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岸和田だんじり祭りをイタリアで発見!「巨大ロウソク祭り」に参加!

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岸和田だんじり祭りをイタリアで発見!「巨大ロウソク祭り」(Corsa dei Ceri)/イタリア

「巨大ロウソク祭り」ではその迫力が伝わってきません。イタリア版のだんじり祭りといえば分かりやすいでしょうか。

祭りの多さでは世界トップレベルのイタリアとはいえ、その国の片隅で盛り上る祭りに、日本の伝統的な神輿祭りの姿を彷彿とさせるような「勢い」を目にするとは思いませんでした。

「巨大ロウソク祭り」という名の通り、大きなロウソクを神輿として担いだ氏子ならぬ信者たちが町を練り歩き、最後には猛ダッシュをして先を争うのですが、その盛り上がり方といい、迫力といい、イタリア版「岸和田だんじりか!?」と呼びたくなってしまいます。

聖ウバルド、聖ジョルジョ、聖アントニオの3聖人にそれぞれ黄、青、黒の色をあてがい、町は3つのチームに分かれて競い合います。

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巨大ロウソク祭りの特徴

担いでいるのが巨大なロウソク型であるところが、一番の特徴であり謎でもあります。

神輿の数は3台と決まっています。これはそれぞれに聖者を現わしているため、それぞれの聖者のシンボルカラーのコスチュームを着こんだ信者が担いで、町外れの丘から街中までを練り歩きます。

中心は巨大ロウソク、その下にはお揃いカラーの担ぎ手、その周りには町民たちという図ですが、どこが切れめなのか分からないような大混雑&大混乱に陥ります。

5mはあるだろう、チョキっと群衆の頭上に突き出ているはずの木製の巨大ロウソクも時には倒れて、人の波の上を流されていくようにも見えます。まるでロックコンサートでダイブしたロッカーがサーフしていくよう。神輿といっても2本の担ぎ棒とその真ん中をつなぐ木枠があるだけ。担ぎ手は成人男性7、8人。不安定なのも当然です。

傾いた神輿を修復しようと担ぎ手がよじ登って体重をかけます。その様子はヨットレースでやはり体重移動する乗組員にも似ています。担ぎ棒にしがみつく姿は磔刑のキリストのようでも。

大混乱の中、住民たちはなんとかロウソクにタッチしようと人を押しのけ飛び上がりよじ登ります。最後に神輿が大疾走しはじめると、それに引きずられたり転倒する人が大量発生します。

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巨大ロウソク祭りの開催会場・開催日

ローマの北170キロに位置するイタリア中部の町グッビオで開催される祭りです。

グッビオは小さな田舎町であり、電車は通っていません。もちろん空港もありません。アクセスは車。レンタカーや自家用車がない人は、ローマからペルージャへ、ペルージャからバスを利用することになります。所要時間はペルージャから1時間半程度。

開催されるのは5月15日。正午にロウソクが登場して神輿に設置するセレモニーが行われます。午後中街をグルグルと練り歩き、祭りのトリとなる大レースは夕方6時スタートです。

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巨大ロウソク祭りの歴史

かなり古い歴史を持つとされるこの祭りの起源には2つの説があります。その1つは、聖ウバルドに捧げる献身的かつ厳粛な祭りとして彼の死後に始まったとされるもので、毎年5月15日の彼の命日前夜に、ドゥオーモ、聖ウバルドが眠るインジーノ山、町を祈りを込めたキャンドルを持って巡るようになりました。

古くは本物のロウソクを使用していましたが、16世紀頃に木製のそれに変わりそれが今日まで何度も作り変えられながら、伝統を引き継いできました。ロウソク以外の面では、コースも日時もそして、その祭りも目的もオリジナルを固く守っているそうです。

もう1つの説はもっと古い時代の宗教が関係したもので、収穫の女神セレスに捧げる祭りだとするものですが、最初の一説と比較すると、信じる人も説を支える歴史的立証も少ないようです。

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巨大ロウソク祭りのパレード

当日午後に行われる練り歩きがパレードがわり。これはレースではないはずなので、スピードは必要ないのですが、自然と盛り上がり、押し合いへし合いしているうちに、あっちの壁にぶつかり、こっちの窓を割りといったことも起きます。

