Shwedagon Pagoda3

ミャンマー人の誇り、黄金に輝く仏塔シュエダゴン・パゴダを見てみた

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Shwedagon Pagoda

Shwedagon Pagoda3

ミャンマー人の誇り、黄金に輝く仏塔~シュエダゴン・パゴダ/ミャンマー・ヤンゴン

イギリス植民地支配の名残が見られるコロニアル建築、インド人街や中国人街などのエスニックな通り、巨大で活気あふれるマーケット。ヤンゴンは、アジアとヨーロッパの文化が優しく混ざり、マーブル柄になった都市だ。

シュエダゴン・パゴダは、そんなヤンゴン市街の北部にあり、ミャンマー仏教の総本山として、一年中熱心な祈りを捧げる参拝者たちでにぎわっている。

市街から車で10分程行くと、ヤンゴンの街角からも時折見えていた黄金の塔の本体のパゴダが、太陽に負けない金色の光で周囲を照らすかのようにして現れる。

シュエダゴン・パゴダの言い伝え

約2500年前の紀元前585年に、モン族の兄弟がインドを商用で訪れていた際に、仏陀が悟りを開いたとの情報を得て面会し、仏陀から直接もらい受けた8本の聖髪を持ちかえり、モン族の王へと捧げた。王はこの聖髪を丘の上に置き、高さ9メートルのストゥーパを建てた。

これがシュエダゴン・パゴダの起源だといわれている。また、この伝説は、シュエダゴン・パゴダだけでなく、ミャンマーという国の成り立ちを示す伝説として受け取られている。

その重要性も、寺院としての巨大さも、ほかのパゴダとは格が違うシュエダゴン・パゴダは、ミャンマーの人々にとっては、一生に一度は訪れたい場所であり、ミャンマー仏教の僧侶たちにとっては、信仰の中心であり、観光客にとっては、最も興味惹かれる建造物の一つである。

境内には、シュエダゴン・パゴダの由来が刻まれた石碑もあり、ビルマ語・パーリ語・モン語の3言語で説明されている。石の欠け具合といい、ミャンマー版ロゼッタストーンのような存在だ。

シュエダゴン・パゴダの歴史

Shwedagon Pagoda2

伝説の真偽のほどは定かでないが、黄金のパゴダは地震によって何度も破壊されていて、修復が繰り返されてきたことが、研究者の調べによって分かってきている。

実際に建立されたのは、6~10世紀頃ではないかとの見方が、考古学者たちの見解であり、現在、我々の目に映っている姿は、さらに時代を上った15世紀頃に完成したのだろうと考えられている。

17世紀に入ると西洋の歴史にも登場し、ポルトガルの探検家がシュエダゴン・パゴダを略奪。パゴダに寄贈されていた30トン近い鐘を大砲の材料にするために運び出そうとしたという。しかし、川を渡る途中で鐘が落下。その重さから回収することができなかったのだそうだ。また、この逸話はイギリス軍の話としても伝わっている。

19世紀の英国上陸の際には、シュエダゴンは要塞として利用するために占領された歴史も持つ。

信徒による寄進で光る黄金と宝石

Shwedagon Pagoda4

シュエダゴンのシュエは「金」を、意味するという。その名の通り、金色の輝くパゴダは黄金のプレート8688枚で装飾されている。いわゆる金箔のように薄い金を貼り付けているだけではなく、厚さのある黄金の板をビスで留めている部分もあるとのこと。

また、ダイヤモンド5451個、ルビー1383個など合計7000粒近い宝石もちりばめられている。特筆すべきは、パゴダ頂上の風見鶏に使われたダイヤモンド。76カラットのダイヤモンドは、100メートル近い黄金のパゴダの頂上を飾っているために、裸眼では確認できないのが残念だ。

黄金に輝いているのは、パゴダだけではなく、無数に安置される仏像たちもまたきらびやかな光をまとっている。シュエダゴン・パゴダはその寺院全てが黄金色といって過言でない。

