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ボスポラス海峡を歩いてみた感想と写真。ガラタ橋や宮殿(モスク)の紹介

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アジアとヨーロッパの境界線をクルージング~ボスポラス海峡(Bosporus)/トルコ

アジアとヨーロッパの文化と覇権がぶつかりあった長い年月は、ここに独特の景観を作りだした。

すぐそこに見えているのに強い潮の流れを持つ海峡に阻まれ、船で数時間以上をかけなければ踏むことのできなかった対岸。ボスポラス海峡はアジアとヨーロッパの境界線だった。

今は2本の大きな橋がかかり、地下にはトンネルもできている。車や地下鉄であっというまに越えることのできる距離になったのだ。しかし、ボスポラス海峡があったからこそ、完全には混じり合うことがなかった2つの地域は今もそこに対し続けている。それを目でじっくりと見るには船が一番だ。

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ボスポラス海峡を渡る船

今も両岸の市民たちにとって船は重要な交通手段だ。この両岸を点々と結ぶように渡っていく船は、通勤や通学の足としてだけでなく、観光客にとっても絶好のクルージング手段となる。

ユスキュダルとカドゥキョイを中心としてイスタンブール新市街・旧市街をホッピングしていく船は定期船だと2~3時間かけて海峡を黒海方面まで進んで戻ってくるというロングライン。観光スポットはもちろん、小さな漁村にも止まるので、時間と好奇心が有り余っている人向け。また、通勤ラッシュの時間にはギューギュー詰めになる覚悟も必要だ。

一方で時間に限りがある人には、観光用に不定期で発着している小型クルーザーがおすすめ。交渉次第で貸切もでき、1時間程度で主要なポイントを巡ってくれる。

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エミノニュ

大きな港で交通の要所となっているエミノニュ。新旧市街を結ぶガラタ橋のたもとにあたり、いつもすごい人でごった返し、船だけでなく、バス、電車、タクシーがせめぎ合っている。定期船も貸切の観光船もここからスタートだ。

定期船が格安ではあるが、小型観光船ツアーの呼び込みもあちこちに立っているので、予算や時間に合うものがあれば、それを利用してもいいだろう。

エミノニュ周辺には、問屋の集まるマーケット街があり、食品、衣料品、雑貨などが売られていてお土産選びにピッタリ。ただ、浅草の問屋街と同じく、安く買うには10個とか20個単位で購入する必要がある。単体で買うこともできるがお得感はなくなってしまう。

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ガラタ橋

ガラタ橋そのものは、新旧市街をぶらつくうちに必ず歩いて渡る機会があるだろう。橋の上には釣り人、下にはレストランが並び、どちらから渡ってもそれぞれの市街地が絶好の背景となる撮影スポットだ。

船に乗っていると、ガラタ橋横ではイスタンブールの旧市街を海側から見通すことができる。ガラタ橋、ガラタ塔、アヤソフィア、スルタンアフメット・ジャーミィ(ブルーモスク)とそれぞれのミナレットが一望できる絶好のポイントを通過していく。

ところどころに現代建築や高層ビルも混じってはいるが、目を細めて見る遠景は、きっと数世紀前のコンスタンティノープルと大きくは変わっていないはずだ。

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ドルマバフチェ宮殿

迎賓館としても活躍する現役の宮殿。海峡にピッタリと寄り添うようにして建てられている大理石製の宮殿。内部は一部がミュージアムとして開放されていて、アジアとヨーロッパ両方の調度品が展示されている。

ドルマバフチェは「埋め立てた庭」を意味する言葉の通り、ボスポラス海峡の一部を埋め立てた場所にまずは庭園と木造の宮殿が造営された。その後19世紀に現在のバロックオスマン折衷の宮殿に改装された。外側は洗練された欧風だが、内側にはハレムを持つイスラム様式の色合いが濃い。

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ユルドゥズ宮殿

宮殿そのものはイスタンブールにあるほかの宮殿に比べるとかなり小ぶり。白い壁に木枠窓を持つ2階建ての姿はまるで大正ロマン風洋館のような佇まいを持つ。

この宮殿は、オスマントルコ最後期にスルタンとして即位し、政治的な安定をもたらし近代化に尽力したスルタン・アブドゥルハミドⅡ世が愛したことで知られている。

味のある宮殿にも関わらず小さな宮殿だけに、定期船からだとチラっとしか見えないので、注意深く岸を眺めている必要がある。

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チュラーン宮殿

1874年にスルタン・アブドゥラズイズによって改装された宮殿だが、現在はホテルとして営業中。ボスポラス海峡に面した建物は幅300mに渡り、正面玄関は船からもアプローチできるようになっている。

