区間のほとんどはトンネル。しかし、途中数か所で数分間の停車が行われ、乗客はそこで降りて、本来ならばその近さで見ることができないような厳しい山の景観を目の当たりにすることができる。

クライネ・シャイデック

インターラーケンからベルナーオーバーラント鉄道とヴェンゲルンアルプ鉄道を乗り継いで到達することができる乗換駅で、ユングフラウ登山鉄道への始発駅でもある。

駅周辺は街というよりも、スキー場。ホテルや売店・レストランはあるが、スキー客のための施設であり、普通の観光客が散策するような場所もコースは特に用意されていないが、夏ならば、スキー場の上にあたる丘へ登ると眺望がさらに開けて絶景だ。

ユングフラウ観光の帰りには、ここで途中下車してスキー客やハイキング客に交じってお茶や食事を取ると、雪山気分・登山気分を味わうことができる。

アイガーグレッチャー駅

クライネ・シャイデックを出て10分ほどで到着するのがアイガーグレッチャー。ここまでは、車窓から絶景を眺めながらあっという間の距離だ。

アイガーの氷河(グレッチャー)と名付けられたこの駅では、美しく激しい氷河の姿を目の当たりにできる。

駅舎内にレストランやテラスがあり、駅から出なくてもその景観を楽しむことができるが、この駅でも、ユングフラウヨッホからの帰り道で途中下車する観光客の姿を多く見かける。それというのも、ここからクライネ・シャイデックまでゆるやかな下り道をハイキングする楽しみがあるからだ。

また、これまであったらいいなと思われつつなかなか実現しなかった、オールシーズン対応のホテルがオープンした。こじんまりした質素なホテルであり、バスルームなども共同ではあるが、ユングフラウ観光の拠点として賑わっている。

この先のユングフラウ登山鉄道は、アイガーの切り立った固い壁に掘られた洞窟のようなトンネルを通過していくことになる。

アイガーヴァント駅

「アイガーの壁(ヴァント)」と名付けられたこの駅では、登山家の間で恐れられ、憧れられている「三大北壁」の一つである「アイガー北壁」が眼前に現れる。

ただし、乗車下車するための駅ではなく、あくまで駅とそのすぐ隣にある展望台からガラス越しに「アイガー北壁」を眺めるための場所であり、停車するのも、ユングフラウへ登る途中の数分間だけで、下りでは停車しない。

アイスメーア駅

アイガーヴァント同様に、数分間停車する間に展望台から氷河を眺めるための観光用駅。

「アイスメーア」とは「氷の海」を意味するが、その名の通り、この駅の展望台からの眺めの中心は凍りついた平地。温暖な場所であれな、切り立ったがけに囲まれた湖となっているだろう場所が白く、ところによっては透明に凍りついている様子を見ることができる。

ユングフラウヨッホ駅

ユングフラウ登山鉄道の終着駅。線路であるトンネルを含んだ大きな建物が雪原の中に立っている。

小規模ながら、展望台がメインのショッピングセンターのような構造になっていて、レストランやホテル、土産物店、観光案内所などが入っている。

ここから先の観光は、夏ならばハイキングで世界遺産に登録されているアレッチ氷河などへ向かったり、氷河で夏スキーを楽しむことも可能。冬は、厳重な装備なしでは外出は難しいと考えた方がいい。

スフィンクス展望台

B4

駅から高速エレベーターで直接アプローチできる崖の天辺の展望台につけられた名前が「スフィンクス」。標高3571メートルの高さから360度のパノラマを堪能できるガラス張りの展望台だ。

名前の通り、遠くから見れば、岩場の上に座る巨大な動物のような形といえなくもない。

高所恐怖症でなく、天気に恵まれれば、外のバルコニーに出て、ユングフラウの冷たく澄んだ空気を味わうこともできる。

アイスパレス

IcePalace

アレッチ氷河の下に掘られた氷の宮殿が「アイスパレス」。

氷河の下20~30メートルの深さに掘られた洞窟内は、氷の彫刻が並べられ、ちょっとしたミュージアムのようになっている。

ユングフラウヨッホ~トップ・オブ・ヨーロッパ

5つのレストランがあり、どこも展望第一の作りになっているので、食べ物や飲み物の好みに合わせて選ぶといい。

落ち着いた雰囲気のスイス料理や気軽なセルフサービス形式、スタンドコーヒーカウンターなどのほか、グループ用の大ホールレストランもある。

世界遺産「ユングフラウ~アレッチュ・ビーチホルン」

18世紀からヨーロッパ人を中心に憧れの地として崇められてきたユングフラウ。登山鉄度が開設され、登山家でなくても気軽に訪れることができるため、その名も人気も高まるばかりである。

世界遺産として登録されている面積も、2007年には、2001年の世界遺産登録時の1.5倍の面積へと拡大された。

その一方で、温暖化の影響を受け、氷河の後退は深刻な問題となっている。特にアレッチ氷河は19世紀後半の観測開始からすでに3キロメートルの後退が確認されるなど、氷河溶けのスピードは加速するばかり。

街だけでなく、国をあげてのエコリゾート化など、美しくも厳しい自然を守るための活動がさらに期待されている。

最後に

本格的な装備や経験なしには近づくことすらできず、遠くから崇め眺めるばかりの存在であったはずのユングフラウが、これだけ身近な観光地となりえたのは、登山鉄道の開通が大きく影響している。

産業革命によってヨーロッパ各地へとあっという間に広がっていった鉄道だったが、この地に山をくりぬいてまで敷設しようとしたのは、当時ヨーロッパ全土が経済的に豊かになることで流行した「旅行欲」に目をつけた結果だったらしい。

現在のユングフラウの課題は、前代から受け継いだ観光資源を守りつつ開発していくところにある。自然遺産に指定された多くの地域と同様、人を呼ぶ魅力があるからこそ、自然保護とどう両立していくか問われているのだ。

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