知っておきたいチュニジアの最新治安情報と注意したいポイント

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地中海に面し、古くからフェニキア人の都市カルタゴとして栄えてきたチュニジア。美しい自然と数多くの遺跡に恵まれ、ヨーロッパからも近いことから、人気の旅行先として多くの旅行客を抱えていました。

しかし、現在は「アラブの春」の流れから政情が変化し、外国人を狙うテロ事件も発生しています。今回は、チュニジアの最新の治安情報と、注意したいポイントをまとめました。チュニジアに訪れる予定がない方も、ぜひチェックしてみてください。

チュニジア共和国とは?

公用語 アラビア語
首都 チュニス
面積 163,610km2(大体、北海道2個分くらいの大きさです。)
人口 約1,090万人

チュニジアはアフリカ大陸の最北端にあり、地中海を挟んでイタリアの真向かいにあります。古くはフランスの保護領であったチュニジアですが、1956年3月20日に独立。

2011年1月、それまで23年もの間続いていたベンアリ独裁政権が崩壊し現在は民主化の体制を取っています。

チュニジアの治安

不安定な隣国の中で、比較的治安の良い国として知られていたチュニジアですが、近年の治安状況や外国人旅行者ならではの気を付けるべきポイントがあります。状況は常に変化していきますので、ニュースや外務省などの情報をこまめに確認するようにして下さい。

アフリカと聞くとなんとなくそれと結びつけて「治安が悪い」「衛生面で不安がある」などといったイメージが先行してしまいがちですが、地中海に面したチュニジアはビーチリゾート地として世界有数で、その街並みも、アフリカというよりはヨーロッパの都市と同じような感覚で旅行をできます。本来は比較的治安が良い国として知られており、首都チュニスなどには、日本人観光客も安心して旅行が出来る事で有名でした。

しかし観光をする際に注意しなければならない点もいくつかあります。その一つにラマダンと言われるイスラム教徒特有の断食があります。もちろん、イスラム教徒ではない観光客にはこのラマダンと呼ばれる断食が課せられる訳ではありませんが現地のチュニジア人の方が飲食を我慢しているので、配慮をしないとトラブルの元になってしまいます。

注意したい6つのポイント

1. テロ事件

チュニジアはこれまで比較的安全な国として人気の旅行先でしたが、残念ながら2015年3月18日に首都チュニス市郊外のバルド国立博物館において、武装集団によるテロ攻撃が発生。22人が死亡し、うち3人は日本人旅行者という痛ましい事件が発生しました。

またその後も、6月26日にチュニジア沿岸のリゾート地スースにおいて、武装者が高級リゾートホテルを襲撃。27名が犠牲となっています。これらを受けて外務省は、渡航危険レベルを一部引き上げ、注意喚起を行っています。今後も、外国人旅行客が多い観光スポットやリゾート地を含め、チュニジア全域で警戒が必要です。

2. 注意するべき地域

現在アルジェリア・リビアの国境付近や、チュニジア南部は許可なく立ち入り出来なくなっています。また、首都チュニスを含むその他の都市も警戒が必要として注意喚起されています。以下、外務省海外安全ホームページに載っている危険情報です。

・渡航は止めてください(レベル3)
アルジェリア、リビア国境付近を含む南部砂漠地帯の一部及びカスリン県

・不要不急の渡航は止めてください(レベル2)
ジャンドゥーバ県、ケフ県、シディブ・ジッド県、ガフサ県及びドズール県、ケビリ県、タタウィン県、メドニン県の一部とその他の地域(首都チュニス市含む)

3. 女性旅行者

保守的な地域では、女性ひとりもしくは女性だけで旅行すること自体が珍しく、よく思われないこともあります。肌を露出しないなど服装に注意するのはもちろんですが、そのような地域にはなるべくひとりで行かないようにしましょう。

また、男性に対して必要以上に親しくすると、無用な誤解を受けたり性犯罪などの被害に繋がることがあります。親しげに近づいて来られても毅然とした態度で拒否してください。

4. スリ・置き引き

治安の良い日本に暮らし、普段警戒する必要のない日本人の私たちは、隙が多くスリや置き引きの被害に遭いやすいです。観光スポットとその周辺、スークやメディナ、混み合っている電車やバスなどでは特に貴重品の管理に気を付けましょう。

また、人目のつく所でお金やパスポートなどの貴重品を取り出さない、高価なものを身につけないなど、ターゲットにされないように注意することも大切です。
日本でやってしまいがちな、席に荷物を置いたまま離れることも絶対にやめましょう。

5. 両替トラブル

支払われるべき両替金より少額しか払わない両替トラブルが発生しています。お金とレシートを受け取ったら、すぐに両替を行った人の目の前で、金額が正しいか確認するようにしましょう。

6. パスポート(旅券)の紛失

万が一パスポートを無くしてしまったら、すぐに警察に被害届を出し、「盗難・紛失証明書」を作成してもらいましょう。その後、チュニスの日本国大使館で発給の手続きを行います。出国日が迫り発給を待つ時間が無い場合には、「帰国のための渡航書」を申請します。

知っておきたい豆知識

【チップ】

チュニジアにはチップの習慣があります。ホテルやレストラン、タクシーなどでサービスを受けたら、チップを渡すようにしましょう。

チップのめやす金額

ホテルのポーター:0.5ディナール
ルームサービス:1ディナール
カフェ、レストラン:請求額の10%程度
タクシー運転手に荷物を運んでもらったとき:0.5ディナール程度

【喫煙】

チュニジアを含むアラブ諸国では、カフェで水タバコ(シーシャ)を吸いながら歓談する様子がよく見られますが、公共の交通機関や公共施設、病院などは禁煙です。タバコを吸う方は注意して下さい。

【写真撮影】

チュニジアでは、政府や軍、警察関係の施設、空港や鉄道駅、モスク内部は撮影禁止となっています。撮影しているところを見られると、カメラを没収されることもあるので気をつけましょう。

遺跡や博物館では、入場料とは別に撮影料を設けている場所が多いので、必要に応じて撮影料を払います。
また、女性は被写体になることを嫌がることもあるので、声をかけるなど配慮しましょう。

【服装の使い分け】

地中海に面し、美しいビーチリゾートを持つチュニジア。ラフな格好も比較的寛容ですが、場所によって服装をわきまえることを忘れずに。女性はノースリーブやミニスカートなど、肌の露出が多い服装は避けた方が賢明です。

緊急連絡先

  • 警察(Police Secours):197
  • 消防(Protection Civile):198
  • 救急車:190

在チュニジア日本国大使館(Ambassade du Japon en Tunisie)

住所:9, Rue Apollo XI, Cite Mahrajène 1082, TUNIS, TUNISIE

電話番号:(71)791 251、792 363 ※閉館時の緊急連絡先:(98)332 701、363 987

開館時間:8:30~12:30、13:30~17:00(夏期、ラマダン期は変更)

休館日:土曜、日曜、祝祭日

まとめ

いかがでしたか?史跡にビーチリゾート、砂漠の雄大な自然景観。魅力多いチュニジアですが、現在は旅行先としては不安が大きいかもしれません。

今回紹介している情報は、数ある情報の一部分です。仕事などで渡航される方は、十分な情報収集と安全対策をして気を付けて下さい。

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