City of Cuzco2

インカの首都クスコ市街を歩いてみた感想と写真集

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City of Cuzco

City of Cuzco2

太陽の帝国インカの首都 クスコ市街

クスコ市街(City of Cuzco)は、ペルーの南東部、アンデス山脈のなかに位置するユネスコ世界遺産です。1983年に文化遺産として登録されました。

この地はかつてインカ帝国(正式名称:タワンティン・スウユ)があった場所であり、クスコ市街はインカ文明の貴重な遺跡を残している街となっています。
現在もペルー有数の都市であるクスコですが、この地名はもともとケチュア語で「へそ」という意味です。そう、まさしくクスコは、インカ帝国の首都であり、文化の中心部だったというわけです。

インカ帝国の遺跡というとマチュ・ピチュを先に想像する人も多いかもしれませんが、実はクスコこそが最もインカ文明を象徴する都市なのです。
世界遺産への登録も、クスコ市街とマチュ・ピチュは同時になされています(いずれもペルー初の世界遺産)。
この2つの世界遺産はペルー南部鉄道でつながれており、アクセスが容易ですので、インカ帝国の遺構をまとめて観光するのもオススメです。

インカ帝国の繁栄とクスコの位置づけ

クスコがインカ帝国の首都だったのは、西暦1200年から1532年までの約330年間です。
伝承によれば、クスコはインカ皇帝パチャクテクによって建設されたとされています。活気のない貧しい街だったクスコを、インカの力によって豊かな文化をもつ街に変えたのだということです。

もっとも実際には、インカ人が占拠する以前からクスコは導水設備や道路の整った有機的都市だったことがわかっているのですが、古代文明の伝承にケチをつけるのも野暮というものです。
パチャクテクはクスコの完成された都市計画を参考に、帝国内の各都市にも同じように適用していきます。「太陽の帝国」と呼ばれるインカ帝国はこうして生まれたのでした。

インカが強大な中央集権国家であったことも考古学的にわかっています。
国内の各都市の指導者たちは、自分たちの任されている領地とはべつに必ずクスコにも家を建て、毎年一定期間をクスコで過ごさなければなりませんでした。江戸時代の日本でいう参勤交代のような制度が敷かれていたわけですね。
この点だけをとっても、クスコがいかにインカ帝国において重要な都市であったのかが窺い知れるのではないでしょうか。

スペイン文化の融合と崩壊

しかし残念ながら、現在のクスコ市街は、かつての絶頂期とはまったく異なる姿になってしまっています。

300年以上も栄えたインカ帝国でしたが、滅亡は一瞬でした。
11代皇帝であったワイナ・カパックが1527年に伝染病で死亡すると、後継者争いが起きてインカ帝国は内戦状態となります。その結果、息子であったアタワルパが1532年に勝利を収めることになるのですが、彼の天下は長くつづきませんでした。

わずか19か月後、スペイン人フランシスコ・ピサロによってインカ帝国は征服されてしまいます。この侵略は実に凄惨なもので、非武装のインカ人たちはわずか2時間のうちに7,000人も殺害されたのだとされています。
そしてスペイン人の植民地となったインカは、なにもかもを破壊されてしまいました。寺院も宮殿も、インカ文明のものは壊され、その土台のうえにスペイン様式の建造物が建てられていったのです。

結果としてクスコの建造物は、インカの古来からの建築技術とスペインからの影響が奇妙に融合した、ほかに類を見ない独特のものばかりとなったわけです。
その街並みは、「スペインよりスペインらしい」とまでいわれるほどです。

ところが1650年と1950年、2度にわたりペルーを巨大な地震が襲いました。この影響でスペインの建造物は多くが崩壊してしまいます。それでも、その土台であったインカ帝国の石組みだけは地震に耐えたのです。
これによって、図らずもクスコ市街はインカ文明の香りを再び取り戻すこととなったのでした。

クスコ市街のおもな見どころ

【アルマス広場】

Plaza de Almaz

クスコ市街といえば、まず行くべきなのがアルマス広場(Plaza de Almaz)です。旧市街の中心部であり、観光のメインスポットでもありますので、市民よりも観光客の姿のほうが多く見られるほどです。

