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「極楽か地獄か?」旅先で中国の伝統医療を試してみた結果

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はじめに

海外を旅している途中での病気やケガ。保険に入っていなければ大慌てだし、たとえしっかりと保険に入っていたとしても不安はぬぐいきれません。だからこそ、出発前には常備薬やエイドグッズをバックパックに忍ばせ、世界各地の医療情報を調べ、保険加入の証明書を抱え万一の連絡先をメモしてから旅に出ます。

そんな多くの旅人が旅先でお世話になるのは、いわゆる「病院」。白衣を着た西洋医と西洋薬、最先端の医療機器が並ぶ場所です。でも、病気やケガを直せるのは西洋医薬だけではありません。

日本に漢方薬局があり、指圧や整体や鍼灸があるように、中国には中医学が存在しています。旅先でのちょっとした疲れや体調不良なら、そんな医療を選択してみてはいかがでしょうか?

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中国における西洋医と中医

台湾や香港を含む中国圏では、西洋医療と並んで中医が人々の健康を守っています。その比重は日本における漢方とは比べ物になりません。特に中国国内では、十分な設備や技術の整った公立病院がまだ少ないため、最先端の西洋医術は一部の富裕層のものです。

では多くの一般人は風邪をひきお腹を壊した時、足をひねり腕の骨にヒビが入った時、どう治療を受けるかというと、中医にかかるのです。

中国では、中医やそれに準じる施術であるマッサージ・針・吸い玉・漢方など、日本人にとっても身近な治療法が広く民間に浸透しています。

日本では医療として認められにくいこれらの分野が、公立病院の中にしっかりと専門科として大きくスペースを取っていることもあり、さらにはどのフロアーよりも混雑していたりもします。もちろん、街角には昔ながらのスタイルの施術所もたくさんあり、多くの人が通っています。

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1. 足裏マッサージ

日本にも一時爆発的に増えた足裏マッサージ店。たかが足の裏と舐めていると、激痛に叫び声をあげることになるというショック療法的な要素もあって、人気となりました。

大きく重たいバックパックを抱えて歩いた後のバックパッカー、肩も腰も張っているはず。そんな時にはまずはお手軽なマッサージに挑戦。ただ、男性ならば何の遠慮もなく上半身裸になって横たわれますが、女性の場合には見知らぬ街の見知らぬマッサージ屋で半裸になるのは勇気のいる行動です。そんな時におすすめなのがこの足裏マッサージです。

タライに張られた漢方湯に足をつけてデトックスと消毒を施したなら、激痛タイムの始まりです。マッサージをしてくれる相手の性別関係なく、指先や手の甲の骨ばったところで、時には木の棒でグリグリと足の裏や指の間を刺激されます。人の足の裏には全身の部位に相応するツボがあるらしく、肩の痛みだろうが腰の痛みだろうが、足の裏だけで治療ができるというのが足マッサージ専門科のセリフです。痛みを感じるところが悪いところ。そこをもみほぐせば健康になるというわけ。

実際に施術を受ける時には、観光客が並んでいる店よりも、地元の人が入る予約制の店の方が腕の立つマッサージ師にあたる確率が高いでしょう。宿泊先のホテルで案内を受けると契約しているマッサージショップを紹介されてしまいます。それよりも、スタッフなどに本人の通っている店を紹介してもらうのがおすすめです。

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2. 針

日本でも受けられますが、日本で行われる針治療の大半が細く短めの針を使った体の比較的表面に打つ治療です。トントンっと軽く指で押す程度なので、体感的にはチクっだけで済みます。

これが本場で受けるとびっくり! 「体を貫通してしまうのでは?」とおののいてしまうような長さ、「これを刺し込んだら穴が開く!」と恐れずにはいられない太さの針が登場することもあります。

特にぎっくり腰などの骨や脊髄が関係する症状の場合には、背骨まで到達する長さの針が必要になります。これは実際に体験済みなのですが、その長く太い針をグイグイと体に刺した後、なんと針師はそれをグリグリと回してねじ込みながら周囲の神経を刺激します。「痛くなるよ~」と声をかけられ、それなりの覚悟はしていたものの、「アイヤ~!」と声を出さなければ耐えられない激痛です。

