ガンジス川バラナシを歩いてみた感想と写真「閲覧注意」

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インドのなかのインド、バラナシ

バラナシ(Varanasi)はインドの北部、ウッタル・ブラデーシュ州に位置する都市です。「ワーラーナシー」、「ヴァーラーナスィー」などとも表記されるほか、かつては「ベナレス」と称されることもありました。

「インドのなかのインド」だと形容されることもあるバラナシは、ヒンドゥー教および仏教の聖地として非常に重要な場所だとされています。
古くより世界中のアーティストや表現者たちに強い影響ををあたえてきた土地でもあり、日本でも遠藤周作の『深い河 ディープリバー』や三島由紀夫の『豊饒の海』などにおいて言及があります。

現在のところ、バラナシはユネスコの世界遺産としては登録されていません。しかし、そうした人為的で恣意的なラベルでは計ることのできない精神的・文化的価値がバラナシにはたしかにあります。

ある意味では、世界遺産以上に世界遺産に相応しい都市だともいえるかもしれません。

火葬場のために存在する街

バラナシという街の名前は、近くを通るヴァルナー川とアッスィー川という2つの川に由来するものだという説が有力です。
バラナシは聖なる川であるガンジス川沿いに位置する街ですが、2つの川は、バラナシのすぐ近くでガンジス川へと注ぐのです。
つまり、「ヴァルナー川とアッスィー川に挟まれた街」だという意味です。

紀元前6世紀ごろから都市として栄えていた記録が残っており、古くよりこの地の民にとって重要な土地であったことがわかっています。
それは、ヒンドゥーの教えと大きな関わりがあるためです。

ヒンドゥー教では、輪廻転生をするたびに人々は大きな苦しみを味わい、それに耐えなければならないとされています。ところが、バラナシのガンジス川付近で死んだ者だけは、その苦しみから解き放たれるのだという考えがあるのです。
そのため、バラナシには毎日インド各地から遺体が運ばれてきます。
また、死期が近くなった者がバラナシに訪れたうえでその瞬間を待つという習慣もあります。

ガンジス川の川岸には歴史ある火葬場が2つ(「マニカルニカー・ガート」と「ハリシュチャンドラ・ガート」)あり、死者はここで荼毘に付されたあと、遺灰をガンジス川へと流されることになります。これによって輪廻から解脱することは、ヒンドゥー教徒にとって最上の幸福だとされているのです。

歴史のなかではイスラム勢力に支配された時代もあり、偶像崇拝を禁じるイスラムの教えによってバラナシは何度か破壊を受けました。しかしヒンドゥーの人々はそのたびに聖地の再建を志し、18世紀半ば以降はずっと特別な街でありつづけています。

イギリスの統治下にあった時代には、火葬場の郊外移転も検討されたそうですが、結局、バラナシの市民が強い異議を唱えたことによって最終的にはイギリス政府側が折れています。
当時の論争をまとめた報告書には、バラナシという街の特徴を表す、こんな象徴的な文章があります。

「火葬場が街のために存在するのではない、街が火葬場のために存在するのである」

バラナシのおもな見どころ

【ガンジス川の川岸】

ガンジス川(The Ganges)は現地では「ガンガー」と呼ばれ、ヒンドゥー教にとっての聖なる川となっています。インド神話においては、かつては天上を流れていた川ともいわれており、人間の生き死にと深くかかわっています。

バラナシにあるガンジス川のほとりは、巡礼者が沐浴をし、祈りを捧げる場所として有名です。沐浴は夜明けからおこなわれます。
いつ訪れても朝の川岸は老若男女のヒンドゥー教徒で埋め尽くされていることでしょう。

また、聖なる火葬場であるマニカルニカー・ガートもこの川岸に位置しています。ここで荼毘に付された灰はすぐにガンジス川へ流されるというわけです。常に煙が出ており、バラナシの象徴ともなっています。
なお、火葬場は写真撮影が厳禁ですので注意しましょう。

