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テロの裏側~宗教をしているだけで過激派と同じ扱いをされる現実

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テロの裏側の加害者と被害者 一部の暴走がその他多くを脅かす

爆発、乱射、銃撃。そんな物騒な事件を耳にするだけでも恐怖を感じますが、最近はそれらに「テロ」の言葉もセットでついてきます。そのため、感じる恐怖はより大きなものに膨れ上がっています。

テロの特徴は、その多くが自分の目的のためであれば対象や手段が無差別的であること。自分が「日本人だから」「丸腰だから」「通りかかっただけだから」という理由はテロリストに通用しません。「そこにいあわせたこと」、それだけが、巻き込まれる理由です。

そんな恐怖の塊であるテロは、テロリスト自身以外の誰もが心の底から拒絶し嫌悪しているはずです。その恐怖を引き起こすテロリストに対しても同じ感情を持たずにはいられません。

ただ、テロリストたちと同じ、またはよく似た背景を持つ一般人の存在について考えたことがありますか? 彼らに対していったいどんな態度で臨めばいいのか、戸惑いを持つのも確かなのです。

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乗車拒否を受けるタクシードライバー

ニューヨークを走る黄色いタクシー。そのドライバーの多くは移民たちです。ロシア系、南米系、そして中近東やアフリカ系の移民たちがニューヨーカーの足となることで生計をたてています。

ところが、世界のどこかで自分の出身国や自分と宗教を同じくするテロリストがテロを起こすと、手をあげてタクシーを止めたはずの客がドライバーの顔やネームプレートを見て乗車拒否をすることが少なくないのです。

一人のタクシードライバーは、パリで大規模なテロが起きた翌日からその稼ぎは激減してしまったといいます。その日も、2時間にわたってタクシースタンドで客を待っても、町の通りを流しても、呼び止める人はいても乗り込む人は一人もいませんでした。

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「私は共犯者じゃない!」

ようやく一人目の乗客を得たドライバーはその乗客に向かって「パリのテロのせいで2時間も客を待っていました。あなたが今夜一人目です。ありがとう」と感謝を伝えました。それを聞いた乗客はショックを受け、「あなたもまた被害者なのですね」と励ましの言葉をかけたといいます。

「自分も被害者」この言葉に涙をあふれさせたタクシードライバーと、その様子を間近に見てもらい泣きをした乗客。ドライバーは乗客を自宅まで送り届ける25分間の間、さらに訴えます。「私の信じる神は人殺しを支持しない! 私は共犯者じゃない! でも、誰もが私を怖がって乗車拒否をする。私は仕事ができず、これでは生活ができない」。

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共感もあれば反感も

このドライバーと乗客のやりとりは、乗客がTwitterに投稿したことから波紋を広げ、8万回を超えるリツイートを受けて拡散しています。

その多くは、ドライバーへの同情や労わりの言葉であり、難しい問題ではあるが、このような差別はあってはならないという意見でした。ただ一方では、実際にこれだけの凶悪なテロを起こしている以上仕方ない、自分を守るためなら乗車拒否もするという意見が決して少なくはありません。さらには、自分もこのドライバーと同じようにイジメや差別を受けているという報告も混じっています。

どの立場のどの意見も一概に「これが正解で、あれは間違い」とは断言しにくい難しい問題です。

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テロリストは一部の過激派

さまざまな主義主張を持つ人、団体が世界には多く存在しています。彼らの多くは、印刷物やマスメディアを使って広報活動を穏便に行いますが、時にはデモや暴動といった強硬手段を用いることもあります。それでもまだ、不特定多数に危害を与える行動にはいたりません。

ところが、テロという活動を行って自分たちの主義主張を無理矢理押し通そうとする人や団体も残念ながら存在しています。そして、その数は決して「わずか」とはいえません。大きな団体として成長し、多くの若者や子どもまでを巻き込んで取り込んでいることもあります。

それでも、テロを行う集団、テロリストとなる人は、同じような主義主張を持つ人たちの中のごく一部に過ぎません。例えば、一つの宗教の信者たちは同じ「教え」を信じ、それを広めようとする行動をとるでしょう。彼らのほとんどは宗教施設で祈りを捧げたり、さまざまな場所で発言をしたりすることはあっても、爆弾を仕掛けてまで強硬に主張を通そうとすることはありません。そう、「テロリストはごく一部の過激派」なのです。

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事件の多さと過激さが誤解を生むことも

もちろん、人々の命を奪い人々の生活を脅かすテロもテロリストも許すことはできません。ただ、「××テロ」と宗教や政治団体などの名前をかぶせた報道の数々は、テロリストではない多くのその宗教を信じる人々や政治団体の構成員などをも、「テロリスト」の仲間だと勘違いさせる可能性があります。

特に昨今の、テロ事件の多さ、その過激さ、卑劣さなど、報道を通じて知ることができる情報によって、対テロ「反感」は膨れ上がるばかりです。この反感は本来テロやテロリストだけに向けられるべきものですが、テレビの前にいる人々にとって、現実的な日常生活でぶつける先は身近なところにいるテロを起こしたテロリストと同じ背景を持つ人々になってしまいがちなのです。

こうして、乗車拒否を受けるタクシードライバーが誕生するのです。

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職場や学校、地域コミュニティでのいじめに

一部の暴走で影響を受けるその他の例は、タクシードライバーだけではありません。

学校でいじめにあい、登校拒否になった児童。職場での異動や昇進面で影響を受けている社会人。レストランの入店を拒否される団体旅行客。日本を含めた世界中で、テロの現場に居合わせずにしてテロの被害を受ける人々が大勢います。

メディアによって発せられ植えつけられる強烈なイメージは、時に過剰な反応も生み出してしまいます。でも、過剰反応を起こしている本人はそれに気づくことができず、その反応を受け止める側が一方的に被害をこうむる例が多いように感じられます。

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まとめとして

テロは憎い、テロリストも憎い。でも、そこにわずかなつながりを持つだけのごく普通の人たちの生活を脅かす権利は誰にもありません。メディアは、過激な部分を誇張して報道する傾向があります。さらに、テロに関する報道では、その報道は善悪がはっきりしているため、かなり一方的に糾弾する内容にもなります。

そして、受け取る私たちはその誇張も糾弾もそのまま鵜呑みにしてしまいます。そのテロや凶悪であればあるほどその傾向は強まります。

テロやテロリストの味方をするつもりはまったくありません。でも、テロリストとはごく一部の過激派であること、同じ主義主張を持つ人々をまとめて憎悪の対象とするのは間違っていること、そして、その判断は私たちが各自でする以外にないことを知った上でメディアの報道を冷静に読み取るべきではないでしょう。

テロの被害者名や人数は大きく報道されますが、決して報道されることのない「被害者」の存在があることを知り、彼らの痛みを感じることができるなら、多くの穏健派が一部の過激派となってしまう、そのきっかけを減らすことにもつながっていくのではないでしょうか。

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