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光オプションに成層圏ツアーのある都市~ニジニ・ノヴゴロドを訪れて

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n2観光オプションに成層圏ツアーのある都市~ニジニ・ノヴゴロド「Nizhnij Novgorod」/ロシア

「ロシアの財布」と呼ばれる都市がある。2つ大河に恵まれた都市ニジニ・ノヴゴロドは早い時期から各種工業が発達し、ロシア発の原子力爆弾もここで設計された。その発展ぶりと産業機密を守るために、一時は外国人をシャットアウトし、ロシア国内でもその地図が出回ることはなかったという。

ニジニ・ノヴゴロドの経済力は昔も今も変わらず、ロシアの財布を預かる存在として認識されている。またその一方で、ロシアと中央アジアのカラーが混じり合った歴史的建造物や街並みが、観光資源として新しく注目を浴びている。

日本ではほとんど耳にすることのない地名だが、ロシア国内では大河クルージング基地として、歴史を味わう観光地として人気が高い。

そんなニジニ・ノヴゴロドだが、宇宙へのツアーまで始まった。

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赤レンガのクレムリン

一番人気はクレムリン。クレムリンはモスクワにあるアレだけではなく、各都市に建造された城塞すべてを指す。13世紀に木造の要塞を築いたのが、ニジニ・ノヴゴロドのクレムリンの始まりだ。

ヴォルガとオカという2つ大河に挟まれた天然の要塞は戦いで焼き払われ、16世紀により強固な姿へと再建された。この時建造されたのが、赤レンガを使った現在の姿のクレムリン。玉ねぎや金ぴかといったロシアらしさはここにはなく、赤レンガと緑の角錐屋根というシンプルさだ。

クレムリンには12の塔が残っている。廃墟となっているものもあるが、いくつかの塔は内部見学が可能だ。1500年から15年の間にたて続けに建造されたものだが、それぞれに塔の形状も高さもデザインも異なっているのが興味深い。

クレムリン内部は公開されている。赤い壁に沿って古いソ連軍の戦車や戦闘機などが陳列され、子どもたちがよじ登って遊ぶ姿や兵器マニアが撫でたり写真撮影をしている様子が印象的だ。

台地の上下に点在するクレムリンの全貌を眺めたり撮影するには、少し離れた場所のほうが適している。

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小さなアルハンゲリスキー大聖堂

古くて小さなカテドラルだが、ニジニ・ノヴゴロドのクレムリン内に位置する魅力的な建造物だ。白い石壁に緑の尖がり帽をかぶった姿はメルヘンチックでさえある。

内部は屋根部分までの吹き抜けになっていて、天井には長い鎖でロウソクのシャンデリアが吊り下げられている。祭壇上部は煌びやかなイコンが飾られ、白い壁とのコントラストが美しい。

ニジニ・ノヴゴロドの英雄ミーニンの墓があることから、観光客よりもローカルの信者たちが訪れることのほうが多いようだ。

大きさや見た目の派手さでは、聖母マリアカテドラルや聖アレクサンドル・ネフスキー大聖堂などもおすすめだ。

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中世から続くペチェルスキー昇天修道院

多くの聖遺物を所蔵するミュージアムを併設する古い修道院で、やはり白壁に緑のとがった塔が目印だ。細い尖塔がニョキニョキと生えている。遠くから見た時の修道院の姿は森の中の小さな城のようだし、小高い場所に位置しているため、そこからの眼下に広がる眺望もいい。

内部には古いフレスコ画が残されている。保存状態も良く一見の価値がある。また、修道院直営のカフェがあり、聖体拝領に使われるケーキや羊のミルクなど珍しいティータイムを楽しめる。

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ミーニンとポシャルスキーの銅像

ミーニンは肉商人、ポシャルスキーは大公。彼らはともに愛国者であり、義勇軍を組織してポーランド軍からモスクワを解放した。その功績から、モスクワの赤の広場には今もミーニンとポシャルスキーの像が置かれているが、ミーニンがこの都市の出身者であることから、現代ロシアはここから始まったと考えるロシア人も多い。

ロシア人にとって、この銅像と広場とは愛国心を確認する場所。観光客にとっては、銅像とクレムリンと教会とを一枚の写真に収められる絶好のスポットだ。

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ポクロフスカヤ通り

ニジニ・ノヴゴロドの観光には必ずセットされる買い物のための通り。大きな土産物屋やデパート、レストランなどがあるので、滞在中には必ず足を向けるはずだ。

また、この通りは古い時代の建物が多く残っていることでも有名。3階建て程度の石造りのビルが並ぶ通りには、保存対象になりそうな重厚さがありながら、怪しげな商店やカフェが軒を並べていたりすることもあり、なんとも不可思議だ。

