Cathedral Duomo3

イタリアの大聖堂ドゥオーモを見学してみた感想と写真

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Cathedral Duomo

尖塔の先が空を刺し、聖人たちの彫像が地上見下ろす~大聖堂(ドゥオーモ)/イタリア

正式名称を「サンタ・マリーア・ナシェンテ教会」、“生まれつつある聖母のための教会“という。イタリアの中心、ミラノのドゥオーモは、イタリアカトリック教会が誇る歴史ある建造物である。

これでもかと空に向かってそびえる尖塔は、ドゥオーモの屋根をぎっしりと埋め、聖人たちが地上と人々を見下ろしている。

修復や清掃が進み、淡いピンクを帯びた白いドゥオーモは、ミラノっ子たちにとって、磨きのかかった自慢の種である。

旅行者たちも、数百年ぶりに本来の美しさを取り戻したドゥオーモの姿をじっくりと堪能したい。

ドゥオーモの歴史

ドゥオーモの立つこの場所には、古い聖堂「サンタ・マリア・マッジョーレ」があったといわれている。335年に建てられた古い礼拝堂は、ミラノ大聖堂の地下部に残されていて、見学することができる。

5世紀には聖アンブローズのための新しいバシリカが建設され、さらにもう一つのバシリカが836年に隣接する形で建設された。

1075年、バシリカと聖堂が火災によってダメージを受けたのをきっかけに、1386年、大司教アントーニオ・ダ・サルッツォとミラノの領主ジャン・ガレアッツォ・ヴィスコンティが礎石となる最初の石を置き、大聖堂の建設が始まった。

ヴィスコンティは、中央・北部イタリアで勢力を伸ばした権力者だが、跡取り息子に恵まれなかったために、聖母マリアに捧げる大聖堂の建築を思い立ったとの逸話も残っている。

ヨーロッパの最先端建築技術を取り入れようと考えたヴィスコンティは、フランスから技術者を呼び寄せ、典型的なイタリアスタイルではなくフランススタイルのゴシック建築を目指した。

ドゥオーモ最後の仕上げ

1402年にヴィスコンティが世を去った時点で、ドゥオーモの半分は完成していたことから、当初の工事は早急かつ順調に進んでいたのが分かる。

しかし、その後、18世紀までの長期にわたり、多くの設計・建築家や技師たちの手で変更や建て増し、そして装飾が加えられ続け、宗教革命や戦争による中断もあり、なかなか完成することがなかった。

1805年、ナポレオンがイタリアを制すると、ファサードを完成させるよう命令し、1813年(または1887年)には一応の完成とされた。最初の一石から500年を経ていた。

しかしその後も、アーチや尖塔の建築は続き、ステンドグラスが新しく嵌め直されるなど、聖堂の細部までが完成したのは、1965年のことだ。

完成したドゥオーモ

Cathedral Duomo3

世界最大規模のゴシック建築と言われ、高さは108m、全長158m、幅93m、145本の尖塔(屋上には135本)、2000体とも3000体ともいわれる彫刻という壮大な構成内容を持つ。

ドゥオーモのシンボルは、もっとも高さのある尖塔の上で黄金色に輝くマドンニーナと呼ばれる金色のマリア像。

この中央尖塔のデザインは公募され、レオナルド・ダ・ヴィンチも応募したが落選した。また、古くは、このマリアよりも高い建物は建てないよう規制されていた。

内部は、ゴシック様式らしく巨大な柱が林立し、アーチ型の天井に追われている巨大な森のイメージだ。

巨大な柱そのものの装飾も凝っていて、細かいレースのような彫刻や、聖人の彫像が見られる。

100本を超える尖塔も、透かし彫りのような細かい装飾も、計算しつくされた配置で全体の姿を美しく整えている。少し離れたところから、ドゥオーモの全体像を見ると、そのバランスの美しさがよくわかる。

ドゥオーモ内の見どころ

Stained glass

聖堂の一番右、南面のステンドグラスは、上部の明り取り窓や人工灯を除けば、石に囲まれて暗い聖堂内に差し込む唯一といってもよい明りだ。

上下に長い長方形を重ねた細長いステンドグラスには、聖書のストーリーが盛り込まれている。天井近くまで高さがあるため、肉眼ではすべてを確認することができない。

キリスト教の歴史を描いた油絵も広く高い壁に飾られ、美術館並みのハイクオリティな芸術品が並んでいる。また、季節によっても展示が変わるらしく、いつ訪れても新しい発見があるようだ。

