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台北・西門の夜のおすすめ散歩コース〜日本統治時代の建築物を巡る

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路線カラー青のMRT(地下鉄)板南線に乗って、台北(タイペイ)駅から一駅。西門(シーメン)は、東京で言うところの原宿のような、若者文化の発信地だ。

そんな流行の最先端を走る西門には、意外にも日本統治時代に建設されたレトロな建築物が数多く残っている。今回は、夕方から夜にかけて西門を起点にゆっくりと散歩し、味わい深い建物を眺めることにした。

 

西門駅の1番出口を出て、目の前の横断歩道を渡ると、華やかなビル街の一角に、まるでそこだけ歴史の流れから取り残されたように鎮座する赤レンガの建物が見える。

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西門紅楼、1908年竣工。台湾において初の、政府が建設した公営市場である。戦後は映画館として活用されていたが、1997年に三級古跡として正式に認定。以降火災に見舞われたものの修復され、今日までその姿を保っている。

この西門紅楼の最大の特徴はなんといってもその構造にある。正面の「八掛造形」とそれに続く「十字架造形」。八角形の入り口は東洋思想において良運を招き悪運を遠ざけ、十字架型の市場はキリスト教に由来する。まさに東西の意匠を織り交ぜた近代建築の傑作というわけだ。

現在では劇場やカフェ、土産物売り場などが入った総合的なエンターテインメント施設として活用されている。すでに西門の名所として再認識されており、案内板には「2008年に台北市都市景観大賞・歴史空間活性化賞を受賞した」と誇らしげに記されていた。

 

今度は東の方に歩を進める。寶敬路を歩いて行くと、右前にまた巨大なレンガ建築が見えてくる。これこそ有名な台湾(中華民国)総統府だ。

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こちらは1919年に、当時日本の統治下にあった台湾の総督府庁舎として竣工したもの。設計には、東京駅のデザインで有名な辰野金吾らが携わっている。完成当時は、日本国内で最も高さのある赤レンガ建築となった。

東京駅の4年後に完成したとあって、中央と左右に楼を構えるスタイルなどどことなく通じるものを感じる。しかし正面中央のタワー状の楼はひときわ高く、今でも台北のシンボルとして君臨している。

この台湾総統府、あらかじめ予約をすれば平日午前に見学が可能だそうだ。また、終日公開を行っている日もあり、こちらは予約不要で館内全体を見学可能なうえ写真撮影も自由らしい。筆者もまだ館内は見学したことがないので、次に機会があれば是非訪れたいと考えている。

ちなみに、台湾総統府の警備は厳重であり、立ち位置によっては警備員から写真撮影を禁止されることがある。そういう時は素直に従えば何も問題はない。車道を挟んだ反対側の歩道から撮影すれば、咎められることは少ないようだ。

 

台湾総統府の北どなりには、台湾銀行の本行がどっしりと構えている。

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前の二つの建築とは異なり、鉄筋コンクリート造りのやや新しめの建築だ。竣工は1938年、先代の木造建築の劣化が激しかったため建替えらえたものだそうだ。

竣工時、帝国日本の統治の下で台湾経済に君臨していた台湾銀行の姿を今に伝えるかのような、威厳を感じさせる佇まい。ライトアップされ浮かび上がる正面の列柱がなんとも美しい。

戦後は同じく台湾銀行という名で再スタートし、現在では国営台湾銀行の本行ビルとして活用されている。

 

さらに北へ歩くと、次の交差点で左右にレトロな建築が並んでいるのが見られる。

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向かって左手にはスターバックス重慶門市店。この建物はもともと、1899年に祇園辻利が台北に進出、辻利茶舗を開店したときのものだったらしい。その後改築され、100年以上の時を経てなお喫茶店として使われているのは運命の悪戯としか言いようがない。

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向かって右手には、金石堂書店城中店。こちらも日本統治時代に建設された建物を活用しており、二級遺跡として認定を受けている。アーチ状の意匠が非常に優雅だ。店内も広く、台湾の大手書籍チェーンとだけあって品揃えも豊富なので、散歩がてら立ち寄ってみるのも面白い。

 

ゆっくり歩いているうちに小腹が空いたので、目に止まった飯屋へ入ってみる。

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魚肉団子入りの麺類は、日本円にして約200円ほど。トロみのあるスープは優しい味わいで、よく歩いた身体に染み入るようだった。

帰りはまた地下鉄の駅まで戻っても良いし、台鐵(台湾国鉄)台北駅までも歩いて10分ほどだ。今回紹介した建物の他にも、街にはレトロな建物がそこかしこに残っている。仕事や学校を終えた若者たちが集う西門には、いよいよ美味しそうな匂いが立ち込めてきた。歩いてよし、見てよし、食べてよし。コンパクトながら魅力の詰まった西門の街へ、あなたもぜひ。

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