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世界で最も火口に近づけるヤスール火山は地獄絵さながらだった!

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炎を飛ばすマグマまで徒歩15分!~ヤスール火山「Mount Yasur Volcano」/バヌアツ・タンナ島

83の島が800kmの間に転々とつながるバヌアツ。実は、太平洋プレートとオーストラリアプレートのぶつかり合う地点であり、環太平洋火山帯の一部でもある。

そんな火山地帯のバヌアツには、たった今も火を上げている有名な活火山「ヤスール火山」があり、ハイキング気分で火口まで行くこともできることから「世界でもっとも火口に近づける火山」として知られている。

「火」は、人にとって「恐怖」と「安心」の両方を兼ね備える、無条件に惹きつけられずにはいられない存在。大迫力の火に最接近できるヤスール火山の魅力を探ってみた。

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ヤスール火山の姿

ヤスール火山は南の島らしいジャングルに囲まれている。うっそうとした緑の中を車で抜けると、それは突然姿を現し、てっぺんの平たい部分から煙を吐いているのが見える。

遠くから見ると巨大な砂山のよう。近づくと砂だけでなく溶岩が固まった不思議なでこぼこギザギザの集まりであることが分かる。

麓から火口までは溶岩が固まった斜面を歩いていく。ほんの15分ほどの距離が、なだらかなようでいて意外に長くつらく感じるのは、周囲の殺伐とした風景のせいかもしれない。

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どのくらい火口に近づけるのか

火の口の淵まで余裕で近づくことができる。本人が希望すれば、火口を降りていくことだって可能。

火を噴くその穴の周囲には一切囲いがないのだ。今にも崩れ落ちそうな火口付近は実際に踏み外して転がり落ちる人が時折いるらしい。つまりそれぐらい接近できるというわけ。

いきなりの大きな穴。そして火はすぐそこに見えている。足元からゴロっと崩れ落ちた砂や石がマグマの中に落ちて火の飛沫をたてるのがはっきりと見える。

もちろん危険なので、「接近注意」を促す案内はある。しかし、実際には誰もが「もっとも近づく」ことを目的としてここを訪れているため、後一歩、もう半歩といった感じにジリジリと火口のヘリを崩しながら近づいていく。

確かに近い。

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なぜ近づきたくなるのか?

野生の獣にとって火は避けるべき恐ろしいものでしかないが、人にとっての火は、恐ろしい面と優しい面の両方を持つ。だからこそ、人は火を見ると畏敬の念を感じ、同時にもっと近づきたいという心も持ってしまうのだろう。

火山の火口が危険であることは誰もが知っている。特にここでは、グラグラと煮えたぎるマグマがすぐそこに見え、定期的に火柱が上がり、体に狙いをつけたように溶岩も降ってくる。

それでもなお、近づきたいと思ってしまうのは、人が火というものの魅力に抗うことができないから。その魅力の虜になってしまうから。

火口付近での注意

足元と頭上、そして風向きに注意が必要だ。

足場はとがった岩場に足取られて転ぶと大けがをするかもしれないから、また、特に火口付近では足場がそのまま崩れて石ころと一緒に火口に転がり落ちてしまいかねないから。

頭上への注意は、いつ降ってくるかわからない溶岩石への警戒のため。巨大な岩が落ちてくることは滅多にないようだが、小ぶりなものでも勢いよく噴出されたものが頭に当たればどれほどの威力になるか想像できるだろう。

また、風向きによっては、火口から吹き上がる煤煙にまかれてしまい、ゴホゴホと咳き込みむせかえるだけでなく、せっかくの火口が何も見えなくなってしまうという事態をさけるためと、ゴロゴロっと喉を鳴らして溶岩を吐き出すこのヤスール火山の攻撃から身を守るためだ。

過去には、ヤスール火山が吐き出した岩の被害にあって、ケガをした人も死者も出ているという噂だ。

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ガイドの声と行動に注意を払う

ガイド付きツアーならもちろんのこと、個人で上っていても、周囲にいるだろうガイドの言動に注意を払っておこう。

それというのも、彼らは溶岩攻撃からの逃げ方を熟知しているのだ。ツアーの場合には、溶岩が降ってくる方向、逃げ方などを彼らはその都度教えてくれる。

ただ基本は、溶岩が降ってきても背を向けて走って逃げてはいけないということ。振り向く、溶岩の行方を確認して避ける! これがルールなのだ。しかしこれは、心情的にも身体能力的にもかなり難しい

