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シディ・ブ・サイドを歩いてみた。カフェやおすすめスポット紹介

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白と青のコントラストがまぶしいチュニジアン・リゾート~シディ・ブ・サイド(Sidi Bou Said)/チュニジア

アフリカに位置し、イスラム文化を育み、地中海に面し、サハラ砂漠をバックに、ローマ時代からの遺跡を持つ。そんな多様性を白と青の町の中に押し込めたチュニジア随一のリゾート地が「シディ・ブ・サイド」だ。

チュニジアは渡航先として誰もが競って選択する国ではないが、シディ・ブ・サイドはヨーロッパの富裕層をはじめとしたホリデー愛好人種にはトップクラスの人気観光地として常にあげられるリゾート地だ。

いわゆるアフリカのイメージを持ってこの地に降り立ったなら、自分の目を疑い、これまでの認識を改めることになるだろう。シディ・ブ・サイドはそれほど、抜きんでたハイカラさを持つ街なのだ。

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シディ・ブ・サイドの成り立ち

古代ローマ時代からローマ人たちの邸宅や港の位置を示す灯台があったとされるが、歴史の中で街の存在が明らかになるのは、11世紀以降のことだ。

イスラム神秘主義哲学「スーフィズム」の伝道者でもあった「アブ・サイド・ページ」がこの地でその教えを広めつつ、町に立ち寄る船乗りたちを保護した。街の名は彼の名から取られている。なお、シディとは聖人を意味する。

その後、小さな港町に過ぎなかったこの街が裕福層の目に留まって別荘地化していったのは17世紀以降のこと。フランス植民地下のチュニジアブルジョア階級たちはこぞってここに贅沢な別荘を建てていった。現在の街並みの基礎はこの時期に作られたものだ。

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シディ・ブ・サイドは何故白く青いか?

17世紀以降、ブルジョワ層の別荘地として賑わっていたシディ・ブ・サイドに20世紀初頭から住まいを構えていたのがロドルフ・デルランジェ男爵。彼は、もとからこの街に多かった白壁と青い飾り窓を非常に好み、町の伝統文化を守る活動の傍ら、町の景観保護にも力を注いだ。

その結果、岬周辺にはガイドラインから外れた建物は建てられなくなり、結果として彼好みの白と青で統一された街並みが固定していったのだ。

しかし、この白と青のツートンカラーは、シディ・ブ・サイドに住民や男爵の美的感覚だけが作りだしたわけではない。白い壁はギリシャやイタリアの地中海沿岸の町でも見かけるが、これは強烈な日差しを反射させて室内を少しでも涼しく保つための工夫であり、青は虫よけの効果があるのだそうだ。

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カフェ・デ・ナット

街の名にもなっている聖者アブ・サイドの死後埋葬された地のすぐ近くにあり、創業250年の老舗カフェ。シディ・ブ・サイドを訪れる人は、ほぼ必ずここでお茶を楽しむか、写真撮影をしていく。

街のメインストリートを上りきると真正面に見えてくる。世界最古ともいわれているが、なるほどと思わせるのは、そのカフェスタイルのせいもあるかもしれない。

店名のナットとはゴザのこと。このカフェはまるで日本のように店内に入ると靴を脱いでゴザの上で膝を折って座ってお茶を楽しめるようになっているのだ。お寺の御堂か蓆敷きの公民館みたいな場所で、ペタンと座って松の実入りのお茶をすすっていると「カフェ」というよりは「茶屋?」という気分になってくる。

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カフェ・シディ・シャバーン

小さな街ではあるが、地中海を見下ろす絶好のポイントで営業しているカフェも数軒ある。その中でも有名なのがこの「カフェ・シディ・シャバーン」だ。

絵葉書やポスターなどで見かける、シディ・ブ・サイドを代表する景観の一つはこのカフェから撮られている。眼下にはコバルトブルーの海に浮かぶマリーナ、左右には白亜のドームや別荘やホテル、そして目の前には真っ青な海と空が混じり合っている。