【ムクティ・バワン】

ムクティ・バワン(Mukti Bhawan)は、「解脱の館」という意味の施設です。死期の近づいたヒンドゥー教徒が家族とともにここへやってきて、その瞬間を待つべく生活をしているのがここです。

ヒンドゥー教徒にとっては、バラナシで死に、ガンジス川へ遺灰を流されることが最上級の名誉ですから、何か月もかけて貯めたお金でここへやってくる人々も大勢います。

ムクティ・バワンでは24時間絶えることなくずっとヒンドゥー教の神の名が唱えられています。これは、神の名を聞きながら死の瞬間を迎えられるようにとの配慮によるものです。

【カーシー・ヴィシュヴァナート寺院】

カーシー・ヴィシュヴァナート寺院(Kashi Vishwanath Temple)は、「ゴールデン・テンプル」の異名でも知られる有名な寺院です。これは、金色のドームが特徴的であることから呼ばれているものです。現在の建物は1780年に建設されました。

こちらでは、ヒンドゥー教の最高神の一柱であるシヴァ神をまつっています。

【ドゥルガー寺院】

ドゥルガー寺院(Durga Temple)は、女神ドゥルガーをまつっている寺院で、真っ赤な建物が特徴です。
ヒンドゥー教においてドゥルガー神はシヴァ神の妃であり、美しくも強い戦いの神様として信仰されています。

ヒンドゥー教徒以外が内部に入ることはできませんが、街中に急に現れる立派な建物は、外観を眺めるだけでも充分に楽しめるでしょう。

【トゥルスィー・マーナス寺院】

トゥルスィー・マーナス寺院(Tulsi Manas Temple)は、美しい白の大理石の壁が特徴的な寺院です。ドゥルガー寺院のすぐ隣にあります。

壁面には、インドを代表する叙情詩である『ラーマーヤナ』の神話も彫られており、歴史と文化に触れることができるでしょう。寺院の名前は、この『ラーマーヤナ』を庶民にもわかるように翻訳した人物であるトゥルスィーからとられています。こちらも観光スポットとして人気です。

【バーラト・マーター寺院】

バーラト・マーター寺院(Bharat Mata Temple)は、マハトマ・ガンディーが創始した寺院として有名です。

外観はあまり寺院らしくありませんが、こちらの見どころはその内部です。762枚の白い大理石を使って作られたインドの立体地図があり、インドの地理と文化と歴史を一目で確認することのできる名所だといえます。
ガンディーの精神をあらためて感じ取ることのできる寺院ですね。

【サールナート】

バラナシはヒンドゥー教徒だけの聖地ではありません。仏教徒にとっても重要な聖地となっています。
その理由が、このサールナート(Sarnath)にあります。

サールナートは、釈迦がはじめて説法をおこなった場所なのです。そのため仏教の四大聖地のひとつに数えられており、多くの巡礼者が集います。
現在は遺跡公園として整備されています。

バラナシへのアクセス

バラナシの中心部から25キロメートルほど離れたところに、ワーラーナシー空港(Varanasi Babatpur Airport)があります。

インド各地からの国内線が多く発着しているため、デリーなどインド国内からのアクセスにはこちらが便利でしょう。
また、カトマンズからの国際便もあります。カトマンズもヒンドゥー教にとっては重要な聖地ですから、聖地めぐりの旅をするのもよいでしょう。

また、バラナシは人口の多い街でもあるため、鉄道も非常に発達しています。近隣には以下の4つの駅が存在します。

・ワーラーナシー・ジャンクション駅(Varanasi Cantonment Railway Station)
・ムガル・サラーイ駅(Mughal Sarai Railway Station)
・ワーラーナシー・シティー駅(Varanasi City Railway Station)
・カーシー駅(Kashi Railway Station)

インド国内での移動は比較的容易です。

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