ポクロフスカヤ通りで一番注目されるのが「国立銀行」ビルだ。ロシアの財布そのものであり、異国人は入場が規制されるのが残念。外からそのアールヌーヴォーなデザインの美しさを物欲しげに眺める観光客たちの姿も多い。

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M29成層圏ツアー

歴史的建造物ツアーに加えて、近年ニジニ・ノヴゴロドの目玉となりつつあるのが、成層圏へのツアーだ。

成層圏は宇宙の入り口。そこまで達するには特殊な乗り物と装備が必要。それを叶えてくれるのが、ミグ29戦闘機だ。ソコル飛行場ではまず、英語ガイドとともにミグ29について学ぶ。これだけでもマニアにはたまらないだろうが、その後パイロットによるフライト説明やメディカルチェックを受け、重量スーツも着こんで酸素マスクも装着する。

ミグ29は二人乗り。パイロットと自分だけが乗り込むプライベートフライトなのだ。もう気分はトップガンのまま、ジェット戦闘機のG体験を45分間。成層圏から青い地球をじっくりと眺めてくることができる。希望者はアクロバット飛行体験もできれば、一時的に操縦桿を握ってミグを動かすこともできる。

実際世界各地から訪れる希望者は多く、個人では予約が取れないことも。また、当然ながら参加費用は250万円以上と高額だ。身体検査の結果次第では落とされることもあるという厳しさもあるが、印象に残る点ではほかのどんな観光地にもアクティビティにも決して負けないはずだ。

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クルージング基地

ニジニ・ノヴゴロドの守り神でもある2つの大河は、昔も今も交易路として利用されてきた。それは今も変わらないが、この川の流れはいったいどこまでつながっているのだろうか?

モスクワやサンクトペテルブルグへは定期船があるほか、カスピ海沿岸へも、バルト運河を経由してバルト海沿岸のヨーロッパへも、ドン運河を経由して黒海や地中海へもつながる可能性がある。ユーラシア大陸のど真ん中から北の海にも南の海にも流れていくことができるのだ。

このような長期クルーズだけでなく、ニジニ・ノヴゴロド市内や郊外を緩やかに行き来するディナークルーズやフォルクローレ付きのクルーズなどもあり、優雅な川遊びには事欠かない。

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シベリア鉄道停車駅

シベリア鉄道の停車駅でもあり、日本からはモスクワ経由で夜行に乗れば朝には到着できる。また近年通じたロシア版新幹線であるサプサンを利用すればモスクワからや4時間を切る。

空港もあるが、国際便はヨーロッパ方面に数便飛んでいるのみ。国内便を使ってモスクワを経由することは可能だが、壮大な自然を目の当たりにできる電車の旅に人気が集中している。

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ロープウェイでヴォルガ川遊覧と隣町ポール散策

ヴォルガ川はその大きさゆえに都市の発展に役立ってきたが、近隣に暮らす住民にとっては、厄介な存在でもあった。そう、そこを渡る方法が船しかなかったのだ。人も車も電車さえも船で運ばれていたのはそう昔の話ではない。

今は地下鉄ができ、車の通る道もできているが、人はというとロープウェイを利用する。山を登るイメージのロープウェイで川を渡るのだ。時間にして12分の水面の旅となる。

ニジニ・ノヴゴロドの対面にあるのはポールという小さな街。取り立てて観光資源があるわけでもなく、ニジニ・ノヴゴロドのベッドタウンとしての役割を果たしている。ロープウェイは市民の足というよりも、観光そのものとして利用されることのほうが多い。

実際、ロープウェイから見るヴォルガ川、街、クレムリンなどは、高さと距離があるだけに俯瞰図となって見ごたえがある。夕方以降の街に灯りが灯る頃に乗ると、美しさも倍増だ。

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最後に

日本とは縁も浅く距離も遠い。訪れる人は決して多くない。でも、ニジニ・ノヴゴロドの中身を知ると、なぜ今まで知らずにいたのだろう? 放置されてきたのだろう? と不思議に思うほど魅力ある材料が揃っている。

特に気になるのは成層圏ツアー。実際に体験できるのはここだけだ。価格は目玉が飛び出しそうだが、一般人が体験できるもっとも宇宙に近いツアーだ。使用する機体がミグ29という渋さもたまらない。今後はこの最先端の観光と従来の歴史観光との両面の魅力で、多くの旅人を呼び寄せていくのではないだろうか。

そこを訪れた人しか感じることのできない感動を、写真、動画、そして言葉で表現してみませんか?あなたの旅の話を聞かせてください。

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