背部には広大かつ壮麗な庭園があり、宮廷生活の一端を味わえる豪華ホテルとして人気が高い。宿泊料金は高額だが、ティールームなどを利用する形ででもちょっと訪れておきたい場所だ。

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オルタキョイ

教会・モスク・礼拝堂などが混在している町。特にオルタキョイ・ジャーミィと呼ばれるモスクは19世紀半ば完成の真っ白なモスク。2本の細く繊細なミナレットを持つ姿はゴシック調だ。

現在はアートな街としても知られ、週末には大小のギャラリーに若手芸術家たちの作品が並ぶ、流行に敏感な若者たちや観光客がギャラリーハンティングを楽しめる街だ。有名ブランドではなく、キッチュな若者向けファッションショップが並ぶ通りもあり、イスタンブールではかなり人気が高い。

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第一ボスポラス大橋と第二ボスポラス大橋(ファティフ・メフメット)

どちらも世界最大級の吊り橋。アジアとヨーロッパを対岸に持つ、文字通り東西文化の懸け橋だ。離れた位置から見ていると、まるで蜘蛛の糸のように繊細でシンプルな姿をしていて、ヨーロッパ側の近代建築にもアジア側の伝統建築にも絶妙に溶け込んでいる。

夜には、ライトアップされた町と橋の魅惑的なコンビネーションにうっとり。古代イスタンブールを思わせるモスクや塔の上にかぶさるようにしてかかる姿が印象的だ。

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ルメリ・ヒサルとアナドル・ヒサル

ルメリ・ヒサルは、1542年建造の要塞で「ローマの城」を意味し、たった4か月で造営されたといわれる歴史的建造物である。オスマン帝国側が東ローマ帝国のコンスタンティノーブルを攻略するために作った、世界史で間ならず学ぶ15世紀のコンスタンティノーブルの戦いの舞台の一つだ。

ボスポラス海峡のもっとも狭くなっている部分のヨーロッパ側に位置し、向き合うアジア側にはアナドル・ヒサルが立っている。こちらはルメリ・ヒサルを築いたメフメットⅡ世の曽祖父が築いたものだが、キレイに修復されて海峡沿いの散歩コースとなっているルメリ・ヒサルとは対照的に修復されることなく廃墟となっている。

二つの要塞は第二ボスポラス大橋の真下に位置する。

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ベイレルベイ宮殿

イスタンブールでもっとも高いチャムルジャの丘を背にしたベルレルベイ宮殿は、大理石をたっぷりと利用して建てられたヨーロッパ式の宮殿。現在はミュージアムとして公開されている。

インテリアや内外装の多くはヨーロッパ風だが、庭園にはギリシャ風の装飾が多く用いられているのが興味深い。見かける配色は大理石の白と金色。この装飾の組み合わせが否応なく高級感を醸し出している。

スルタンの夏の離宮として建てられただけあり、広大な庭とボスポラス海峡とを風が吹き抜ける構造になっていて、暑い季節も心地よく散策できる。

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アルナウットキョイ

ベイレルベイ宮殿の対岸は、オスマン時代の政治家や有名人の邸宅が並ぶエリアになっていて、海峡沿いに多い石造りのどっしりとした建造物とはまた違った雰囲気を醸し出している。それもそのはず、これらの邸宅の多くが木造建築なのだ。

隣り合った町や村は、新興住宅があるかと思えば古くからの漁村もある。それぞれの建築物に表れる新旧と貧富の差を目の当たりにできる。

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最後に

ボスポラス海峡のクルージングは、ヨーロッパ風のゆったりとした川や穏やかな海をワイン片手に楽しむものとはちょっと違う。大型船舶も小さな漁船も行き来する交通量の多い細い海峡を、通勤や通学、買い物帰りのおばさんたちと一緒に船に乗り込んで渡っていくという生活感あふれるものなのだ。

船のエンジンや乗客の衣服こそ違っても、同じように数百年間ボスポラス海峡を渡ってきた人々を身近に感じられる。目に映るモスクや宮殿も当時の姿を残している。ちょっとしたタイムスリップ気分を味わえる貴重な場所としておすすめしたい観光地だ。

そこを訪れた人しか感じることのできない感動を、写真、動画、そして言葉で表現してみませんか?あなたの旅の話を聞かせてください。

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