bo0

ワインシャトーと巡礼モニュメントと月の港~ボルドーを旅してみた

»旅を職業にしたい人募集中!旅を人生の中心にしてよりハッピーな生き方に!「詳細はこちら」

bo0

ワインシャトーと巡礼モニュメントと月の港~ボルドー(Bordeaux)/フランス・ジロンド

ボルドーといえばワイン。ボルドーがフランスの地名であるところまではある程度知られていても、それがフランスのどの辺りか、どんな街なのか、なぜワインで有名になったのかというと、それは一部のワイン好きにしか知られていないのではないだろうか?

ボルドーは今も有名な観光地だが、世界遺産「サンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼地」の一部である3つの聖堂があるほか、2007年には新たにボルドーの歴史地区が世界遺産に登録された。

すなわち、ボルドーに行って楽しめるのはワインだけでなく、じっくりと歴史を味わうこともできるのだ。

bo1

ボルドーとワインの歴史

パリから500km離れた大西洋岸、フランスの南西に位置し、古代ローマ以来ワインと良港を利用した海洋貿易によって栄えてきたボルドー。18~19世紀にかけて大きく発展し、パリよりも100年以上早くに都市計画にのっとった街づくりが進められた先進地域でもあった。

ボルドーはジロンド県の県庁所在地名であり、ボルドーワインとは、ジロンド県産のワインすべてを指す。暑くて雨が多く、痩せて水はけのいい土地はブドウ作りに最適。大きく分けて5つの地区に分けられる生産エリア内には、細かく細分化された地域ごとに厳しい品質管理の元で原産地統制が行われている。

bo2

ボルドーワイン巡り

ボルドーには6本のワイン街道が通り、数えきれないシャトーがあり、毎年世界中のワイン通をうならせる格付け上位のワインをテイスティングできる場所があちこちにある。観光客は、船でのクルージングやバスツアー、時にはサイクリングでワイナリー巡りを楽しめる。

駅や観光案内所、各ツーリスト会社でもさまざまなツアーを用意している。半日程度の有名シャトーを訪ねるものから、1日かけて数か所のシャトーとブドウ畑、テイスティングを兼ねた食事が含まれるもの、ワインについて学んだり、収穫やワイン作り体験ができる長期間滞在コースもあり選り取り見取りだ。各シャトーは由緒ある歴史的建造物でもあり、見どころ満載。

しかし、星の数ほどある生産地を全て巡るのは至難の業。それこそ移住する必要があるだろう。

bo3

世界遺産「サンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼地」の3つのモニュメント

エルサレム、ローマとともに三大巡礼地である「サンティアゴ・デ・コンポステーラ」へはフランス各地から巡礼の道が通じている。現在も年間10万人以上がフランスから山を越えてスペインへと巡礼に訪れるという。

当然この巡礼の途中には数々の礼拝堂や聖堂が立ち、巡礼者たちの宿となり、祈りの場となってきた。ボルドーはこの巡礼の通り道にあたり、以下の3か所のモニュメントが世界遺産の一部として巡礼者と観光客とを集めている。

bo4

サン・タンドレ大聖堂

ステンドグラスの美しさが際立つこの大聖堂は、南フランス風ゴシック様式を持つ重厚な歴史的建造物だ。創建は11世紀だが、15世紀頃まで外装内装ともに手が加えられ続けた。

繊細な彫刻の数々が有名だが、特に北口「王の門」に「最後の審判」や「キリストの昇天」はゴシックの傑作として見惚れて立ち尽くす人も多い。また、50m近い高さを持つ鐘楼と2本の尖塔は高い建造物のないボルドーの旧市街ではランドマーク的な存在になっている。

大聖堂の右手にあるのは、旧ボルドー大司教の住居だった建物。内部も一部見学可能。

bo5

サン・ミッシェル大聖堂

15世紀頃に建てられたゴシック様式の教会。そびえたつ100m超の鐘楼と尖塔が目印になる。

内部は第二次世界大戦中の戦禍で受けた爆撃の煤がまだ残っているかのようにくすんでいるものの、きれいに修復された細かい彫刻が施された壁や柱などは、見飽きることがない。

