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トマトにダイブ、泳ぐ、投げるのバカ騒ぎ、トマト祭り!トマティーナ

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トマトに始まりトマトに終わる「トマティーナ」(La Tomatina)/スペイン・バレンシア

バレンシアでトマトが作られているのは確かですが、だからといって毎年100トンを超えるトマトを食べることなく浪費してしまっていいのか、多少の疑問を感じずにはいられません。それでも、このトマトの祭典、参加したならそんな疑問は吹っ飛んでしまうこと請け合いです。

誰でもトマトまみれの集団に混じることができ、参加しなくてもトマトまみれになること確実のトマティーナ。「弾けたい!」そんな欲求のはけ口にはピッタリです。

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トマティーナの開催会場・開催日

スペインの東、地中海に面したバレンシア州の真ん中あたりに位置するブニョールがその舞台となります。州都であるバレンシアからは約40km離れた、果物が作られている山や丘に囲まれた人口1万人ほどの小さな街です。

ところが毎年8月の最終水曜日の前日になると、ワラワラと周辺の村々、町々、そして国境を超えて世界中から「トマト」を求める人々が集まってきます。その数は人口の4倍にも上るとのこと。盛り上がりぶりが想像できますね。

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トマティーナの歴史

今でこそ、トマトで祝う収穫祭として位置付けられていますが、その起源は若者同士のけんかにあったといわれています。

1945年、街の若者グループ同士が対立し、ひょんなことから八百屋のトマトを握って投げつけたのが始まり。その場は決着がつかずに終わったものの、翌年も同じ日にトマトをわざわざ持参して投げつけあったとか。この辺りからはケンカではなく遊びに、そして実話というよりは寓話化してきます。

最初のきっかけがなんであったにせよ、その後もトマト投げは毎年行われるようになり、その規模も大きくなっていきました。そこで頭を抱えたのは役所です。けが人こそ出ないものの、集団ヒステリー状態で街の中心がトマトまみれになるのでは、放置しておくわけにもいかず、禁止命令が出されました。

ところが参加者だけでなく住民のほとんどがその命令に反発し、役所側と熱烈な支持者の間で繰り返し話し合いや決裂があった後に現在の役所のコントロールとルールを守るという前提で解禁。その突拍子もない祭りが世界中に知られるようになっていったのです。

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トマティーナのイベント「前夜祭」

祭りは、気炎を上げる参加者たちの前夜祭パーティーとトマト難を避けるための防御を行う住民や商店たちによる慌ただしい準備から始まります。

前夜祭にはトマトこそ登場しませんが、街はお祭りムードそのもので、通りや広場に屋台が並び、食堂や飲み屋では参加者たちが既に大いに盛り上がっています。サン・ルイス通りには移動簡易遊園地も登場して子どもたちが年に一度の楽しみを満喫しています。

サン・ルイス通りの広場では、生演奏、有志によるダンスや歌でまさしく飲めや歌えやのパーティーが一晩中続きます。

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トマティーナのイベント「パロ・ハボン」

翌当日には、朝からトマトの匂いが遠くから漂い始めた街のあちこちでイベントが始まります。トマト投げの前哨戦とでもいうべき「パロ・ハボン」はトマトの相棒「ハム」が主役のお笑いイベントです。

長い電柱のような棒にシャボンを塗りたくって立てます。その棒の先端には「生ハムの塊」が。この棒に取りついて上り、生ハムをゲットするというイベントは、地元の若者の人気のアトラクションです。もちろん彼らが望むのは生ハムではなく、この難しいアトラクションを制覇してヒーローになること。

ちなみにこのパロ・ハボンが終わらないと、トマト投げは始まりません。ツルツルと無様に滑る挑戦者たちを笑い、生ハムをゲットした優勝者の技術に惜しみない拍手を送りながら、観客たちはその後のトマト投げを思ってもう落ち着きません。

グループの参加者は作戦会議を開いているし、あちこちで服を脱いでビニールバッグに入れる姿も見られます。

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トマティーナのイベント「トマト投げ」

石鹸にまみれた勝者たちに拍手を送った後、広場の参加者たちはもう待ちきれないとばかりに叫び始めます。合言葉はもちろん「トマテ(トマト)!」

役場によるコントロールの下、大型トラックに満載されたトマトが到着。号砲が鳴らされるやいなや、トマト投げがスタート。小さな街はあっという間に真っ赤に染まります。

トマト投げファイトは1時間で再び号砲とともに終了します。たった1時間と思うなかれ。街も人もトマトまみれになるのには十分な時間なのです。

街はその後数時間であっという間に洗い清められ、トマティーナはまた来年の楽しみとなります。

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トマティーナ祭の食べ物

やっぱりトマト。食べるつもりはなくても、口にも鼻にもそして目にもたっぷり入ってきます。

完熟のトマトではありますが、この地方のトマトの特徴なのかかなり酸っぱいので、残念ながら美味しいご馳走とはいえません。

またこのトマトは税金で賄われています。トマトの用意はサン・ルイス・ベルトラン教会で調達されているという、まさに街の政治も宗教も巻き込んだ大イベントなのです。

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用意するもの

トマトは提供されるので自分で用意する必要はありません。参加費用も必要ありません。

真っ赤になってもいい衣類。古い水着と短パンなどがおすすめ。Tシャツなど体に密着しない服を着ていると、人ごみで滑りまくる人々に引っ張られて破れてしまいます。着ている意味がなくなってしまうのでおすすめできません。また靴もビーサンは滑るうえ、1時間後には行方不明になっている可能性大。やはり捨ててもいい、または赤く染まってもいい靴を履いておくべきです。

前述したように、トマトの攻撃からせめて目だけでも守るようにゴーグルを用意するといいでしょう。簡易シャワーや周辺住民のホース散水でトマトを洗い流すことはできますが、その後、簡単にすっきりと着替えられる衣類と汚れものを持ち帰るためのビニール袋を用意しておきましょう。

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トマティーナのルール

役所によって定められたルールがいくつかあります。

危険物の持ち込みはもちろん禁止ですが、メガネなども自粛した方がいいようです。また瓶や缶などの飲み物も危険です。

人の衣類を引っ張らないというある意味当たり前のルールもありますが、転ぶ時にはそんなことを考えていられませんね。

トマトは完熟ですが、そのまま投げるのはNG。必ずグシュっと潰してから投げるのが正しいトマティーナの楽しみ方です。

そして最後に、主催者からのスタートと終了の号砲には完全に従うことが求められます。

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まとめとして

何年か前に日本でもこのトマティーナを開催しようという話がありましたが、開催には至りませんでした。日本人の「もったいない」思想が邪魔をしたのは間違いないだろうと推測されます。また、よほどの田舎でなければ、自分の家や店の前がトマトジュースまみれになるのを快く受け入れられる人も少ないでしょう。

これが泥や雪であれば、日本人ももったいないと思わずにお祭りにできるのですが、食べ物では正直なところ、「もったいない」気持ちを捨てきるのは難しいのです。

ブニョールの住民と役所がこの祭りを続けてこられたことにはいくつもの奇跡的な偶然がかみ合わさっています。きっかけがあり、それを面白がって続けた人がいて、それを受け入れる懐深さがあり、さらには反対意見をも受け入れてルール作りにも成功しています。

日本人も参加するようになったこのトマトの祭典トマティーナ。日本人が根強く持つ「もったいない」感覚を捨てて乗り越える快感こそが、その魅力なのかもしれません。

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