グローブでも持っていきたいところだと考えたが、ある日本人は盾を持ち込んだことがあるという話だ。なかなかいい考えだと思うが、溶岩の大きさが一定以上になると、やはりよく見極めて避けるというのがもっとも賢い方法らしい。

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アクセス

ヤスール火山へと登る入口はジャングルオアシスバンガローなど数か所。天候や地元の都合で料金所は変わることもあるようだ。

しかし、ヤスール火山の麓はジャングルになっているため、観光客が通れるような道は数本しかない。そのどこかに「ここでこの人に払うのか?」と思わず疑念を持たざるを得ないような道端で普通のおじさんやおばさんに料金を支払う。

車でのアクセスは、観光客の増加に合わせてどんどんと河口近くまで行けるようになってきている。現在は徒歩15分圏内まで車で行くことも可能になっている。

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麓から火口までの徒歩15分は地獄絵さながら

標高300mほどの山であり、日本では裏庭にちょっと登る程度の距離感だ。それなりの勾配はあるものの、登山というよりは、丘へ上っていく感覚のほうが近いだろう。

ただ、その道すがらの景色は特別だ。まず黒い。島の周りは真っ青な海、麓までは濃い緑のジャングル、そしてヤスール火山では冷えて固まった黒い地面が迎えてくれる。その姿はまるで丸焦げの山の死体のようだ。

危険なのは火口だろうと思うが、火口までの登山路は杭が打たれてコースが作られている。そこから外れてはいけないというわけでもなさそうだが、ほとんどの観光客はこの作られた道を行儀よく並んで上がっていく。

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昼に行くか夜に行くか

火を見るなら夜が美しさでは勝る。ただ、安全は昼が勝る。

ヤスール火山の場合、空から落ちてくる溶岩爆弾という敵がいるため、それをよく確認できる昼間のほうが安心なのだ。

しかし、火口内で溶岩がグツグツと煮えたぎる様子や、はじける様子、さらには、数十分間隔で轟音を上げて小爆発を起こし、間欠泉のように火を噴きあげる様子を見るのは、暗くなってからのほうがいいに決まっている。

原則として現地泊は行われていないため、夕方の明るいうちに登り、日が暮れるまでを火口付近で過ごして、暗くなったらさっさと山を下りるというパターンが多い。

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ヤスール火山に何度も行くなら

ヤスール火山は麓で入山料を支払う。この値段設定がおもしろく、何回目の入山かで違ってくるのだ。2回目は1回目の約半額、3回目は2回目の半額に、そして4回目以降は無料となる。

時間的に許されるのなら、当然何度も行きたくなるのが人情というもの。だからこそ、宿を取る場所は要注意だ。

ヤスール火山は、ツアーの場合はその昼の姿と夜の姿を見られるよう、通常夕方から夜に現地にいられるように計画して登山することが多い。

島の西や北側に宿を取ると、ヤスール火山までの距離が遠くなり、麓までの車移動と登山で往復4時間以上かかる。ツアーだとかなりの強行軍になってしまうため、何度も通うのはつらくなる。距離が遠いためツアー料金も交通費も高くつく。

個人で時間も日数もかけていろんな時間帯に何度も足を運ぶつもりならいいだろう。

しかし、比較的ヤスール火山に近い南や西は観光のための設備面で劣ってしまう。それでも、いやそれだからこそか、時間を短縮できる南部や西部に滞在すれば、交通費は安上がりですみ、ツアーであっても安く、手軽に何度も通って火口を眺める機会を持てるのだ。

ヤスール火山の登山口でもあるジャングルオアシスバンガローに宿泊していれば、そこから歩いて登ることも可能。交通費が浮くだけでなく、ジャングルハイクも同時に楽しめる。

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最後に

標高はわずか321m。火山の直径は3km。決して大きくない。しかし、ヤスール火山はその昔18世紀にクック船長がこの地を発見した頃から噴火を続けている。

世界中に観光で近づける活火山の火口は意外とたくさんある。しかし、近づける距離や場所はある程度の規制が行われているのが当たり前だ。それだけ本来は危険なものなのだ。

だからこそ、ヤスール火山の危ういような野放し状態には、かなりドキドキする。有名観光地ではないが、恐怖・刺激・魅力といったいろんなドキドキを感じられる場所として、訪れた人を余さずトリコにしているのがその証拠である。

そこを訪れた人しか感じることのできない感動を、写真、動画、そして言葉で表現してみませんか? あなたの旅の話を聞かせてください。

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