北京市故宮博物院に行ってみた

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中国エンペラーたちの夢の跡~故宮/中国・北京市

中国の明・清の朝廷の中心だった「故宮」は「紫禁城(しきんじょう)」とも呼ばれ、「紫」微星に住まう天帝の子である皇帝のための、一般庶民の入場が「禁」じられた「城」だった。

現在の故宮は、世界中からの観光客を集める北京随一の観光名所であり、中華人民共和国の政治の中心でもある。

あまりに広くあまりに複雑な背景を持つ故宮だけに、訪れる前にある程度の情報を持って臨みたい。

故宮はいつ造られたのか?

元が建てた宮殿を、1406年から改築する工事が始まり、1420年に完成。1421年に北京に都が遷都されて以来、明と清代の皇帝24名の宮殿として中国政治の中心となった。

1644年には明代の建造物が焼失するという悲劇に見舞われるが、清朝によって再建された。

現存している建造物のほとんどは清代に修復・再建されたものであり、近年はその傷みの激しさから、一部入場規制が行われていた。しかし、長期に渡った修復作業もほぼ終え、現在は王宮らしい威厳を取り戻している。

故宮は誰のために?

当然、故宮は中国皇帝のためにあった。

しかし、その途方もない大きさの宮殿には、皇帝の親族や姻族と彼らの生活全般を支える使用人、政治上の役人、官吏・宦官など数千から数万ともいわれる人が暮らし出入りしていた。

身分・官職によって、出入りできる場所が厳しく制限され、出入口も分けられていた。

日本の城や皇居に近い存在といえるだろう。

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故宮の登場人物

良く知られているところでは、「宣統帝溥儀(せんとうていふぎ)」。

清朝最後の皇帝であり、映画「ラストエンペラー」の主人公だ。映画の中では故宮内での皇帝の暮らしの様子を覗き見することができる。

また、「西太后」も日本ではよく知られた人物である。教科書でも学習する上、映画の影響もあり、西太后の朝廷での権力争いは、さまざまな逸話と一緒に語り継がれている。

「李自成」は、1644年に反乱を起こして、明代の故宮建築の多くを焼き払うきっかけを作った人物。後に順朝を立てた「李自成」自身もまた、故宮内で即位式を行っている。

「袁世凱」は、清朝最後の皇帝である溥儀を退位に追い込んだ人物で、溥儀らを故宮内に住まわせ続けながら、自らが玉座に座っていた。しかし、玉座の上には大玉が吊るされていて、皇帝不適格者が座ると落ちてくるという迷信があったため、玉座の位置をずらしていたといわれている。

玉座は、現在も大玉からずれたところに置かれたままなのを見ることができる。

故宮の周囲

故宮の周りはぐるりと堀で囲まれているが、人工的に掘られたこの堀は幅が50m以上ある。さらに堀の内側は高さ10mもある厚い壁が張り巡らされている。

外側から見れば、王宮というより刑務所のような頑丈さだ。外部との接触を断つその理由は違っても、安全や機密のために造られた構造は同じのようだ。

故宮の出入口

故宮には、外の世界とつながる4つの門がある。

「午門」は、天安門から入っていくと突き当る故宮の南門。世界最大ともいわれる城門だ。門という感覚を越えた巨大さで、3つの通用門を持ち、中央は皇帝専用。両脇が貴族や官僚のためのものだった。

現在は、この門から先は入館券が必要となる有料エリア。お土産ショップやオーディオガイドの貸し出しなどの行われるカウンターが置かれている。

「神武門(北」)、「西華門(西)」、「東華門(東)」はそれぞれ、格式の点で「午門」に劣り、皇帝以下、身分に応じて使い分けられていた。

しかし、溥儀が故宮を追われた時には、神武門から退出した。

故宮の外朝廷の建物

赤い壁に黄色い屋根、そして左右にドドンと広がっている。故宮内の建物の大半がそんな似通った姿を持っている。

太和門・太和殿は、皇帝主催の式典が行われた場所。下級官吏は太和門の外しか許されなかった。中級以上の官吏は太和門の中に入ることができたが、太和殿前に身分ごとに並び、全員で「三跪九叩頭の礼」を行ったという。

