世界最古の町・サヌア旧市街を歩いてみた感想と写真集

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世界最古の町・サヌア旧市街

サヌア旧市街(Old City of Sana’a)は、アラビア半島の南西、イエメンにある世界遺産です(1986年登録、文化遺産)。

サヌアは現在もイエメンの首都ですが、古来より人類が住んでいたことで知られ、「世界最古の町」だとされています。その伝説は神話の世界にまでおよび、ノアの息子であるセムによって創建された町だと伝えられています。
確実な記録に残っている範囲では、紀元前10世紀ごろの時点でシバ王国の都市としてすでに栄えていたことがわかっています。

マアリブと紅海とを結ぶ地点だという立地もあって、サヌアは紀元前から重要な町として繁栄を続けてきました。
長い歴史のなかで国家体制はたびたび変わってきましたが、サヌアの町としての重要性はいつの時代も揺るぎませんでした。ユダヤ教王朝であったヒムヤル王国の最後の都であったほか、アクスム王国の総督府が置かれたり、カリフ制国家の支配下に入ったり、オスマン帝国の支配下に2度入ったりなど、大きな政変があっても、サヌアは常に中心都市であり続けました。

今も残されている旧市街地は、昔の建造物や石畳をそのままに、城壁にぐるりと囲まれた街並みで、まるで中世にタイムスリップしたかのような感覚を味わうことができるでしょう。

街は一面セピア色 イエメン建築の街並み

サヌアの中心部と旧市街との境界線は、バーバールヤマンと呼ばれる古い城門です。このゲートをくぐった瞬間に、21世紀の街並みが1,000年以上昔の風景へと様変わりします。
あまりにもゲートの内外で街並みが違いますから、テーマパークに訪れているような気分になる人もいるかもしれませんね。

サヌア旧市街の最大の特徴は、見わたす限りのイエメン建築です。エキゾチックで、けれどどことなくヨーロッパの香りも漂う装飾性豊かな建造物は、ほかにはなかなか類を見ないものとなっています。独特の幾何学的な装飾は、「お菓子のような家」などと表現されたりもします。
典型的なイエメン建築では、いずれも6,7階建ての茶色い石造りか日干しレンガ造りの建物で、窓の周囲が白い漆喰で縁取られています。また、窓の上部には半円状のステンドグラスの装飾がなされます。

旧市街にある建物は、モスクや浴場にいたるまでほとんどがこのイエメン建築ですので、街はほぼ一色に染め上げられています。そのセピア色の光景もまた、タイムスリップ感を増幅させることでしょう。

さまざまな顔を見せるサヌア旧市街

このように、サヌア旧市街は似たような建物ばかりなうえに、道も非常に狭いため、歩いているとまるで迷路のようにも感じられます。階層の高い建物が多いので路地に落ちる影も大きく、それがまたいっそう異郷の迷路といった趣を駆り立てます。
そうしてぐるぐると同じ場所を回るのも旅の醍醐味のひとつでしょう。

あるいは、少し高い建物の屋上に上ってみるというのもよいでしょう。旧市街を一望すると、本当に同じような建物ばかりがずらりとひしめいている様が目に飛び込んできます。地上から見るのとはまた違った旧市街の美しさを味わえますね。

また、夜景も見逃すことはできません。
日が暮れて街中の街灯が灯りはじめると、昼間とは違った美しさが顔を見せます。電飾の夜景とは違った、暖かみのあるどこか懐かしい景色は、まるでおとぎ話の世界のように幻想的です。
街が生き物のようにさまざまな表情をもって感じられるというのも、長い歴史をもった旧市街ならではのことかもしれませんね。

ほか、みどころとしてはスーク(市場)を挙げることができます。バーバルヤマンから旧市街の中心部にかけて、小さな店がひしめきあっており、いつも賑わっています。土産物から必需品まで、大概のものはここで揃えることができますので、旅行者にとっても便利です。
異国の市場というのはただ見るだけでも楽しめるものですから、飽きることはないでしょう。

ちなみに、サヌアは世界各国の首都のなかでも最も標高が高い(約2,300メートル)という特徴ももっています。
そのため、年間を通じて過ごしやすく、気候も安定していますので、季節を選ばずに観光を楽しむことができるでしょう。

旧市街の周辺にもみどころは盛りだくさん

せっかくイエメンを訪れるからには、サヌアのほかにも訪れておきたいスポットが周辺にいくつかあります。
ここでは、オススメのスポットを少しだけ紹介しておきましょう。

【スーラ】

スーラ(Thula)は、サヌアの北西50キロメートルほどの距離に位置する町です。
ユネスコ世界遺産の暫定リストに登録されており、こちらも古いイエメン建築が魅力的です。その地形は断崖絶壁の要塞といった趣で、サヌアがオスマン帝国の支配下に入っていた時代にも独立を保ったほどです。

城壁、モスク、宮殿、サウナなどなど、9世紀ごろから発展した町全体がきれいなまま保存されており、ぜひとも自分の足で歩いてみたいと思うような街並みになっています。

【バイトバウス】

サヌアにほど近いところに位置する旧ユダヤ人町が、バイトバウスです。
岩山のうえに建てられた石造りの街並みは、ともすればコンピューター・グラフィックのように思えてしまうほど、幻想的です。

現在はわずかな人々が暮らすだけで、ほぼ廃虚のようになっていますが、1950年代まではこの地でユダヤ人たちが精緻な工芸品や銀細工などを作っていました。町のなかにある石橋は、見晴らしのよい場所として地元でも有名です。

【ハババ】

ハババ(Hababa)はスーラのそばにある小さな町で、みどころは古い貯水池ぐらいです。しかしこの貯水池が非常に美しいのです。

苔生した貯水池は鮮やかなエメラルド・グリーンに染まっており、それが周囲を取り囲むイエメン建築の茶色い建築物によく映えます。思わず息を飲んでしまう街並みはまるで絵画のようで、何時間でも眺めていられるでしょう。

【ダル・アル・ハジャール】

「ロックパレス」の通称でも知られるダル・アル・ハジャール(Dar al-Hajar)は、大きな岩のうえに建てられた宮殿です。
もともとは1930年代に、当時のイエメンの統治者であったイマーム・ヤフヤーが別荘として建てたものでした。

伝統的なイエメン建築とごつごつした大岩との対比がなんとも美しく、イエメン国内の人々もたびたび写真を撮影しに訪れるようです。まさしく名物スポットだといえますね。
内部に入ることはできませんが、下から見上げたり、周辺の山から見下ろしたりと、それだけで充分絵になる名所です。

サヌア旧市街へのアクセスと交通

サヌア国際空港がありますので、世界遺産としてはアクセスの利便性は比較的高いです。
日本からであれば、ドーハやドバイ、イスタンブールなどを経由して行くのが一般的でしょう。合計14時間前後のフライトとなります。

市内に鉄道路線はありませんが、路線バスが充実しているほか、乗り合いバス(ダッパーブ)やタクシーもあるため、現地での交通も便利です。サヌア市内は、基本的には治安の良い町ですから、安心して交通機関を利用することができます。
ただし空港付近では、観光客を目当てに法外な値段を請求してくるタクシーもありますので注意しましょう。

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