地下ではカタコンベや古いローマン人の墓が発見されている。サン・タンドレ大聖堂に比べて訪れる人が少なく、静かにゆっくりと雰囲気に浸ることができる場所だ。

bo6

サン・スラン大寺院

世界遺産の3つ聖堂内だけでなく、ボルドーでもっとも古いとされる教会。創建は6世紀といわれている。

敷地内にはそれ以前のカトリック墓地の遺跡や納骨堂、宝物堂などがあり、明るさや華やかさはないものの、歴史を感じさせる静けさや重厚さを感じることができる。

bo7

月の港ボルドー

ボルドー市内を流れるガロンヌ川は、大西洋へと注ぐその途中で三日月形にカーブしている。「月の港」という呼び名は、それが古くからボルドーの通称だったことに由来する。

紀元前に創設されたボルドーの町は、紀元前1世紀にはローマの占領下となり優良な港を持つ植民都市の一つとして発展した。ワインは当時から主な取引物の一つだった。ローマ衰退後も、イスラム・イギリス・フランスなどの支配下にありながらも、都市としての発展は続いていた。

その結果、ボルドーには豊かな富を背景とした歴史的建造物が多く立ち並び、17~18世紀にはいち早く近代的な都市計画のもとに宮殿・広場・劇場・大通りなどが整備された。

世界遺産に登録されたのは保存状態の良いこれらの旧市街地の歴史的建造物が集まるエリアだ。先に世界遺産として登録済みの「サン・タンドレ大聖堂」と「サン・ミッシェル大聖堂」もこのエリアにある。

bo8

旧市街地内の見どころ

「ロアン宮殿」は、大司教邸宅として18世紀後半に建てられた。18世紀のボルドーで流行したスタイルをもっとも残している建物の一つといわれ、騙し絵や細かい木の細工などが見どころとなっている。第一帝政期にはナポレオンが邸宅として使用したこともあるが、現在は市庁舎として使用されている。

「トゥルニー通り」は、18世紀半ばに整備された道。長さは300m弱しかないものの。通り沿いに立ち並ぶ建物はファサードを持つ15世紀様式。タイムスリップ感を味わえる散歩道として、また写真撮影にも人気のスポットとなっている。

「大劇場」は、パリのオペラ座にも影響を与えたといわれる大規模建築物だ。18世紀後半に建てられたもので、12人の女神をかたどった円柱がずらりと並ぶさまは、ボルドーの当時の繁栄ぶりと文化的優秀さを想像させるに十分な華麗さだ。

bo9

最後に

ワインを味わえる観光地は世界各地にごまんとあれど、ボルドーほど集中的に高品質のワインを味わえる街はないだろう。またボルドーのワイナリー・シャトーは舌だけでなく目でも楽しめるという歴史的・建築的・芸術的な見どころまで備わっているのだから、それこそ何日滞在しても足りない。

ボルドーという街が持つ、フランスでも初期に発達した都市としての歴史と魅力は、ワイン通以外にとってもこの地に訪れるのに十分な価値がある。巡礼地の一部を体験し、ワインや香辛料の交易で富み栄えた人々が競って建てた豪奢な建造物の数々は、郊外に佇むシャトーたちとはまた違った魅力で旅人を惹きつけてやまない。

パリからTGVで3時間半。長距離ではあるが1本の路線でアクセスできる地の利を生かし、フランス滞在中に是非足を伸ばし、しばし滞在してワインと歴史に浸る時間を持ってみてはいかがだろうか?

そこを訪れた人しか感じることのできない感動を、写真、動画、そして言葉で表現してみませんか? あなたの旅の話を聞かせてください。

自由に旅をして稼ぎませんか?

自由にゆっくりと、風の吹く方向に歩む。旅そのものが職業、旅そのものが人生。
そんな生き方をする人が増える事が私たちの願いです。
だから私たちは、旅を職業にしたい人、誠の自由を手に入れたい人を心から応援しています。
このプロジェクトに参加したい人は以下の「詳細を見る」にアクセスしてください。

おすすめ

まだ読んでないの?

リアル本:2万8千部突破 世界一周の本ベストセラー

Yuuma Family – pickup

  1. 写真:Yuuma Familyインド15日目、コルカタINしてから電車を乗り継ぎイン…
  2. ※写真:yuuma familyスタートから61日目スタートからの距離2025k…
  3. img_2385
    2025km、61日間の思い出写真…

新着記事

  1. 201612114
    誕生日、クリスマス、お正月、もらったプレゼントやお金のすべてを寄付する、言葉にすれば簡単なよ…
  2. istock-000014228017medium
    日本人に大人気の観光地、タイ。中でも首都のバンコクには毎年たくさんの観光客が世界からやってき…
  3. rdfwse
    キャンピングカーでアメリカ横断すのは人生で一度は憧れる人も多いのではないでしょうか。しかしア…
PAGE TOP