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中世に特化したハイセンスエリア~ガムラ・スタンを訪れて

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中世に特化したハイセンスエリア~ガムラ・スタン「Gamla stan」/スウェーデン・ストックホルム

ストックホルムでは目に映るものすべてがハイセンス。この感性はいったいどこからやってくるのか?

歴史あるものも、近代的なものも、斬新な未来風なものも、ごちゃまぜなのに、アンバランスさを感じさせないのは、一つ一つの建造物や街角のデザインの完成度が高いから。異なるお互いを拒絶せず、かといって交わるのでもない、不思議な距離感で存在しあっている。

そんなストックホルムの中で、「中世」という時代を極めているのがガムラ・スタンだ。新旧の建造物やデザインの押し付け合いや反発はそこでは見られない。中世から今にいたるまで続いている歴史を自然に受け止め、少しずつ生活や時代に合わせて調整しながら、町と人とが一緒に歩む町だ。

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ガムラ・スタン

テクテク歩いていれば1時間で十分一周できてしまう小さく古いエリアは、中世へとタイムトリップできるエリアとして人気を集めている。

北欧らしいカラフルで可愛らしい木組みの家々が並び、ところどころに教会の尖塔がそびえる街並みは、どうして馬車じゃなくて自動車が走っているのだろう? と思わずおかしな感覚を持ってしまいそうなくらい、中世的完成度が高い。

宮崎駿アニメのモチーフにもなったという景観を眺めながら、カフェでお茶をすする贅沢な時間をゆっくりと味わいたい。

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ストックホルム最古の教会

ガムラ・スタン内にあるリッダーホルム教会は、13世紀半ばに建造が始まり、時代ごとに改装が行われてきた。歴代国王・王妃・貴族たちの墓がある、国の礎的存在だ。町のランドマークとなっている高い尖塔は、頑張れば昇ることも可能。高い建物が周囲にないため、かなり見晴しがいい。

教会内部は意外なほどシンプル。シンプルだが質素なわけではなく、そこにはやっぱり計算されたシンプルビューティーがある。床と壁の色合い、天井と壁に繰り返されるアーチ、眩しいほどの明かりを取り込む窓など、祈りを捧げる教会としてだけでなく、人が集まった時の居心地のよさを追求しているように感じられる。

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大聖堂

リッダーホルムとは対照的に派手な教会。王家の戴冠式や結婚式など華やかな催しに使われることが多い。普段は、クラシック系のコンサート会場として使われることもあり、音楽とゴージャスな内装の両方を楽しめる。

1489年制作の「セント・ジョージと龍」の木彫りが有名。柱の間で龍退治をするセント・ジョージの勇ましい姿は躍動感があって素晴らしい。

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ドイツ教会

ハンザ同盟商人の富を象徴する教会で、白地漆喰の壁や天井に映える金メッキの天使38体とステンドグラスが圧巻。

心地よさげに舞う天使たちの顔を見ていると、こちらの顔にも微笑みが浮かんできそうだ。

高い尖塔が街歩きの目印になるので、一度立ち寄ってその外観と場所をつかんでおくと、狭いのに迷子になりやすいガムラ・スタンが歩きやすくなるはずだ。

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王宮

国王の執務室が置かれる国の中心。王宮内には600を超える部屋があり、その一部は一般開放されていて、見学ができる。450kgのクリスタルガラスシャンデリアや、銀器・ガラス製品のコレクションも展示されているので、見逃さないよう注意が必要だ。

地下にある王家ゆかりの財宝展示エリアでは、歴代ストックホルム王室の豊かさを目の当たりにできる煌びやかな王冠や財宝の数々に目が飛び出そうだ。王冠には700個のダイヤ・真珠・ルビー・エメラルドがちりばめられている。

王宮と言えばつきものの、衛兵交代式も中庭と裏門で行われる様子を見学できる。1人2人のミニサイズではなく、数十人規模の隊列を組んだ衛兵の交代式は見ごたえばっちり。季節によっては毎日ではなく隔日になるので、要チェック。交代式は正午スタート。場所取りのため少し早めに到着しておこう。

