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ウシュアイア周辺観光をしてみた感想と見どころ紹介

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南極に一番近い場所~ウシュアイア(Ushuaia)/アルゼンチン

「一番」という言葉はそれがどんな分野であっても、人の心をくすぐる。

ウシュアイアは、地球上の人が暮らす世界の中で一番南に位置する「最南端」の地だ。

古代からの歴史があるわけでも、素晴らしい建造物があるわけでもないが、人は「一番南」という言葉に惹かれてこの地に向かってくる。

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ウシュアイアとは

ウシュアイアは、「端っこの湾」を意味する。

南米には「南の最果ての地」を自称する自治体が複数あり、それぞれに我こそはと理由を掲げてはいるが、一定の人口や規模を持つ市であり、南極に十分近いという条件を満たすのがウシュアイアである。

ウシュアイアは南極観光の足掛かりとして利用されることで観光客を呼び寄せ、街を潤わせている。

最南端という言葉は、なんとなく温かさをイメージさせるが、ウシュアイアは夏でもダウンジャケットや帽子が必要な極寒の地だ。

フエゴ島

ウシュアイアという市が属するのがフエゴ島だ。

南米大陸の南端は島々がひしめき合うようにして形作られている。これらの諸島は「ティエラ・デル・フエゴ」と呼ばれ、「火の土地」を意味している。この名は、その昔この地の先住民たちの焚く火が島のあちこちに見えていたことに由来するらしい。南極まで1000kmの夏でも寒いこの地で、半裸で暮らしていたという先住民は、常に大きな焚火をあちこちに作っていたのだという。

フエゴ島はその位置と孤島であることから、20世紀前半には凶悪犯の流刑地となっていた歴史も持つ。囚人たちは脱走することもできず、山の木を伐りおろして街を造っていき、現在のような都市の発展の基礎を造った。

もっとも現在は、南極観光の拠点として知られるようになり、フエゴ島には飛行機も降りれば、橋も架けられている。

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ビーグル水道

アルゼンチンとチリの国境であり、大西洋と太平洋をつなぐ水路でもあるのが「ビーグル水道」だ。この名は発見者の乗っていた海軍船ビーグル号にちなむ。

南極海沿岸に生息するペンギンやオタリアなどの観測地として、また、氷河が作りだした激しい地形を海から眺める絶好のポイントとしてクルージングツアーが多数出ている。

その中でも「地球の果て巡り遊覧船」や、カタマランでビーグル水道を遊覧するコースが人気。季節によってはヨットを利用したり、島に上陸して農場見学できるツアーも出ている。強風の吹き荒れる地域だけに、クルージングはなかなか迫力のあるものとなることも多い。

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マルティージョ島

ビーグル水道内の小さな島だが、2000年頃からマゼランペンギンの営巣地ができ、さらにジェンツーペンギンとキングペンギンが加わり、ペンギンの営巣地として知られるようになった。

10月~3月にはヨチヨチと歩くペンギンたちの姿を間近で観察することができるとして人気スポットとなっている。

ビーグル水道をクルーズするツアーの中には、船上から観察するものと、上陸して観察するものの両方がある。

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ティエラ・デル・フエゴ国立公園と世界の果て号

ウシュアイアの西10キロ弱のところにある駅からティエラ・デル・フエゴ国立公園までは「世界の果て号」と呼ばれる蒸気機関車が走っている。

今では観光列車となっている「世界の果て号」だが、実はこの地の流刑囚たちが切り出した木を、山から街へと下ろすために敷設されたという歴史を持つ。狭い軌道を走る小さめの車体は、厳しく雄大な自然の中でまるでミニチュアのようだ。

国立公園内では、海・山・湖という三種の自然と、そこに生息する動物たちを観察し、先住民たちの生活を再現した村なども体験できる。

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エスメラルダ湖

エメラルド色に静かにたたずむ様子から「エスメラルダ」と呼ばれる美しい湖は、トレッキングで数時間歩いてようやく訪れることができる。途中湿地帯を抜けるため、長靴は必須だ。熱帯とはまた違った深く湿って暗い森を抜け、川の冷気を浴びながら歩いてようやく到着する。