境内には、日本から寄付された特大の望遠鏡が設置され、裸眼で見ることのできないお宝を眺めることができるようになっている。また、現在も寄進は歓迎されていて、また寄進者の宗派も問わない。境内にはATMが設置され、思い立ったその時に寄付ができる便利さだ。

お参り方法

ミャンマーの人々にとって、祈りはごく自然な生活の一部である。遠くからはるばる訪れた人も、会社帰りのOLさんも、近くに住んでいる老夫婦も、同じように座り込んで腰を落ち着け、ある者は静かにパゴダを見つけ続け、ある者は目を閉じて遠くへ思いをはせているように見える。

パゴダでは、国籍・身分関係なく、全ての人が裸足になり、徒歩でお参りすることになっている。石張りの床は、ボランティアの清掃活動によってピカピカに掃き清められ、仏像は磨かれ光り輝いている。

手に花を持って参拝する人も多く、街やパゴダ周辺にもお参り用の花売りを見かける。

また、金箔貼りはもっともポピュラーでやりがいのある参拝方法だ。金箔は売店で売られている。ゆっくりと紙から剥がし、気になる仏像にペタ。金箔を手でつかもうとするとバラバラやベタベタやボロボロになってしまうので、紙ごと押し付ける。これが正しい作法のようだ。

仏様がピカピカキレイになるという効果だけでなく、金という高価なものを自分の手で仏に貼りつけられるという、満足感も得られる楽しい寄進方法として人気がある。

売店には、ほかにもさまざまなお供えが売られている。中には、煙草もあり、煙草好きだと言い伝えられている賢人に供えるのだそうだ。

鳥かごに入った鳥たちもまた、一つのお参りの形。お金を払って鳥を買い取って放つことに意味がある。

八曜日占い

ミャンマーは占い好きな国。中でも生まれた曜日はとても重要視される要素だという。

八曜日とは、水曜日を午前・午後で2日に分け、残りの6日を足したもの。それぞれの曜日は、方角と守護動物を持ち、性格、運勢に影響を与えていると考えられている。名前も曜日占いを元につけられることが多く、感覚としては、星座や干支占いと似た感じだろうか。

パゴダの回りでは、八曜日の神が祀られていて、熱心なその曜日生まれの人々によって花が飾られ、水がかけられている。年齢に+1した回数だけ水をかけると良いとのこと。

出掛ける前に、自分の生まれた曜日、水曜日の場合には時間も確認しておくのを忘れないようにしよう。

マハーガンタ(マハーガンダ)の釣り鐘

Hanging temple bell

川に落ちて放置された鐘は、その後ミャンマー人によって引き上げられ、元通りシュエダゴン・パゴマに戻された。

ビルマ語が刻まれた渋い姿の鐘は、川に落ちた時に一部が欠けてしまったが、そのままの姿で今も訪れる人に煩悩払いの鐘をつかせてくれる。

「マハーティッタダの釣り鐘」は、マハーガンタの鐘に比べると、若干新しくて大きい。重さは42トンあるとのこと。赤や金で装飾された重厚な美しさを持つ鐘だ。

入場方法

外国人用の入り口があり、エレベーター完備。一気に丘の高さまで上がり、そこから渡り廊下を抜けることで、苦労することなくパゴダに近づけるようになっていて便利だ。

本来は、東西南北にある出入り口から入る。長い階段を上がり、両側のお土産屋台を覗き、縁日気分で気持ちを盛り上げながらパゴダへと近づいていく。

季節によっては、裸足の裏も頭のてっぺんも熱さと暑さでやられるので、外国人用出入り口が便利。しかし、ミャンマー人たちと混じってブラブラと参道を上り下りするほうが、気分は盛り上がるだろう。

また、入口で入場料を支払うと、ビニール袋に靴と靴下を入れて預ける仕組みになっているが、同じ出入り口に帰ってくると決めているのでない限り、持ち歩いたほうが安心かもしれない。