施術後に普通の筋肉のコリ治療に使う針と見比べてみましたが、長さ太さともに倍以上。ただ、行きは人の手にすがった老人のようにヨボヨボだったのが約1時間の治療後にはゆっくりながら一人で直立歩行できるようまで驚くほど回復していたので、効果は抜群です。

体に直接針を刺すという行為である以上、場所と人は選びましょう。必ず「中医」の証書を置いている場所でその証書の名前の人から治療を受けること。針が使い捨てであることなどを確認するのはマストです。さらにできれば、監視していてくれる付き人がいることが望ましいでしょう。

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3. 吸い玉

日本ではあまり見かけない吸い玉という治療法。中国では数千年の歴史を持つ立派な医療です。丸い透明のカップを筋肉に沿って並べ、皮膚に密着させて皮膚ごと吸い上げます。

ガラスコップで作る大きなキスマークのような施術法ですが、皮膚や筋肉に適度な刺激を与えることで、体内に滞っている老廃物の流れをよくしてくれます。カップが密着している部分だけでなく、実際にジワジワと体全体が温まり、不思議なことに途中からトイレに行きたくなります。

カップ内外の温度差を利用するシンプルかつ軽い吸い上げのものもあれば、機械を使ってより強く吸い上げるものもありますが、背中やお腹、足などに丸く赤い跡がくっきり残ってしまうのだけはいただけません。中国圏でも年配の方に人気のある治療法ですし、どちらかというと男性向けでしょうか。

女性が受ける場合には、半裸を覚悟すること、巨大なキスマークを覚悟することが必須条件です。吸い玉の時間を短くしてもらうと、痕が消えやすくなりますが、効果も落ちてしまいます。

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4. 漢方ではなく生薬

日本の漢方を中国医学(中医)だと思っている人が多いようですが、実は別物。もちろん、元の元をただせば、同じように自然の生薬を利用した治療法ですが、古い時代に中国から日本へと伝わったこの治療法は日本独自の進化を遂げた結果漢方となったのです。

そのため、日本で漢方として売られている薬はかならずしも中国では手に入りません。逆に、中国で使用されている生薬もまた日本では手に入れにくいのです。

日本でも代替治療として注目を浴びる漢方ですが、本場中国では当たり前のように生活に浸透しています。年配の両親や祖父母などと同居している家庭であれば、確実に生薬を煮込むための土瓶が1つはあります。そして、定期的に鼻が曲がり目に染みるような生薬を煮詰めるニオイを辺りに漂わせます。

街角の中医のいる薬局では、症状を問診した後、患部に直接触れたり見たりしてから、生薬を組み合わせていきます。店で煮込んでくれる場合もあれば、乾燥した未確認物体の入ったビニール袋を持たされて終わりの場合もありますが、生薬は30分程度煮込んで濃く煮詰まったものをコップ1杯程度1日1~3回飲むのが通常です。

味はどれも美味しいものではありませんが、慣れれば飲み干せないこともありません。経験した範囲では、胃腸関連の悩みによく効いた気がします。ただ、生薬だから西洋薬と一緒に使えるという考えは誤り。生薬も漢方も立派な薬。組み合わせる時には医師の判断を仰ぐ必要があります。

また、軽い副作用が出ることがあるので、生薬を配合してもらう際には十分な説明をしてくれる中医を選ぶことも大切です。言語の壁は漢字という共通語である程度カバーできるはずです。

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まとめとして

ここでは中国に絞り込んでご紹介しましたが中国系住民のいる地域であれば、中医は必ず存在しています。ほとんど世界中です。

また、世界にはまだ三大伝統医学と呼ばれるインドとギリシャの療法、ネイティブアメリカンやアフリカンたちのシャーマニズム的な治療など、さまざまな形の民間・ローカル治療法があります。

西洋医療とこれらの伝統医療は、どちらが優れているとか劣っているとか比較するものではなく、それこそTPOに合わせて選ぶことができる消費者・受診者にとってありがたい選択肢だと考えておくと、旅先での体調不良時に頼れる存在となってくれるかもしれません。

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