景色の素晴らしさに感動し、ビーバーのダム造りを覗く以外に、地面から湧きあがってくるヒンヤリとした空気で、体の隅々まで洗われる清々しさを体感できる。

時間こそかかるものの難しいコースではないので、是非歩いてみたい。

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ホーン岬

フエゴ島最南端にある「ホーン岬」は断崖絶壁。その高さは424mもある。昔から強風と激しい海流の影響で、航海の難所として知られてきた。

ホーン岬は現実的に陸路からのアプローチが不可能なので、クルーズを利用して海上から眺めることになる。ウシュアイアからチリのアレナレスまでを9月から4月の間運航しているクルーズが唯一の手段だ。

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南極へ

ブエノスアイレスまでは3000km。南極までは1000km。

ウシュアイアがいかに南極に近いかはこの数字で分かる。ウシュアイアは南極大陸へのツアーの出発地となっていて、11月から3月の夏季限定で、少数のクルージングツアーが催行される。

ホーン岬や氷河観光などを組み合わせた数日から1週間程度のツアーがあり、どれも人気が高いため要予約。フエゴ島周辺をクルーズする数時間のクルーズは多数あり、当日でも参加可能だが、南極方面への宿泊クルーズの場合は、現地入りしてからではなかなか参加できない。

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プレシディオと世界の果て博物館

ウシュアイア市内観光もお忘れなく。

ピアに面した家々はカラフルに塗られているが、これは漁師たちが船に塗ったペンキの残りを自宅の壁に塗って無事に帰ることを祈り、目印にもしたのが始まりらしい。また、多くの家の屋根がトタンなのは、厳しい寒さと湿度と雪に対抗するためだという。

市内には、周辺の観光ツアーを扱う大小の旅行代理店や土産物屋が並び、気候のせいかアウトドア用品店も多い。

また、観光的な見どころである「プレシディオ」は、閉鎖された監獄で、近代ウシュアイアの歴史について学ぶことができる。その隣には「船舶博物館」もある。さらには「世界の果て博物館」でフエゴ島の先住民を紹介する展示を見学できる。

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訪れるなら

南半球の夏にあたる9月から4月頃がウシュアイアのハイシーズンとなる。多くのツアーやクルーズはこの時期限定だ。

真冬のウシュアイアは、夏の冷涼さから想像されるほどは寒くないが、風と雨の影響で海も山も荒れることが多いため、観光にはあまり向かない。スキーが目的ならば冬もアリだが、南極観光が目的であれば、やはり夏を狙いたい。

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日本人宿

ウシュアイアには、日本人の経営する宿があり、年間数百人の日本人が訪れている。

アルゼンチンに移り住んで50年以上の女性が経営するその宿は「上野亭」と呼ばれ、たとえそこに宿泊しなくても、ウシュアイアを訪れるすべての日本人の心の拠り所となっている。

少し街の中心から離れているものの、だからこそゆっくりと自然を味わえるという声も多い。

ここでは、遠く離れたほとんど地球の裏側で日本人と語らい日本語のテレビを観て日本食を味わうことができると、日本を離れて世界中を旅する人たちがしばし羽を休めている。

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最後に

ウシュアイアは、ブエノスアイレスから3000km以上あり、飛行機でも3時間半かかる。南とはいっても南過ぎるため、決して南国のような温かさも明るさもない。それでも、人はこの地を目指す。ただ、「最南端」を目にし、足で到達するためにだ。

厳しい気候は激しくも美しい自然を作り出し、そして守ってきた。飛行機や大型船舶という最新技術のおかげで、その自然の一部をつまみ食いしに行くことができるわけだ。

命がけでホーン岬を通過した先人たちに比べ、気軽に訪れることができる幸運を噛みしめたい。

そこを訪れた人しか感じることのできない感動を、写真、動画、そして言葉で表現してみませんか? あなたの旅の話を聞かせてください。

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