海よりのテラス席は当然大人気なので、ランチやお茶の時間から少し外れたタイミングで訪れるのがおすすめ。

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チュニジア・ドーナッツ「バンベローニ」

お土産物屋の隙間でいくつかのドーナッツ店が営業しているのに気づくだろう。手作りらしい形の揃わないドーナッツに砂糖をまぶしただけのシンプルな見かけが、漂ってくる油っぽい甘い香りと同じくらい食欲をそそる。

揚げたては軽くサクサクと口の中でとろけるよう。持ち帰ってホテルで食べる頃にはベットリと油が染みてくるので、買ったらすぐに揚げたてにかぶりついたほうがいいだろう。

一番人気はカフェ・デ・ナットの並びにある店。気の良さそうなおじさんがジュジュっと揚げたてを串にさして渡してくれる。

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アラブ地中海音楽博物館

シディ・ブ・サイドの立役者ともいうべきロドルフ・デルランジェ男爵が暮らした邸宅は現在「アラブ地中海音楽博物館」として開放されている。

彼は、20世紀に入る頃には演奏者が減り後継者不足になっていたマアルーフというアラブ風アンダルシアン音楽の復興に力を注いだ。彼が暮らした頃の邸宅内の様子を見学できるだけでなく、彼が集めた楽器の数々の展示やマアルーフの演奏も聴くことができる。

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お土産選び

白と青のものが圧倒的に多い。また、家屋の窓枠で使われている金網や針金を使った装飾品を多く見かける。もちろん色は白か青がメイン。

中でもかわいらしいのが鳥かご。実際に鳥を飼うためというよりは、インテリア用の小ぶりなものばかりだが、旅の途中ではかさ張ると分かっていても一つ持って帰りたくなる。

民族楽器や衣装などのミニチュアやコピー、食器やタイルもあるが、お土産は全体にかさ張るものの多いのが特徴。持って歩くのもかさ張るし、持ち帰って飾るにもかさ張るだろう。

ただ、街のどこを写真に撮っても、まるでプロ? と自分で勘違いしそうな移り映えの良さ。写真に残すだけでも十分お土産代わりになるのは間違いないだろう。

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夜のシディ・ブ・サイド

夜になると街灯が灯される、その灯りはオレンジ色。白い壁に灯されたロウソクか松明のように見える。歴史で磨かれた石畳の道にも優しく反射して足元を明るく照らし出してくれる。

夜の通りでは、青いはずの窓枠やドアはどれも群青色に染まり、夜空とお揃い。派手なライトアップもなければ、ナイトスポットもないが、静かに寝静まった小さな街をオレンジの明かりに照らされながらぶらつくのはとても優雅で贅沢な気分を味わえる。ホテルで早寝してしまうのはもったいない。

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アクセス

チュニジアの首都チュニスの郊外約18kmに位置する。TGMと呼ばれる電車で約30分の近さ。チュニスまでは日本からの直行便はなく、ヨーロッパ各地で乗り継いでくることがほとんどだ。

イタリアやローマからなら飛行機で1時間。地中海をクルージングする船も停泊することがある。

街そのものは小さく、メインの見どころは1、2時間でも十分に回ることができる。ただ、1軒毎に異なる青い門の柄や、路地の向こうに咲く花、家と家の隙間から覗く海と空、そんなフォトジェニックな被写体たちに目を奪われていると、1日中ウロウロしていても飽きないだろう。

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最後に

アジアやアフリカにはヨーロッパ系の息が吹きかけられたリゾート地を時々見かける。そんな街はみな、その国が持つ独特の文化とは一線を画した、洗練した街並みを持っている。

シディ・ブ・サイドもそんな街の一つといえる。最初にこの街を造りだしたのはチュニジア人やアラブ人だったとしても、それに華を添え、景観を守ってきたのはヨーロッパ人だったのだ。

そして、現在もそこで暮らすのはイスラム系アラブ人だが、訪れる観光客の大半はヨーロッパ人。観光資源で潤うシディ・ブ・サイドは、ヨーロッパからのリゾート客の嗜好に合わせたリゾートを今までもこれからも存続させていくのだろう。

決して溶け合うことのないアラブ系とヨーロッパ系の文化がここで微妙に寄り添っているのを目の当たりにできるわけだ。

そこを訪れた人しか感じることのできない感動を、写真、動画、そして言葉で表現してみませんか? あなたの旅の話を聞かせてください。

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