Vienna State Opera2

ウィーン国立歌劇場(オペラ座)でオペラを観劇してみた感想

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Vienna State Opera2

Vienna State Opera

ウィーン国立歌劇場(オペラ座)

近現代ドイツの文化を代表する建造物「ウィーン国立歌劇場」は、ウィーンオペラ座とも呼ばれ、クラシック愛好家たちの憧れの地である。

世界最高峰の歌劇場には世界中から観劇に、見学にと多くの人々が訪れている。

また、日本公演も行い、知名度の高いウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の母体である、ウィーン国立歌劇場管弦楽団を抱える劇場でもある。

歴史的な古さはないが、重厚で荘厳なその姿と落ち着いた美しさを見せる内装とは、劇場という箱としての存在だけでなく、建造物としての価値もあるといえる。

ハプスブルグ君主国の影響

ウィーン国立歌劇場のあるウィーンは、ハプスブルグ君主国の首都だった。ハプスブルグ君主国は、北イタリアからオーストリア・ドイツを含む広い地域を支配していた。そのため、歌劇場は、イタリア・ドイツ双方のオペラの中心として建てられた。

ウィーンの名を冠してはいるが、国際的なスタンスを持つ歌劇場として、常に世界のオペラ界をリードしてきたのだ。

ウィーン帝立・王立宮廷歌劇場として

1863年に着工され1869年に竣工した歌劇場は、1920年まで「ウィーン帝立・王立宮廷歌劇場」と呼ばれた。

ハプスブルグ王朝末期の繁栄をもたらしたといわれる「フランツ・ヨーゼフ1世」は、68年に及ぶ長い在位期間中、オーストリアとハンガリーの君主として政治的手腕をふるった。

文化面・経済面では、ウィーン市内を囲んでいた城壁を撤去し、リング通りと呼ばれる環状線を引くなどの都市計画を実施した。その一環として、ウィーン市役所、ブルク劇場とともにウィーン帝立・王立宮廷歌劇場の建設も計画されたのだ。

建設にまつわる逸話

フランツ・ヨーゼフ1世による都市計画に沿って進められた設計プロジェクトは、募集された85件の中から選ばれた、エドゥアルト・ファン・デア・ニルとアウグスト・シカート・フォン・ジッカルツブルクの共作による、ネオ・ルネッサンス様式の設計案が採用された。

客席数2324の大劇場は、モーツァルトの「ドン・ジョバンニ」でこけら落としを行ったが、一部からその建築を酷評され、設計を担当した二人は自殺・憤死したといわれている。

有名総監督たちの影響

Gustav Mahler

初期に劇場の総監督を務めた世界的指揮者のグスタフ・マーラーは、舞台デザインのモダン化や若手歌手の育成・登用に力を入れた。その結果、現代のスタイルに近いオペラや劇場が作られていった。

その後も、リヒャルト・シュトラウス、ヘルベルト・フォン・カラヤンらが総監督を、ハンス・リヒターや日本の小澤征爾などの世界的権威が音楽監督を務めている。

歴代の総監督たちは、新旧をバランスよく取り入れ、国立劇場にふさわしいレパートリーを完成させていった。

戦禍の影響

第二次世界大戦中には、連合軍の爆撃により、フレスコ画で有名なホワイエと正面玄関などを除いた大半を焼失。120作以上のオペラで使われる舞台装置や道具類も燃えてしまった。

国立歌劇場は1955年まで、ウィーン・フォルクオーバーとアン・デア・ウィーン劇場を仮拠点として活動を続けた。

ほぼ全面改修となったウィーン国立歌劇場だが、元の優雅な姿を取り戻している。

オペラの移り変わり

帝都ウィーンを代表する文化施設としての役割を担ったウィーン国立歌劇場は、精力的な上演活動を続け、世界のオペラの中心的存在となった。

イタリア・ドイツ両国のオペラを上演し続けてきたウィーン国立歌劇場だが、その上演は契約歌手によるドイツ語公演だった。

しかし、カラヤンの時代に、客演歌手による原語上演が取り入れられ、その後はこのスタイルが固定していった。イタリアオペラには、イタリア人スター歌手が客演として呼ばれるというわけだ。

また、上演スタイルも重々しい古い伝統的な舞台装置を廃し、モダンで簡素なものへと置き換えられていった。

ウィーン国立歌劇場管弦楽団(ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団)

Vienna State Opera Orchestra

ウィーン国立歌劇場には、専属のオーケストラ「ウィーン国立歌劇場管弦楽団」が存在する。この楽団は、世界でも3本の指に入るといわれる「ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団」の母体である。歌劇場管弦楽団員のうち、入団を認められた者だけで編成される。

劇場でのオペラ公演での演奏がメインではあるが、コンサート活動も精力的に行っている。日本でもよく知られている管弦楽団である。

第二次世界大戦後は、ナチス党員の楽員の半数以上が退団。指揮者たちの多くもナチスへの協力疑惑で活動を停止されていたため、楽団の活動も困難を極めていたという。戦後徐々に世界的リーダー楽団としての地位を回復し、諸外国へのツアーも再開された。

