人間国宝の97歳!最年長タトゥーアーティストに会う

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タトゥーと聞いてあなたはどんなイメージを持ちますか?日本ではあまりいいイメージは持たれませんよね。刺青なんて言い方をしたら、なぜかもっと恐いイメージを持ったりします。しかし最近では若者たちの間でタトゥーを入れる人が増えています。ファッション感覚で入れる人も少なくありません。しかし日本ではまだまだタトゥーを入れている人を見かけることは少ないですよね。入れている人がいたら物珍しげに見たり、偏見を持っていたりなんかします。一度入れたら消すことは難しいし、軽いノリで入れて後悔したくないからデザインは慎重に選ばなくちゃ!って思いますよね。しかし、

デザインだけでなく誰に入れてもらうかがとても重要なんです。そして世界には数えきれない程のタトゥーアーティストがいます。

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フィリピンの先住民族・カリンガ族

フィリピンのカリンガ州にあるブスカラン村の山奥に住んでいるカリンガ族。元々首狩り族として知られ、男性は戦いに勝利するたび「勇気」の意味を込めタトゥーを入れていました。女性の場合たくさんタトゥーが入っているほど美しいとされていました。タトゥーはカリンガの言葉で「バトック」といい、彫り師のことを「マンババトック」と言います。第二次世界大戦の時に侵攻してきた日本兵と戦ったカリンガ族の戦士の胸にはイーグルのデザインが施されていました。それは本物の「戦士」だけに許されたデザインです。カリンガ族が誇る貴重な伝統文化「カリンガ・タトゥー」は1000年以上の歴史を持ち、今の時代まで受け継がれてきました。

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トライバルタトゥーの歴史

トライバルタトゥーの文化は世界中いたる所に存在していました。それぞれの部族内の環境で進化していったことで、多くのデザインと意味を持っています。サモア、タヒチ、ミクロネシア、マオリ、マヤ、琉球、アイヌなど他にもたくさんあります。意味合いは自分をより魅力的に見せたり、社会的地位を表すもの、結婚している証など様々です。トライバルタトゥーの色として使用されるのは主に煤から作った黒です。人体に安全でとこでも手に入れられる材料です。タトゥーという言葉は元々タヒチ語の「タタウ」からきています。その発音が上手くできなかった為、タトゥーになったと言われています。

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人間国宝のタトゥーアーティスト

カリンガの山奥にあるブスカラン村に住んでいる最年長タトゥーアーティストのワン・オドさん(97歳)は10歳のころからタトゥーを彫ってきたと言います。25歳の時に戦争で恋人を失って以来、ワンさんは一人タトゥーを彫り続けてきたのです。有名になるまでは親から受け継いだ田んぼを育てながら生活していました。8人兄弟の最年長であるワンさんに相続権があり、後継者になりました。ワンさんが元気なうちにタトゥーを彫ってもらおうとカリンガの山奥までたくさんの人が訪れます。海外からやって来る人も大勢います。なぜ山奥に住むワンさんがこんなにも人気なのか?それはアメリカのドキュメンタリー番組でカリンガ族の老人が全身に施しているカリンガ・タトゥーを取り上げたことで唯一の彫り師であるワンさんが注目されたのです。ワンさんは1000年以上の歴史を持つ伝統技法を守ってきたことを称賛され、フィリピン政府から人間国宝の称号を与えられることになりました。ワンさんの後継者になりたいと多くの人が志願しましたが、一族からでた者でないと後継者になれないと語っていました。しかし今では妹の孫娘にその伝統技法を教え、次の世代に受け継がれることとなりました。

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100歳まで彫り続けたい

ワンさんは彫り師として生計を立ててきました。そのおかげで今では村で1、2を争うお金持ちになったと言います。彼女は決してお金のためだけにタトゥーを彫り続けている訳ではありません。タトゥーを入れたい人なら誰でも大歓迎と話す彼女のもとには世界中から人々が訪れます。ワンさんはインタビューでこう答えていました。

「100歳までタトゥーを彫り続けたいですね。私のタトゥーを求めてたくさんの人が世界中から来てくれます。彼らは私に人生の意味を与えてくれているのです。」

彼女にタトゥーを彫ってもらうために何年も待ったという人もいるほどです。いかに彼女が世界中の人から愛されているか分かりますね。

ワンさんのタトゥー料金は一番小さな柄で500PHP(フィリピンペソ)で約1200円となっています。

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マニラから16時間

ワンさんが住んでいるタトゥーの村、ブスカランに行くにはマニラから夜行バスに乗りカリンガ州のタブック市まで11時間かけて行きます。そこからジプニーという乗合タクシーに乗りブクナイ村を目指します。所要時間は約3時間。そしてバイクタクシーに乗り30分ほどでブスカラン村の入り口まで行くことができます。そこからさらに1時間ほど山を登るとワンさんが住んでいる集落に着くことができます。

まとめとして

一見ただデザインを選んで入れてもらうように見えるタトゥーですが、世の中にはたくさんの種類のタトゥーがあります。日本だと和彫りだったり、部族ごとによって異なるトライバルタトゥー、19世紀から始まったアメリカン・トラディショナルタトゥーなど様々です。そしてデザインごとにもしっかり意味があったりします。例えば狼だとネイティブアメリカンでは聖なる力を持った動物として捉えられ、「誠実さ」「忍耐」を象徴します。日本や世界でも人気のあるカエルは縁起物としてモチーフにされことが多く「生命」「復活」「再生」を象徴します。そんな数あるタトゥーで最も人気なのがトライバルタトゥーです。ワンさんがテレビで紹介されてからトライバルタトゥーを入れる人が増え、タトゥー再燃と言われるようになりました。

興味を沸いた人はデザインの意味を調べたりしてみると楽しいかもしれません。そんなんじゃ物足りないと思った人は、今すぐワンさんに会いに行ってみてはどうでしょう。

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