ドゥオーモの屋上

rooftop

エレベーターか階段でドゥオーモの上へと上がることができる。体力と時間に余裕があるなら、階段でもいいが、エレベーターなら料金は割高だが、時間と労力を節約できる。

屋上へ上がると、下から見上げていた時とは違った彫像たちの姿を間近で見られる。もちろん、ミラノの街も一望のもとだ。

屋上からさらに階段でテラス部分へと上がると、絶好の写真スポットに出る。ネットが張られてはいるが、隙間から撮影可能。

両側を尖塔に囲まれた、斜めになった屋根の上を歩いていくことができるので、高所恐怖症でなければ、楽しい空中散歩を楽しめる。

見学方法と注意事項

午後になると、屋上へ上がるエレベーターが混雑し始める。階段も狭いため、人出の多い時間帯はショートカットにはならない。スムーズな見学には早朝がおすすめ。夕焼けを見たいなら、早めに上がっておこう。

日曜日にはミサが行われるため、内部の見学が制限されることがある。そのほかにも、イベントが行われている時には、大混雑と入場制限がある可能性を考慮しよう。

また、実際に使用されている宗教施設なので、服装チェックもある。ショートパンツ、タンクトップなど、肌の露出が激しいスタイルでは、入場を止められる可能性がある。

ドゥオーモ内の写真撮影は禁止されているが、内部の受付で料金を支払えば許可が取れるとの情報がある。堂々と写真撮影ができるので、現地で確認したい。

イタリア内のドゥオーモ

イタリアの各地でその街を代表する教会堂が建てられている。それがドゥオーモで、街はドゥオーモを中心に広がっているイメージだ。100を軽く超えるドゥオーモがイタリア中で信仰の中心となっている。

よく知られているのは、ミラノのドゥオーモ。イタリアだけでなく、世界的に有名だ。

また、フィレンツェ、モデナ、モンレアーレ、ナポリ、パードヴァ、パルマ、ピサ、シエーナ、ヴェネチアなどのドゥオーモを、観光客たちがよく訪れている。

ドゥオーモ博物館

Museo Del Duomo

王宮(Palazzo Reale)の地上階部分に再オープンしたドゥオーモ博物館「Museo Del Duomo」は、ドゥオーモの宝物館的役割を担う。

ドゥオーモでは遠くからその姿を眺めるばかりの、数百あるといわれる彫像や胸像たちを、間近に見るチャンスだ。

博物館で、天井の高い部屋の壁一面に並べられた聖人たちの彫像を見上げていると、畏敬の念とともに、なにやら、異端審問を受けているような気持がしてきて、ちょっと落ち着かない。それくらいの迫力なのだ。

ドゥオーモ広場

Piazza del Duomo

ドゥオーモ正面にある広場には、イタリア統一の英雄「ヴィットリオ・エマヌエーレ2世」を記念する銅像やショッピングアーケードがある。

ハトとハトのフンとハトおじさんに要注意。エサを買わされ、ハトに襲われ、フンまみれになる可能性がある。

ヴィットリオ・エマヌエーレ2世ガレッリア

Vittorio Emanuele II Galleria

ドゥオーモ広場からスカラ広場へ続くのが「ヴィットリオ・エマヌエーレ2世ガレッリア
」。上品なウィンドーが並び、ちょっと旅行者の足では踏みいれにくい雰囲気。しかし、実際には、それほど敷居の高い店ではない。

ガラス張りの屋根があり、天候に関係なく、ゆっくりとショッピングやカフェでのお茶を楽しめる空間となっている。

旅行者だけでなく、ミラノっ子たちにとってもお気に入りのスポットだ。

ガレッリアは十字型になっていて、その中央交差部の天井には美しいフレスコ画があるので見逃さないように。

サンタンブロージョ教会

Basilica of Sant'Ambrogio

ドゥオーモから徒歩圏内にあり、ミラノでも最古の聖堂といわれる。神聖ローマ帝国の王たちの多くが、この聖堂で戴冠式を行った。

ミラノの守護聖人「聖アンブロジウス」を祀っている。4世紀の献堂だが、改築が繰り返され、現在の姿は11~12世紀のものと考えられている。

ドゥオーモとは対照的なシンプルな外装から、訪れる旅行者は少ないが、内部は古代ローマスタイルの装飾が施され、見どころも多い。

サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会

Santa Maria delle Grazie church

レオナルド・ダ・ヴィンチの最後の晩餐がある、世界遺産にも登録されている教会。こちらにも、ドゥオーモから徒歩で行くことができる。

見学は事前予約が必要だ。

最後に

Cathedral Duomo2

長年、ミラノの中心でホコリや排ガスを吸い続けていたドゥオーモだが、車の規制が行われ、壁面の清掃を経てみると、「ドゥオーモは白かった!」ことが分かった。

宗教施設として、芸術の宝庫として、展望台として、遺跡として、と見どころ満載なので、十分な時間を持って見学したい。

そこを訪れた人しか感じることのできない感動を、写真、動画、そして言葉で表現してみませんか? あなたの旅の話を聞かせてください。

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