故宮の路面床は、石煉瓦を何十にも重ねて造られていて、固くゴツゴツしている。そこで、3度ひざまずき、そのたびに3度頭を地面にこすり付けるという儀礼からは、皇帝の身分がいかにとびぬけて高いものであったかを知ることができる。

故宮の内廷の見どころ

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多くの見学者は、政治的な部屋を中心的に見学していくが、おすすめは皇帝のプライベートエリア。

寝室、宴会場、后や側室といった女たちの部屋は生活感があり、親しみや興味を持ちやすい。特に「西六宮」は、当時の后や女官たちの暮らしぶりが分かるよう、清朝時代の宮廷の様子が再現されている。

また、故宮で暮らした有名人たちのお気に入りの場所なども案内されているので、そんな「ゆかりの場所」を回るのもいいだろう。

故宮の部屋数

宮殿内には、9999.5個の部屋があったとされている。「.5」とは何? と思ってしまうが、この数字は天界の大帝が暮らす天宮の部屋数10000よりも減らすこと、そして、縁起の良い9の数字を並べたものだ。

実際の部屋数は9000前後。部屋といっても、壁や扉で仕切られているとは限らず、4本の柱に囲まれたスペースは全て部屋として数えられている。

故宮の庭

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「御花園」は、盛山があり楼閣もある、歴代皇帝たちの憩いやデートの場。溥儀の英語教師だった「レジナルド・ジョンストン」の住居も残っている。

東屋だった建物などは現在、食堂や本屋として機能しているものもあり、歴史的建造物の中で簡単な食事や買い物が楽しめる。

「西苑」には、ため池と離宮が造営されている。故宮はどこも広々としているが人が多い。その中で、このエリアは比較的人の気配が少なく、喧噪から離れて一息つきながらの散策を楽しめる。

故宮の山

故宮を造営する際に掘られた堀から出た土砂を積み上げて造られたのが「景山公園」。故宮の裏山にあたる。

標高100mもない築山だが、山頂まで登ると故宮だけでなく北京の街も見下ろすことのできるビューポイントとして人気がある。

故宮は有料の故宮博物館

故宮は博物館として整備され、一般に公開されている。

すなわち、入場券を買って入って見学のできる場所は「故宮博物館」なのだ。1日中歩き回っても見きれないだけの広さと内容だが、一度出ると原則同じチケットでの再入場はできない。

できるだけ早朝に、下調べを済ませた上で訪れるとムダがないだろう。また、半日、数時間といった限られた時間内での見学の場合は、あらかじめ見どころを絞り込んでおく必要がある。

珍宝館、景山公園、天安門の楼上などは、別料金。

九龍壁

珍宝館に入ってすぐの場所にある「九龍壁」は、中国人観光客たちが必ず訪れる場所。

珍宝館にも目を見張る宝物が多いが、この「九龍壁」は、「北京三大九龍壁」の一つとされ、緑や青で着色された壁に9体の龍が浮き彫りされている。

龍はそれぞれ色違い。中国ではやはりもっとも高貴な色である「黄色」の龍の前で記念撮影する姿が多いようだ。

近くには皇帝の寵妃が投げ込まれて暗殺されたといわれる井戸「珍宝井」なども残されている。

ラストエンペラーファンにおすすめの見どころ

一番のおすすめは玉座だが、残念ながら一般見学者はその座に腰を下ろすことはもちろん、近づくこともできない。

そこで、もう一つのおすすめが「東筒子」。故宮の北東にある通路だが、高く赤い壁に両側を挟まれた3mほどの幅を持つ道が300m続いている。

映画のシーンで、溥儀が自転車乗りに興じていた様子を思い浮かべながら歩きたい。

故宮での映画撮影は現在禁止されているため、「ラストエンペラー」で見ることのできる、さまざまなシーンは非常に貴重なものだ。

最後に

巨大な敷地、建造物はそれぞれに複雑な人間関係や歴史を持っていて、短時間で見学してしまうのは惜しい。

歴史書を紐解くまでいかずとも、せめて映画「ラストエンペラー」を見て歴史感を掴んでおくといい。加えて、広大な敷地の地図を眺めて、ほぼ左右対称に造られている外朝・内廷の配置を頭に入れておくと、見学がスムーズになるだろう。

そこを訪れた人しか感じることのできない感動を、写真、動画、そして言葉で表現してみませんか? あなたの旅の話を聞かせてください。

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