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ハロン湾に浮かぶ1600の島々。クルージングで観光してみた感想

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海から生えた1600の岩の島~ハロン湾(Ha Long Bay)/ベトナム・クアンニン省

ベトナムを代表する景勝地であり、世界遺産登録地でもあるハロン湾には、海からニョキニョキと伸びた奇岩が顔をだしている。海と川の違いはあるものの、中国の桂林とよく似たこの景観は、それもそのはず、同じ石灰岩台地でつながっている。

桂林と元を同じくするハロン湾であり「海の桂林」との呼び名さえあるが、漢字では「下竜湾」と書き、その名称はその昔中国がベトナムに攻め入った時に、竜の親子が表れて中国軍を追いやり、その時口から吐き出した宝玉の数々が湾内の島となったという伝説からつけられたものだという。

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ハロン湾の成り立ち

ハロン湾はもともと海だった。今だってそうだという声が聞こえるが、太古の昔は海だったが、その後数億年という年月をかけて海底に1kmもの厚さの石灰層が形成され、それがさらに長い年月をかけて隆起していった。その結果ハロン湾は一度は陸地となったのだ。

ただこの石灰層、世界各地にさまざまな不思議な景勝地を作りだしていることから分かるように、水の影響を受けやすいという特徴を持っている。雨が降り水が集まって川となれば、そこは削られていく。地下へと浸透した水は地下に水の通路を作っていく。そうしてまるで山を削り取ったような深い峡谷が生まれ、地下には長い洞窟が出来上がるのだ。

中国の桂林や石林、ラオスのバンビエンなどはこうして出来上がった。しかし、ハロン湾は一度出来上がった奇岩と川の陸地が再び沈降して、海へと沈んでしまったのだ。そのため、水で削り取られて残った不思議な形状の奇岩ばかりが海から顔だすことになったわけだ。

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奇岩島の数は1600!

海に沈みきらずに顔を出している奇岩は大小の島となっている。その数はなんと1600に及ぶという。もっとも大きな島は「カットバ島」で住民もいる。

周囲を削り取られて細長く塔のような形を残す岩やこんもりと盛られたご飯茶碗のような岩、ギザギザした尾根を持つ岩の連なりなど、どれ一つとして同じ形のものも似た形のものさえほとんど見かけない。

岩でできた島たちはその表面に這うように草や木が茂り、その緑と空の色とが海に映りこんで、ハロン湾は時間ごとに違った色を見せてくれる。

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日帰りクルージングで

ハロン湾を訪れるほとんどの観光客がクルーズに参加する。そしてその大部分が3~5時間程度の日帰りクルーズを選ぶ。

これは、料金が安いことももちろんだが、いくら奇岩が1600あるとはいえ、見どころは限られているとしてポイントだけをつまみ食いするツアーがたくさんできていること、さらに、ハノイから160km程度と、日帰りが可能な距離であるために、朝ハノイを出発して昼食付きのクルーズに参加して、夕方遅くにはハノイへ帰るというコースが多発しているためだ。

ハロン湾観光は、個人では参加できない。なぜならクルーズ船が船単位で貸し出されるからだ。もちろん、個人であってもクルーズ船1隻を借りるつもりであれば、個人クルーズは可能。しかし、それはやっぱりムダだろう。

さらに、ハノイからハロン湾までは、ノロノロと田舎道を走るバス以外に公共の足がない。自力で辿りつくには時間的ロスが大きいという難点もある。そのため、ほとんどの観光客は近隣の都市や街発着のツアーを利用する。

ハロン湾クルーズの船着き場で観光バスを降りると、そのまま桟橋を渡ってクルーズ用のジャンクボートに乗り込む。そのサイズは定員20人程度のものから100人近いものまであり、小舟に毛が生えた程度のものから高級クルーズ船まである。

日帰りクルーズは鍾乳洞見学と船内での昼食がセットになったものが主流。水上家屋見学がつくものもあるが、その分時間もかかり料金も高くなる。

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宿泊クルージングで

ハロン湾内に停泊するクルーズ船に宿泊するクルージングは、ハロン湾での24時間を体験できるため、時間ごとに変化するハロン湾の美を存分に味わえる。

さらに、湾内をクルーズして奇岩を眺めて歓声を上げるだけでなく、ところどころに口を開ける鍾乳洞に足を下ろして見学したり、奇岩と奇岩の隙間や間にポツンと浮かぶようにして建てられた水上家屋もゆっくりと訪れることができる。水上家屋では、シャコや蟹などを養殖している様子も覗き見できる。見学コースには入っていないが、水上に浮かぶ学校もあり、水上生活が観光のための見世物としてではなく実際の暮らしが営まれていることを実感できる。

