学問と芸術の巨大な結晶、ルーヴル美術館に行ってみた感想と写真

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学問と芸術の巨大な結晶~ルーヴル美術館

「学問と芸術のあらゆる記念碑的な作品を集めた場所」であるルーヴル美術館には、世界から集められた多くの作品が展示されている。

しかし実は、その存在自体が我々の想像を超える規模の作品でもある。そのため、ルーヴル美術館を訪れる人には、大きく分けて2つのタイプが見られるようだ。

1つは、興味ある絵画や彫刻など、目的の作品を観賞するために訪れるタイプ、もう1つのタイプは、美術館そのものを体験するために訪れるのだ。

施設概要

ルーヴル美術館は、約35,000点の美術品を所蔵する、総面積60,600平方メートルの世界最大級の史跡博物館であり、世界で最も来場者の多い美術館でもある。世界遺産として登録された「パリのセーヌ河岸」にも包括されている。

入場してまず最初に目に入るのが、ガラス製の「ルーヴル・ピラミッド」であり、正面を「シュリー翼」、その北が「リシュリュー翼」、南が「ドノン翼」とピラミッドをコの字に囲む形となっている。

また、世界的に有名な作品の多くは「ドノン翼」に集中している。

歴史的背景

中世に、要塞として防御のために建てられたルーヴル城。そのほとんどは長年の戦いによる破壊・改築によって残存していないが、「サン・ルイの間」が唯一、かつての様子を伝えている。

その後、パリ市の拡大にともない、ルーヴル城は街に吸収される形で要塞としての役割を終え、国王の豪奢な邸宅として修復されることになった。各時代の著名な建築家によって増改築が繰り返され、その贅を尽くした建築スタイルはルネサンス期へと受け継がれた。

歴代の王や王妃たちが、それぞれの欲求を注ぎ込んだルーヴル宮殿は、世代交代のたびに建築が中止し、さらなる変更を加えられていくが、やがてヴェルサイユ宮殿が建設されると、王の居所としての役割を終え、文化の中心地へと変貌を遂げていく。

また、歴史に翻弄されたルーヴルが、文化の中心となりえたのには、ルーヴルの西に隣接するチュイルリー宮殿の焼失が大きく影響している。

政治の場であったチュイルリー宮殿がなくなったことで、ルーブルは政治から切り離され、美術コレクションは急増。

さらに「大ルーブル計画」と呼ばれる大掛かりな改造が行われ、現在の巨大な美術館としての役割にふさわしい姿となった。

見学のこつ

想像を超えた巨大さ・複雑さ、この二つの難関が、見学者たちを迷わせ惑わせる。

ルーヴル美術館には、世に知られた有名作品以外にも、隠れた名作が多く収蔵されている。美術に特別な興味を持っている人にとっては、夢のような場所である。

ルーヴル美術館を堪能するために、パリに1週間以上滞在できるなら、それらの作品を一点ずつ見て行くことも可能かもしれない。

しかし、多くの旅行者にとって、ルーヴル美術館は観光の目玉の一つではあっても、そこまで時間をかける場所ではないだろう。

そこで、上手に利用したいのが、ルーヴル美術館おすすめ公式見学コース。オーソドックスな有名作品を回るコースを含め、20種類近くのコースが設定されている。

王宮としての歴史を垣間見ることができる「ルーヴルに暮らす」、当時の権力者たちの虚栄心を知る「なんて大きいんだろう! 巨大作品づくし」など、普通の美術館見学とは少し違った視点のものもあり、自分の興味に合わせて選ぶとよい。

その中で、普段美術にあまり関心を持たないタイプにおすすめなのが、モデルとなった人気小説をテーマとする、「ダ・ヴィンチ・コード、 フィクションとノン・フィクションの間で」だ。

約1時間半のコースでは、「ダ・ヴィンチ・コード」に登場するシーンを追いかけながら、展示作品を見て回る。

旅行中の移動時間を使って、あらかじめ小説を読んでおくと二度楽しめるだろう。

ほとんどのコースは1時間から1時間半程度で組まれている。

旅の計画に合わせてコースを組み合わせたり、また、有料ではあるが、DSやスマートホンを使用したオーディオガイドもあり、専門家のガイドを聞きながら、自分のペースで見学して回ることも可能だ。

代表作品

どの作品も一流品ばかりだが、代表作品といえばやはり「モナ・リザ」が挙げられる。

正式名を「フランチェスコ・デル・ジョコンドの妻、リーザ・ゲラルディーニの肖像」というこの作品は、モデルの素性・製作の経緯などのほとんどが謎であり、その謎を覆い隠す魅惑的な頬笑みは、現在も愛好家たちを魅了し続けている。