朝昼夜のシュエダゴン・パゴダ

breaking dawn

ミャンマー人たちは、夜明けのシュエダゴン・パゴダがもっとも美しいといい、多くの観光客たちは自分たちが訪れた昼間のシュエダゴン・パゴダをほめたたえる。しかし、実はシュエダゴン・パゴダがもっとも魅惑的に輝くのは、夜かもしれない。

日が落ちると、あちこちでライトアップが始まる。白と金色の建物の隙間からもれる明かりは柔らかな黄色。闇が濃くなるに従い、辺りは黄金色に輝き始める。

また、パゴダの周囲に安置された仏像たちは、ネオンの後光を背負っている。渦巻型だったり太陽型だったりさまざまだ。派手で明るい雰囲気を求めたのは理解できる。だが、色合いとデザインは再考を促したい。仏様の威光が安っぽく見えてしまう気がするのだ。

ヤンゴン市内そのほかのパゴダ

Sule Pagoda

「スーレーパゴダ」は、市街中心にある八角形の細長いパゴダ。スーレーとは聖髪を意味し、ここにも仏陀の聖髪が安置されているといわれている。高さ48メートルの塔は街のシンボル的な存在だ。

「チャウタッジーパゴダ」は巨大な涅槃像が有名なパゴダ。足の裏には108の煩悩を表わす絵がピンク色で描かれている。

「ボウタタウンパゴダ」も、聖髪を祀るパゴダ。金箔の小部屋には、毛髪が展示されているのを確認できる。8人の僧侶がインドから持ち帰った仏陀の遺品だといわれている。

「カンドーヂー湖」は、ヤンゴン市民たちの水のオアシス。水上に浮かぶ伝説の鳥をかたどった「カラウェイ・パレス」はレストラン。食事を取らずとも、近くで見てみたい。

また、近隣には動物園や水族館もあるので、寺巡りに飽きたらぶらりと一日過ごすと気分転換になりそうだ。

注意事項

雨季・乾季の影響で、日射し対策と雨対策は必須だ。帽子・サングラス・日焼け止め、または、簡易ポンチョや折り畳み傘を季節や天気予報に合わせて持ち歩こう。

パゴダは観光地である前に、宗教施設である。訪れるミャンマー人の多くが「ロンジー」と呼ぶ巻きスカートを着用していることから分かるように、脚を出した格好はNG。同様に腕や肩などの肌の露出が激しい服装も注意される。

また、境内は真剣にお参り中の信者が多い。少数民族などもいて、ついつい写真を撮りたくなるが、マナーを守り、邪魔にならないように、また断りを入れてから撮影するようにしよう。

ミャンマー人の美肌の元「タナカ」

Myanmar

地元ミャンマー人たちは「タナカ」と呼ばれる木の粉を使って化粧をする。ファンデーション的な使用法だが、顔全体に塗るよりは、ほっぺたや鼻、おでこなど部分的な塗り方をする。丸く塗ったり四角く塗ったりするのが、オシャレらしい。

このタナカ、塗ることで、肌荒れを防ぎ、日焼けも防いでくれる。さわやかな香りから、入浴後に体に薄く塗ると気持ちいい。

ミャンマーではごく一般的な化粧品なので、街中のどこでも見かけ、購入できる。最近は、オーガニック化粧品として製品化もされているので、試してみたい。

最後に

政治的に安定に向かい、経済発展も進むミャンマー・ヤンゴンは今、アジアでも最も注目される観光地の一つだ。

街中では、物価高やぼったくりの客引きなどの報告もあるが、基本的には国民の9割が仏教徒というお国柄から、優しく大人しい人々が多い。

急激に増えた海外からの観光客に戸惑っているのはミャンマー側かもしれない。今後のミャンマー観光が、安全で今の親しみやすさを失わずに残るかどうかは、これから訪れる我々の旅行態度も無関係ではないだろう。

穏やかで優しい国を旅する楽しみをいつまで持ち続けて欲しい。そう思う国だからこそ、人々の信仰や暮らしを妨げることなく、街に馴染んだ旅行スタイルを取りたい。

そこを訪れた人しか感じることのできない感動を、写真、動画、そして言葉で表現してみませんか? あなたの旅の話を聞かせてください。

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