神輿をできるだけまっすぐにきっちりと立たせた状態で運ぶことが担ぎ手に課された任務。押されようが雨で滑ろうが、必死の形相で神輿の担ぎ棒を握りしめます。また、周りを取り囲むのは同じカラーのTシャツを着こんだ仲間。地連メンバーといったところでしょうか。彼らが傾きかければ体を張って押し返し、壁にぶつかりそうになれば、盾にもなる勢いで神輿とロウソクを守ります。

また祭り本番とは別に、午前中にはやはり色分けしたコスチューム姿の子どもの鼓笛隊などが町を練り歩く小規模なパレードもあり、嵐の前の静けさ的なかわいらしい姿を見せてくれます。

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巨大ロウソク祭りのイベント

神輿になるロウソクはドゥオーモに保管されています。祭り当日、そこから取り出され、神輿に設置するセレモニーが始まる頃には、もうドゥオーモ下の広場はギューギューの人出。

各カラーのコスチュームに身を包んだ担ぎ手が巨大なロウソクを担ぐとオリャーとばかりに駆けだします。その様子はまだ神輿がついていないだけに、諏訪の御柱祭りのよう。この危険な丸太ロウソクを担いだ暴走軍団が広場の人だかりに突入。もうすでに事故が発生しそうで、ドキドキです。

この広場で神輿との合体セレモニーが行われます。神輿には穴があけられていて、そこにロウソク下部の突起を刺し込み、さらに水を大量に注ぎいれます。木の膨張で固定するのが狙いだそうですが、果たしてそんなにすぐに効き目が現れるのかどうか。

この時水を汲みためていた水瓶が地面に落とされます。群衆は我先にとその欠片を集めて、幸運のお守りにするのだそうです。しゃがみこんで拾っていると、自分も粉々に踏みつぶされかねないので注意しましょう。

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巨大ロウソク祭りの食べ物

ドゥオーモの中では、祭りの前も後も参加者たちが浴びるようにワイングラスを空けているとか。残念ながら通りかかっただけの旅人はその宴会には参加できませんが、街のいたるところでパーティーが開催されています。街角でワインボトルとプラスチックのグラスを手にウロウロしているおじさんに出会ったら、挨拶を。グラスワインのご相伴にあずかれるかもしれません。

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一番の見どころ

岸和田市民は1年に1度開催されるだんじりのためにそのほかの日々を過ごすとまでいいます。グッビオもまた同じ。

チキチキ大ロウソクレースのゴールはサントウバルド聖堂。ここで忘れてはいけないのが、この祭りはあくまで聖ウバルドへの感謝を捧げるためのものだということ。夕方からのレースでは、3聖人のロウソク神輿は真剣勝負の様相で激しく先争いをしているように見えますが、必ず黄青黒の順番は守らなければなりません。

当然ゴールの聖堂のドアに一等賞で滑り込むのは黄色の聖ウバルド。黄色の一団がドアをくぐるや否やバタ~ンと閉じられて、あとの2チームは締め出しを喰らいます。毎年同じ流れと決まってはいますが、これを真剣に疾走して守ることで、その後1年の町の無事や幸運が約束されるのだそうです。

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まとめとして

岸和田だんじりがイタリア風味になったような祭り。その共通する激しさに圧倒されます。イタリアでは、「危険度最高」とまでいわれているそうです。もみくちゃにされることを覚悟しない限り、近づかないほうがいいお祭りです。だからこそ、惹かれるのですが。

イタリア最古の民族ウンブリア人が定住していたことから、グッビオをイタリア最古の町と呼ぶ人もいます。そんな歴史を背景に1年中何かしらの祭りやイベントが開催されている、興味の尽きない場所です。その一つと言っていいかどうか、グッビオは世界最大クリスマスツリーが山の斜面に登場することでも知られています。電飾を使って山の斜面に浮かび上がるその姿は、まるで京都の大文字焼き。

いつ訪れても何かしらの楽しみを与えてくれる街ですが、やっぱり5月15日が町民にとっても旅人にとっても特別な1日であるのは確かでしょう。

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