この広場は、もともとインカ時代には聖なる地であったビラコチャ神殿があった場所でした。その後スペイン人によって大聖堂へと建て直されたわけですが、その前面のスペースが広場となっているのです。
また、大聖堂から通りを挟んだところにはラ・コンパニーア・デ・ヘスス教会もあり、こちらもインカとスペインの様式が融合した建築となっています。

広場の中心には大きな噴水があったり、きれいな花壇があったりと、ヨーロッパ風の公園としてよく整備されています。散策するだけでも景色を楽しむことができますね。

非常に開けた空間ですので、アルマス広場からは2つの教会以外にも多くのスペイン風建築を眺めることができます。
しかしそれらは純粋なスペインの建築物とはやはり微妙に趣が異なっており、まさしくインカの香りを五感で感じ取れる場所だといえるでしょう。

【12角の石】

Piedra de doce anglos

12角の石(Piedra de doce anglos)は、その名のとおり、12個の角をもった大きな石です。
大聖堂の裏手、ハトゥン・ルミヨック通り沿いに位置している石組みの一部分なのですが、細い道のなかでこの1か所だけに人だかりができていますから、どれが12角の石なのかはすぐにわかるだろうと思います。

しかしこの石、知らない人から見れば単なるただの石にすぎなせん。ところがこれがクスコ市街でも有数の観光スポットとなっているのです。

というのも、これこそがインカ帝国の建築技術の高さの証拠となっているからです。石と石とが精巧に組み合わされたインカ特有の石組みは、「カミソリの刃も通さない」とさえ言われていますが、事実、この12角の石の周囲にはまったく隙間がありません。

【サント・ドミンゴ教会】

Iglesia de Santo Domingo

サント・ドミンゴ教会(Iglesia de Santo Domingo)は、インカ帝国時代に太陽の神殿があった跡地に建てられた教会です。
この神殿は政治と宗教の中心であり、インカ人にとっての心の拠り所だったといえます。また、金をふんだんに用いて造られた神殿だったことでも有名で、かつては黄金に光り輝いていたそうです。

しかしこちらも、スペイン人によって侵略された際に金を全部持ち去られ、最後には破壊されました。現在は石組みだけにインカの技術が残されています。

それでも、太陽の神殿がインカの民にとって特別な場所であったことに変わりはなく、この教会の石組みもインカ帝国の香りを強く残す造形物なのだといえるでしょう。

【サクサイワマン】

Saksaq Waman

サクサイワマン(Saksaq Waman)は、クスコ市の北側に位置する遺跡です。小高い場所に無数の石が組まれたこの遺跡も、やはりインカ帝国の建築技術の高さを現代に物語っています。

また、サクサイワマンの石組みは単なる土台の役割を越えて、そのデザイン性の高さでも人気です。ヘビやカモ、リャマといった動物をかたどった石組みは現在でも見ることが可能です。
城砦であったという説や宗教施設であったという説など、この建造物の用途は諸説あるのですが、現在も謎のまま確定はしていません。

小高い場所にあるので、旧市街を一望できるのも魅力のひとつでしょう。

クスコ市街へのアクセス

クスコ市街を訪れようとする場合は、まずペルーの首都であるリマに入るのが一般的です。
日本からはペルーへの直行便はありませんから、アメリカないしメキシコを経由してリマへ入ることになります。

リマからクスコまでの移動は、飛行機であればたった1時間程度で到着することができます。
バスもありますが、こちらは20時間以上の長旅となりますので、あえて土地の空気にふれながらゆっくり移動したいという人以外にはオススメできません。

ただし気をつけたいのは、クスコがアンデス山脈中にある街だという点です。標高は約3,500メートルと、非常に高地です。低地にあるリマからの直接の移動となると高山病になるおそれもあります。
スケジュールに余裕があるのであれば、途中で世界遺産のアレキパ歴史地区(標高2,300メートル)を経由するようにすると、高地に順応してからクスコに入ることができるでしょう。

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