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日本人トラベラー河原啓一郎さん~医療ボランティアをしながらの世界一周

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中国人に襲われ、そして感謝された日本人トラベラーとは?

中国を旅するトラベラーは大勢います。自転車で世界を旅する話もよく聞きます。震災現場を訪れる外国人ボランティアも珍しくはありません。外国で大きな紛失物をしてガッカリするのはよくあることです。外国人が中国人に襲われたという報道も過去には多数あります。また逆に、中国人から感謝される外国人だってもちろんいます。

でも、その全てを兼ね備えた日本人は決して多くないはずです。

自転車に乗って世界一周の旅にでた日本人が、中国で起きた地震被災地へとボランティアに向かい、そこで自転車を盗まれて奇跡的に取戻したり、反日感情に逆上した中国人に襲われたり。救われ、批判され、感謝された彼は、中国中から注目され、その報道は大きな反響を得ました。

彼の名は河原啓一郎さん。「医療ボランティアをしながらの世界一周」を続け、中国でも世界でも知られる存在となり、日本でも注目を集めています。彼が中国で行った活動や彼の周囲で起きた事件、彼が選んだ現地に密着したボランティアスタイルとそこで受ける感激や感動、そして批判などを拾い集めてみました。

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彼が医療ボランティアとして世界一周を始めた理由、二つの出会い

大学生のころから、東南アジアをバックパッカーとして旅をしていたという彼が、一人の青年と出会ったことでNGO活動に参加するようになります。18歳という若さで、カンボジアで教師ボランティアをしているというその青年の影響を受け、日本語教師としてNGOで教え、貧民層の生活支援指導を行う活動に参加するようになったそうです。

二つ目の出会いはその活動の中にありました。右足の膝から下を失った7歳の少女と出会い、経済的余裕もなければ病院さえ近くにはなかった彼女がケガをして化膿した足を父親によって切断・縫合を受けたという事実を父娘から聞かされたことで、次の道が定まったといいます。それが帰国して大学卒業後に看護学校へと進み、さらに世界へとボランティアの旅へ出る計画につながったのです。

大学在学中は「安定した生活・収入」という不明朗な理由で会計学を学んでいたという彼ですが、看護士になった理由は、「世界の助けが必要な人のため」。明確にその目的を定めて学んだ彼は、2012年に自転車にまたがる看護士として、中国へと渡り医療ボランティア世界一周の旅をスタートさせました。

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彼の旅のスタイル

彼は世界一周の旅の足として自転車を選びました。それは、地元の人たちのぬくもりを感じられる距離感を取りやすい移動手段だと考えたからだといいます。そして、その考え方を彼は「欲張り」だとも言っています。

飛行機で飛び越えていくボーダー、列車の車窓から眺めるだけの景色を、実際にストップアンドゴーで体験したいと思いことを「欲張り」といえるその思考回路は、便利さや簡単さ、早さなどを追求してしまいがちな現代の旅のスタイルとは真逆の発想です。

また、彼は原則として旅にほとんど費用をかけていません。旅の空とはいえ、食べて眠る必要があるのは当たり前。彼の場合、宿は9割以上地元で知り合った人のお宅に泊めてもらい、そこで食事もご馳走になっています。この彼の旅のスタイルを支えているのが「カウチサーフィン」。旅先の宿としてこのサイトを利用しているほか、彼が日本で過去にホストとしてカウチサーファーたちを総勢250名ほど受け入れてきたことで、世界に友人の輪ができていることが大きな支えとなっています。

また、一つの地域に入ると必ずまず一人の友だちを作るという彼。「友だちの輪はそこから瞬く間に広がっていく」そうです。インターネットという便利なツールに彼の豊富な経験と彼のフレンドリーな性質とが、彼独自の旅スタイルを支えているのです。