王宮の広さと地下の宝物の間でお腹いっぱいになりがちだが、付属博物館も見逃すべきではない。

ここでは、歴代の王に関連する「いわくアリ」グッズの数々が展示されている。例えば、グスタフ2世が戦死した時に乗っていた馬のはく製、グスタフ3世がオペラ座の仮装舞踏会中に暗殺された時に着ていた血のりつきの夜会服といった、幽霊話のもとになりそうな品々をガラス越しに見ることができる。

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国会議事堂

ガムラ・スタンとストックホルム中心街の間に浮かぶ小さな島の上に立つ国会議事堂は20世紀初め建造の四角く重たく厳かな雰囲気を持つ。実は円形なのだが、全体が重たい石造りなので角ばった四角い雰囲気を醸し出しているのだ。

内部はツアーでのみ見学が可能。建物や内装の歴史も説明してくれるが、多くは政治的な内容。特にスウェーデン・ストックホルムの政治の先見性や素晴らしさについて語る部分が長いので、興味を持てない人にとってはちょっぴり苦痛かも。

それでも、部屋ごとに凝った装飾が施されているため、目の保養にはなる。

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大広場

「ストックホルム血浴」または「血の沐浴」が起きた広場。16世紀、デンマークの信仰に抵抗した王族・貴族ら90人あまりが処刑され、広場が血の海となったことに由来する。

この事件はのちの独立戦争の大きなきっかけとなったことから、今は平和そのものの大広場だが、ストックホルムの人たちにとっては、他国の侵攻に対する強い反発と自国を愛する独立魂を代表する場所だ。

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貴族の館

ガムラ・スタンの中では端っこに位置するバロック風の建造物。貴族階級主催の初議会が開かれた記念すべき場所として、ホールの壁には多くの貴族たちの紋章が刻まれた楯が飾られている。その数2322というから、当時の貴族の繁栄ぶりが想像される。もちろん、内装の豪華さも素晴らしい。内部のホールはしばしばコンサート会場としても利用されている。

館の前にはデンマークが誇る偉大なるグスタフ・ヴァーサ王の銅像が立つ。これは敵から奪い取った大砲を溶かして造らせたという。

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ノーベル博物館

ノーベル賞100周年を記念して開館した博物館。歴代ノーベル賞受賞者たちとその受賞内容の紹介が主。それだけだと、あまり面白そうに感じられないかもしれないが、この博物館は客のニーズを良く知り追求している。

まずはミュージアムショップ。どんなにつまらないミュージアムであっても、ショップには多少の掘り出し物があったりするものだが、ここは期待をいい意味で大きく裏切ってくれる。ノーベル賞受賞作品のミニチュアや絵葉書などはもちろん、ノーベル賞授賞式の晩さん会の最後のコーヒーと一緒に供されるというアルフレッド・ノーベルの肖像入りチョコレートもお手軽価格で売られている。晩さん会で使用されるものと同じ食器も売られていて、なかなか魅力的だが、こちらはちょっと予算オーバーかも。

帰りにはミュージアムカフェでも足を留めたい。晩さん会に参加するには、ノーベル賞を取れるだけの実力、もしくはそのパートナーになる必要があるが、このカフェでは晩さん会のデザートとして供されるアイスクリームを食べることができる。たかがアイスというなかれ。

証券取引所の建物を利用したというが、アーチ型の入り口などシンプルかつノーブルな雰囲気はさすが。内部はガイドツアーもある。

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最後に

ガムラは「古い」、スタンは「街」を意味するのだという。

ガムラ・スタンはまさにスウェーデンの一角にある小さな小さな街にすぎない。ただ、中世の頃から大切にその生活も建造物も守られてきたため、今では特別な場所になっているのだ。

ストックホルムを中心とした王と貴族たちの繁栄と商人たちの富とは、ガムラ・スタンを裕福な街にもした。それは、町に残る有名な観光名所が教えてくれる。しかし、街歩きで見かける古い商店やカフェ、狭い路地などからは、いつの時代も本当に街を守ってきたのは、そこで暮らす人々なのだと思わせるだけの優しい古さと重みとが見えてくる。

そこを訪れた人しか感じることのできない感動を、写真、動画、そして言葉で表現してみませんか?あなたの旅の話を聞かせてください。

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