また、「モナ・リザ」の展示近くには、ルーヴル一の巨作「カナの婚礼」、腕がないからこそ想像力を刺激させられるという「ミロのヴィーナス」、ナイキ(NIKE)の社名の由来でもある、翼を持つ女神像「サモトラケのニケ」などがあり、1時間程度で見学することができる。

館内には、古代エジプト・オリエント・古代ギリシャ・古代ローマ・イスラムなど幅広い年代・文化の美術作品が集められていて、各地を旅してきた旅行者にとっては、懐かしく感じられたり、また、これからの道先の参考にもなるかもしれない。

写真撮影と虫メガネ観察

日本の多くの美術館では禁止されている「写真撮影」が可能なのが、ルーヴル美術館だ。

フラッシュをたかなければ、撮り放題。「モナ・リザ」とツ-ショットなんてこともできてしまう。

また、こんなに近くで見てもいいの? と観覧しているこちらが不安になるほど、名画に接近することもできる。

そこで用意したいのが「虫メガネ」。

インターネットのサイトでも、「ルーペ」でみるコーナーが作られているが、実際の観覧でも、特にカルコグラフィーのコーナーなどでは、その細密な銅版画を虫メガネでじっくりと観察してみると、その細かさに驚き、感動すること間違いなしだ。

美術以外の楽しみ方

美術館につきものなのが、売店。「ルーヴル・ピラミッド」下にある書店では、美術関連の書籍が数千冊並び、美術愛好家垂涎の場所となっている。

上階では、ミュージアムグッズが販売されていて、所蔵品関連のオブジェやアクセサリーなど、お土産にできそうなグッズが揃っているので覗いてみよう。

また、版画コーナーは、手作業で凸版印刷されたカルコグラフィーが人気。ルーヴルの刻印が入っているので、いい記念になりそうだ。

子供向けの「レ・ザンファン・デュ・ミュゼ」では、美術教育グッズやゲームなどが売られているが、小さな子供だけに楽しませておいてはもったいないようなアートグッズの宝庫だ。

ルーヴル美術館内は、カフェも充実していて、飲食可能な店はなんと15カ所。

暖かい季節には、屋外のカフェがおすすめだ。権力者たちが贅を尽くし、日夜眺めたであろう庭園を堪能しながら、おいしいカフェやジェラートでくつろげる。

さらに、「ルーヴル・ピラミッド」下にオープンしたスターバックスは、ルーヴル図書館と呼べそうなほど、ルーブル関連の出版物が豊富に揃えられていて、自由に閲覧できる。

もちろん、歩き疲れた体をゴージャスなソファで休ませ、嗅ぎなれたコーヒー香りを楽しむだけでも使用価値がある。

お得な入場方法

多くの公共施設がそうであるように、ルーヴル美術館にも無料開放日が設定されている。

毎月第一日曜日は一般無料観覧日とされているほか、26歳未満なら、毎週金曜日の夜間18時以降の入館が無料となる。

ヴェルサイユ宮殿、オルセー美術館、凱旋門などで使えるミュージアムパスも、パリにゆっくり滞在し、複数の施設を見学できる場合には有効だろう。

芸術作品としてのルーヴル美術館

ルーヴル美術館は、収蔵作品の芸術性の高さに加え、その存在そのものが芸術作品だと言われている。

入場券を購入して建物に入ったら、作品を一点ずつ、定められた順路にそって流されるように眺めていく美術館とは異なり、その建物、展示室の意匠、絵画と額縁、ライティング、さらにはその場に置かれたソファまでもが、一つの芸術作品として存在している。

だからこそ、ルーヴルには、多くの見学スタイルがある。

専門家のガイドに沿って効率よく見学していくグループもあれば、一つの絵の前で座り込んで見つめ続ける人もいる。

入館無料の日には、まるで街角でスケッチをしているかのように、イーゼルを立て、展示された名作を模写する画学生の姿も見られる。

視点を変えれば、大きな史跡でもあるルーブル美術館は、その建築物としての価値もはかりしれない。展示された美術品はもちろんだが、天井や窓枠、床でさえ、一見の価値のある芸術作品なのだ。

最後に

ルーブル美術館は、あらゆる文化的創造物の巨大な結晶である。

限られた時間の中ではあっても、作品の偉大さとともに、ルーヴルそのものが持つ威厳や歴史を感じとりたいものだ。

歴史や政治に翻弄された過去を持つ遺跡であり、世界中から素晴らしい芸術作品が集められている美術館である。さらには、その存在自体が芸術作品でもあるのがルーヴル美術館なのだ。

その場所を訪れた人しか感じることのできない感動を、写真、動画、そして言葉で表現してみませんか? あなたの旅の話を聞かせてください。

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