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中国でのボランティア活動スタイル

彼はただ自転車で行きたいところへと放浪して観光しているわけではありません。彼の旅には「医療ボランティア」という目的がくっついています。

ボランティア団体や各種窓口を通じたボランティアではない、個人的な活動方法をとるのは、ボランティアという概念に対する自身の信念によるものです。雲南地震では、現地で知り合った同志と医療関連の支援物資を80kg分用意して被災地へと向かいました。ただ、そこで彼らを出迎えたのは反日感情という、負の歓迎でした。

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中国で受けた「中国らしさ」の洗礼

彼は中国入りして間もなく「中国の洗礼」を受けています。それは自転車の盗難。

日本人の、それもボランティア活動のために中国を訪れている若者の自転車が盗まれたというニュースは、地元テレビ局が発信するや、当時人気が出たばかりの中国の掲示板サイトで炎上し、500万人の市民が自転車探しに乗り出すことになりました。そして、その反響の大きさに地方公共団体や警察も捜索にあたり、奇跡的に自転車は発見されました。

これを「心のリレー」と呼んで市民のチームワークの勝利として喜ぶ声があがる一方で、普段は市民のために自転車探しなど絶対にしない警察が外国人だからと特別扱いをしたという反発も起きました。

これによって彼は、その年の「影響を与えた10人」に日本人として一人選ばれてもいます。彼自身は被害者ですが、いい意味でも悪い意味でも市民の、そしてことが大きくなるにつれて中国全体で喧々囂々と盛り上がる議論の中心となってしまったのです。

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中国で受けた反日感情のアタック

続いてその時期、日本と中国の間には島の領有問題が発生していたことから、対日感情が非常に悪化していました。反日行動などは、都市部ではデモや不買などの比較的温和な方法を取ることが多く、都市部を離れた方が過激な傾向があります。また、暴徒のようになった彼らは、「日本人らしい」「日本製品を持っている」といった不確かな情報であっても、一度攻撃の的として捉えると歯止めなく襲い掛かってくるという恐ろしさを持っています。

食事中だったという彼とその仲間たちは、囲まれ、腕をつかまれ、体当たりをくらい、その問答無用な行動に身の危険を感じてその場をなんとか逃げ出しました。警察には電話がつながらず、それでも追いかけてくる男たちから逃げるため、現地の友だちの家族にバイクで助けにきてもらったそうです。

「ケガはしなかったけど…」とこの襲撃内容を中国の掲示板サイトにアップすると、2時間で1万件。翌日には8万件ものコメントが寄せられました。その内容は、謝罪が大部分でしたが、必ずしも好意的ではない内容も含まれていました。それは、「彼個人に恨みはなくても、日本は許せない」「日本人に中国人の気持ちは理解できない」など、反日感情が含まれたもの。またさらにそれに対して、「日本のすべてを悪いと考えるのは違う」という反論もあがるなど、中国人の間でも議論があることが分かるやりとりが多数ありました。

この一連のできごとは中国メディアでも大きく何度も取り上げられ、彼は「単独で被災地ボランティアに来て襲われた日本人」として中国人の間で話題となりましたが、その後そのほとんどが削除され、検索にもヒットしない状況になっています。

彼一人の活動や彼の周りで起きた事件が、中国そのものを変えることはできませんが、中国人たちがその時に見て聞いて考えたことは、その記憶の中に確実に残っているはずです。

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まとめとして

彼は、将来自分の一番好きな国に孤児院を作ること、そこにボランティアを必要としないコミュニティを作ることを夢見ているそうです。

さらに、彼を医療ボランティアへと導くきっかけとなったのも一人の少女との出会い。旅の先々で配信されるメッセージからも、地元の人との触れ合い、特に子どもたちとの出会いを大切にしている様子が伝わってきます。そんな彼の個人的なもう一つの夢は「自分の子どもに誇らしく思ってもらえる父親」であること。

彼は今も旅を続けています。でも彼にとって世界一周は最終目的ではなく、人生の途中。これからも、夢を叶えるための旅がまだまだ続いていくのでしょう。

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