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何より大事で強固だった家族の絆がほどけそうな中国

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何より大事で強固だった家族の絆がほどけそうな中国

離れて暮らす家族と、どのくらいの頻度でどのくらいの期間、一緒に過ごしていますか?

伝統的に家族の絆が非常に強いといわれてきた中国。ところが昨今は事情が変わってきているようです。都会に住み、学び、働く若者の多くが1年に1度1週間程度しか帰省せず、地方で暮らす親たちは心配や怒りとともに待ちぼうけを喰らっている、そんな事情を如実に表現するテレビコマーシャルが注目を受けています。

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中国コカコーラのコマーシャル

時代の変化に敏感な清涼飲料水メーカーの中国コカコーラが作成したコマーシャルは、離れて暮らす親と子の、離れているからこそ見えないお互いの本音を引きだしています。

中国に染みついた儒教の思想は、親を敬い、子を愛し、家族や血縁の絆を何よりも重要視する文化を築いてきました。しかし、近年の急激な経済発展や国際化の影響を受けて、年に1度、中国人にとってお正月とお盆が同時にやってくるような「旧正月」の時期でさえ、帰省して家族で過ごそうとは考えない若者が増えているそうです。

でもそれは、必ずしも「会いたくないから」ではないのです。

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45日間休みがあったら

「もしも、旧正月に45日間の休みが取れたらどう過ごしますか?」とのCM中の質問に対して、登場する3人の若者は「旅行に行く」「妻や子と過ごす」「ゲームをする」と答えます。普通だろ、そうだよな、と同意する人の方が多いのではないでしょうか?

「じゃ、その45日間を親と過ごすとしたら?」との質問には、「長く離れてしまって、何を話せばいいか分からない」「耐え切れなくって逃げ出すと思う」「10日もあれば十分」というつれない言葉が続きます。

中国だけでなく日本であっても、「45日間あったら」の質問には、立場や年代によって、さまざまな回答が得られるでしょう。そして、「親と過ごしてみたら?」との提案に対しても似たような戸惑いや拒絶反応を示す人は大勢いると思います。

CMに登場する若者が今の中国の代表だとすれば、ある意味、中国の若者たちの感覚がより現代的に「進化」したといえなくもなさそうです。

ただ、それが良いことか悪いことかは別問題です。

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親の言い分

目まぐるしく刺激的な都会で暮らす子の側の言い分に「なるほど」と思えるのは、同じく子の立場に立っているからか、あくまで第三者だからか。もう一方の当事者である親の側はどう思っているのでしょうか?

「娘に好きだったバイオリンを弾いて聴かせてやりたい」「どんな仕事をしてどんな暮らしをしているのか知りたい」「これまでしてあげられなかったことをしてあげたい」。子の身勝手・身びいきな言葉と比較して、親の想いが純粋な子への愛情に基づくものであるところに、はっと思わせられます。

でも、そんな離れて暮らす子を思う親の気持ちは子にはなかなか届きません。気づいてもらえません。

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子の言い分

「忙しいし大変だけど、仕事が好きだし辞めたくない。でも、親は遠くへばかり行く仕事を辞めるように言う」というフライトアテンダント。「夢だった職業とは違う仕事についている。それを親に話したくない。怒らせたくない」とは、都会で肉体労働につき妻子もいる男性。「(長く一緒にいれば)ケンカになってしまう。普通に話せればいいんだけど」、これは毎日激しい練習に取り組む体操選手。子どもたちは、帰省して親と過ごす時間を十分に取らない理由をそんな風にあげていきます。

親を嫌っているわけではないけれど、今の自分を認めてもらえない、認めてもらえるかどうか不安、顔を合わせれば口論になってしまうという子サイドの不安が、故郷から足を遠のかせているのです。

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子の本音を聞いた親たちは

号泣。「まさかそんな風に思っていたなんて」とショックを隠せない親たち。

口うるさいのも、口論になるのも、すべては子を思う気持ちからきています。それが子にとって重荷になり、それによって親と過ごすことを避けさせる原因になっているとは露ほども考えてはいなかった親たちは、一様に大きなショックを受けて言葉を失い、涙を流します。

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本音も建て前も顔を合わせれば溶けてなくなる

子が成長して独立し、実際の距離的にも精神的にも徐々に離れてしまった親子の距離。離れて暮らす時間が長くなれば長くなるほど、お互いの本音を言い合うことが難しくなり、ますます互いの気持ちは伝わらずすれ違ってしまいます。

このCMの中では、子どもたちの発言VTRを親たちが見てショックを受けます。そしてその様子を撮影したVTRを子どもたちが見るというスタイルになっています。

最後にサプライズで親元へと現れた子どもたち。どちらも、離れていたこと、言葉も抱擁も足らなかったことを後悔して、離れ離れだった時間を取り戻すように抱き合います。

分かり合えないのではという子ども側の心配は、最初の抱擁シーンでその大半が溶けてしまうのが分かります。これが親子の切っても切れない絆というものでしょうか。

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中国における休日の過ごし方の変化

中国では、旧正月でさえも離れて暮らす子どもとその家族の7割が1日一緒に過ごすかどうかだといいます。また、年間を通じて故郷や実家で過ごす時間は7日足らずとの統計もあるそうです。

中国の旧正月は、少なくとも10日から2週間程度の休暇を取るのが一般的です。この間、地方から出稼ぎに出てきている中国人たちは、一斉に故郷に向けて旅立ち、あらゆる交通機関が恐ろしい混雑ぶりをみせたものです。都心部のビルは軒並みシャッターが下ろされて休業の紙が貼られていました。

ところが、中国がとった開放政策によって彼らの目と足は故郷ではなく、物珍しい観光地へと向けられる傾向があります。その証拠に、1月から2月頃の旧正月シーズンには、日本のあらゆる観光地に中国系の観光客があふれます。また一方で、旧正月だからといって休業しない店や職業も増え、まとまった休みを取りにくい状況も生まれてきているようです。

こうして、現実的に故郷までの距離は遠くなってきているのです。

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45日間しか一緒にいられないとしたら

年間7日程度しか家族で過ごす時間を取らない(取れない)のだとしたら、親が元気でいてくれる残りの数年から数十年の間に家族で過ごせる時間は7×年数分だけ。CMに繰り返し登場する「45日間~」というセリフも、残りの生涯、「45日間“しか”一緒にいられない」ととることもできます。

家族だから、いつでも会おうと思えば会える、だから今年は旅行に行っておいてもいいだろう、そんな考え方は一種の甘えなのかもしれません。

「もしも、あと45日間しか親と一緒に過ごせないとしたら?」そう考えたなら、今のうちにしておきたいこと、話しておきたいことがたくさんありませんか? CMはそう語りかけてきます。

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まとめとして

45日間といえば1か月半。小・中学生の夏休み以上の長さです。その間、親と一緒に過ごすとして、「一緒にいなければならない」と感じるか「一緒にいられる」と感じるか。自分も親も元気なうちはきっと前者なのでしょう。でも、どちらかの健康が損なわれて先が不透明になった時には、もうすでに「一緒にいられる時間は45日間以下」になっている可能性も高いのです。

このCMでは、親子だからこそ「いつでも会える」と考える若い世代と、親子だから「会えるならいつでも会って話していたい」と考える親世代のギャップをついた、子世代にとっては耳が痛く、親世代にとっては胸が痛くなるテーマを取り上げています。

中国の現実を覗き見しながら、自分たちの現実へと目を向けて見た時、あなたはどれくらい親や家族と一緒に過ごしていますか? 今後どれだけの時間を家族との時間に費やせそうですか? ちょっと見直してみたくなりませんか?

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