また、ハプスブルグ帝国地域出身の男性のみに限定されていた楽員メンバー資格についても、21世紀間近になって、広く世界中から、そして女性楽員も参加するようになった。

オペラ観劇

Vienna State Opera3

1年の300日はオペラやバレエが上演されているウィーン国立歌劇場。オペラやバレエが好きな人もそうでない人も、余裕があれば是非本場の芸術を味わいたい。

チケットは日本国内のプレイガイド、各種ウェブチケット販売サイト、ウィーンで宿泊しているホテルのコンシェルジュ、さらには劇場でも購入できる。

細かい座席指定を行いたいなら、劇場がもっともおすすめ。日本のプレイガイドでは良い席だが高価な席がほとんど。

後部の安い学生席や立ち見席はカジュアルで十分だが、高い席を取れば取るほど、ドレスコードが気になる。すべての観客がドレスアップしているわけではないが、他劇場に比べてもその率は高い。せめてスラックスとネクタイ、ワンピースくらいの服装で出掛けたい。

座席が残っていれば当日券もあり、また満席でも、立ち見席が販売されることが多い。当日の開演1時間半くらい前から販売されるが、確実にチケットを取りたければできるだけ早くに並ぶ。それが唯一のコツ。また、一人一枚限定なので、仲間の分のまとめ買いはできない。

立ち見席はいずれも格安だが、ランクがあり、早めに並び、さらに早めに入場口に並ぶ。会場とともに飛び込んで頑張れば、人の頭が気にならない、寄りかかれる手すりのある位置をキープできる可能性も高い。

見どころ「ガイドツアー」

Guided tours

ウィーン国立歌劇場のもっとも有名で一般的な楽しみ方の一つがガイドツアー。夜はオペラなどが上演されるため、ガイドツアーは日中となる。40分程度。

予約は不要。ウェブでツアーの時間を確認したら、その時間までにオペラ座へ向かい、窓口で入場料金を支払う。これに多少並ぶ可能性があるので、早めに行こう。チケットを買ったら、言語別のプラカードが立っているので、目的の言語の下に集まる。

観劇としてはおそらく入れないだろうロイヤルボックスからステージを眺めたり、舞台裏の準備風景を覗いたりできる。また、夜の公演時にはじっくりと見ている時間のなさそうな内部装飾の数々も、ガイドつきで堪能するチャンスだ。個人での自由見学はできない。

楽しみ方いろいろ

歌劇場に入る前には、ルネサンス様式ファサードの2階建ての柱廊や馬にまたがった女神の像を見上げてみよう。また、内部へと続く中央階段の欄干には、大理石の立像7体が並ぶ。天井画の「賞賛と認識」も見逃せない。

さらには、「皇室サロン」と呼ばれる、かつて皇帝たちが優雅にお茶を楽しんだ金色の広間も見学できる。現在は、一般にも貸し出されているらしい。

舞台と観客席の間を仕切る幕は防火の意味をもつ鉄製のカーテン。このカーテンの絵は毎シーズン毎に世界の有名アーティストによってデザインされたものが貼り付けられている。

季節によっては、劇場横のヘルベルト・フォン・カラヤン広場の巨大スクリーンを使った公演のライブ中継が行われ、無料で楽しめる。

公認ショップ

Souvenir

豊富なCDやDVDはクラシックファンを釘付け。楽譜などの専門グッズだけでなく、Tシャツやバッグなどのお土産もある。

ウィーン国立歌劇場博物館

Vienna State Opera Museum

オペラハウスの歴史を紹介するこの博物館では、歴史を物語る衣装やチラシなどの資料や、監督たち、歌手たちの紹介など、オペラと劇場に関する資料が豊富に展示されている。

ガイドツアーやオペラ観劇の前に見学して予習しておくのにちょうどいい。

年に一度の晴れ舞台「オペラ座舞踏会」

Opera Ball

世界でもっとも有名でもっとも憧れる「オペラ座舞踏会」が、毎年の舞踏会シーズンのメインイベントとして歌劇場で行われている。世界中から貴賓や著名人らが集まる華やかな祭典だ。

チケットには大きく分けて、参加のためのものと、見学のためのものとがある。ファックスまたは郵便でのみ受け付けている。

また、デビュッタントとしての資格(17歳以上24歳以下の優秀な踊り手で未参加など)を満たしていれば、舞踏会のハイライトである、若い男女ペアによる集団ワルツに参加できる可能性もある。こちらは、参加費用だけでなく、リハーサルや実技披露への参加も必要となる場合がある、本格的なものだ。

ウィーンスタイルの左回りのワルツをマスターしてから申し込もう。

最後に

「ガイドツアー」がツアーに組み込まれていることが多く、日本人も訪れることも多いウィーン国立歌劇場だが、実際にオペラやバレエを観劇してくる人は多くないようだ。

建物自体ももちろん素晴らしいが、やはり本場の音を耳で、表現を目で味わいたい。シーズン中はほぼ毎日なにかしらの公演が行われているうえ、当日券もある。

これまで、クラシックに縁がなかった人でも、新たな魅力を感じ取れる可能性は高い。旅先だけに、そんなチャレンジもまた楽しいのではないだろうか。

そこを訪れた人しか感じることのできない感動を、写真、動画、そして言葉で表現してみませんか? あなたの旅の話を聞かせてください。

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