クルーズではシーフードを中心としたBBQとベトナム料理が供される。水上家屋で見かける巨大なシャコも登場する。たらふく食べた後には、珍しい奇岩の隙間にあるビーチで海水浴を楽しんだり、シーカヤックで奇岩の間近まで近づくことができるコースもある。

1泊するクルーズなら好天に恵まれる可能性も高くなる。それでも天候がすぐれない場合には、上陸や海のアクティビティを控え、船内でベトナム料理教室やベトナム太極拳教室が開催されたりもするので、それなりに楽しめるだろう。

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鍾乳洞「ティエンクン洞(天宮洞)」

いくつもの鍾乳洞があるなかで、1990年に発見されたばかりの「ティエンクン洞」ではその規模の大きさに驚かされる。これだけのサイズの鍾乳洞がなぜそれまで発見されなかったのか? 不思議だ。

切り立った岩の切れ目が入り口で、海面からは20mといったところ。それほどの高さはない。周囲はもさもさと生える低木に囲まれていて、確かに海からは見えにくいかもしれない。

ここはハロン湾内でもとっておきの観光地であるため、入り口は観光客でごった返している。しかし、鍾乳洞内はかなり広々としていて、人の多さが気にならない。

入り口から差し込む太陽の光が鍾乳洞内の壁や石柱、つららなどを照らすのも美しければ、観光用にライトアップされているところも幻想的だ。足元からは間欠泉が吹き出しさえするという自然の演出にもびっくりさせられる。

階段が多いのと、足元が悪いため、滑りにくいスニーカーなどで行きたい。

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闘鶏岩と魚影岩

1600の奇岩島のうち数百には誰もが知る正式名称がつけられているという。

その中には、親指岩、ゴリラ岩など、どんな形なのかこの目で確認したくて仕方なくなるようなネーミングも多い。どれも、近隣で暮らす人々が日々眺めている中で名付けて根付いていったものばかりだ。クルーズ船では、それらのうちのいくつかを横切りながら紹介してくれる。

中でもおもしろいのが「闘鶏岩」。2羽の闘鶏が向き合って尾羽を広げて威嚇し合っているような姿に見える岩だ。日本ならオーソドックスに「双子岩」と名付けそうなところだ。

しかしそのおもしろさはネーミングではなく形にある。船が闘鶏岩を通りすぎ、角度を変えたところから見ると、「魚」の形に見えるのだ。それも、胸のあたりをつついて食べた後に残った、頭と腹から下部分だけ。そのため別名で「たべかけの魚の島」とも呼ぶことがあるらしい。

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ロンティエン寺(竜天寺)

その昔、ハロン湾を荒らした中国からの海賊たちを蹴散らした竜は、懸命の祈りを捧げた村人たちの願いを叶えて舞い降りたという。

ホンガイにある「ロンティエン寺」は、当時の村人たちが竜神への祈りを捧げたと言い伝えのある場所に新たに建てられた寺。どこを見ても竜だらけの寺だ。

ツアーのコースには必ずしも含まれていないが、時間の余裕があれば訪れてみたいスポットだ。

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最後に

四季によって天候に大きな変化がある地域なので、望みどおりの景観を求めるなら時期を絞り込んで訪れたい。晴天率が高いのは11月から1月頃。ただし、冷えるので海水浴はもちろん無理だし防寒具が必要だ。海で遊びたいなら5月以降の暑い時期がおすすめ。雷雨などの突然の天候の変化もあるが、さっと降ってさっとやむことも多い。9月10月は台風が多く、天候は安定していないので、欠航率が高くなってしまう。

せっかく訪れる世界遺産ハロン湾。できれば海で遊べる夏に1泊以上の余裕を持って訪れ、ハロン湾のいろいろな顔を見てくるのがおすすめだ。

そこを訪れた人しか感じることのできない感動を、写真、動画、そして言葉で表現してみませんか? あなたの旅の話を聞かせてください。

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