na1

毎年死者が出るナゴール祭りで恐怖のバンジージャンプにトライしてみる?!

»旅を職業にしたい人募集中!旅を人生の中心にしてよりハッピーな生き方に!「詳細はこちら」

na1

バンジーできなきゃ男じゃない!「ナゴール(Naghol/ N’Gol)」/バヌアツ・ニューヘブリディーズ諸島ベンテコスト島

バンジージャンプを「やってみたい」と思う人と「絶対無理!」な人とがいるのは当たり前。楽しみやスポーツとしてのバンジージャンプは、やるかどうかを本人が選択できます。

ところがバヌアツのペンテコスト島で生まれ育った男の場合は問答無用! 全員がもれなく危険極まりない原始的バンジージャンプをほぼ毎年行う必要があります。これができなければいつまでたっても一人前として認めてもらえません。またこのジャンプは成人男子が必ず行う儀式であると同時に、その年の収穫を占う祭事でもあります。飛ばなければ収穫にも差支えがでるかもしれません。この危険な儀式は「ナゴール」と呼ばれます。

そんな場所に生れ落ちなかったことを感謝するか、残念がるか。あなたはどちらでしょうか?

na5

ナゴールの特徴

命がけの飛び降り。まさにそれ。それだけです。

現在、世界各地で楽しまれているバンジージャンプの起源だといわれる儀式ナゴールは、確かにその見た目は似ているかもしれませんが。その安全性には大きな差がありそうです。

まず、飛び降りるには高い場所が必要ですが、それはペンテコスト島で取れる草や茎や蔓などを使って組まれる櫓です。1ヵ月以上をかけて組まれるという櫓の高さはてっぺんなら30m。飛び降りる高さは選ぶことができますが、高ければ高いほど、飛ぶ人物の勇気を示すことができます。同じく高ければ高いほど、その年の収穫を占うにあたって、豊饒を期待することもできるのです。

飛び降りる男たちは1本の蔓だけを頼りに飛び降ります。これまた、地元産のもの。自分でジャングルへと入り、あれでもないこれでもないと探し回って慎重に選び出された1本を足首に巻きつけるのです。

na9

ナゴールの開催会場・開催日

会場となるのは、バヌアツ・ニューヘブリディーズ諸島ベンテコスト島の一部の住民の村外れの斜面。飛び降りた時の安全性を考えてか、櫓が組まれるのは斜面の途中部分。坂の下り方向に向かって飛び降ります。飛び降りる男たちは斜面の柔らかく掘られた土の上にお尻や背中で着地し、すぐに集まってくる男たちによって救出されていきます。

毎年主食であるヤムイモの収穫時期が近づいてくる4月頃になると、櫓組みが始まります。30m以上の高さの櫓を組み終えるには4週間から6週間ほどかかるといいます。

儀式は4月後半から6月にかけての土曜日を中心として、毎週のように行われます。ペンテコスト島の成人男性は、じゃんじゃん飛びます。ある男は、毎週のように、ある男は、1回こっきりと、回数は選べるようですが、飛ばないという選択肢は「いくじなし」という看板を背中に背負い続けることになるため、ナシ。

成人男性といっても、年齢が決まっているわけではなく、どう見ても子どもでしょ? という年齢の男の子も10m程度の高さから飛び降りていきます。

ちなみに、ヤムイモの収穫時期に合わせているというこのイベントですが、実は命綱ともいえる足に結びつける蔓がもっともいい感じに成長して、多少は伸縮性を持つ時期でもあるそうです。

na8

ナゴールの歴史

言い伝えとして残っているのが、夫婦げんかがもとになっているという話です。

1000年ほど前、DV夫とその妻がいつものようにバイオレンスな夫婦喧嘩を始めました。日ごろから夫は妻を殴っていたようです。この日、妻は夫から逃げ出して太い蔓が絡みついている高い木に登って隠れました。探し回って妻を木の上に見つけた夫は、「今下りてくれば殴らない」と声をかけますが、妻が信じるわけがありません。下りてこない妻に対してますます怒り沸騰、あまり頭に血が上った夫は木に登って妻を引きずりおろそうとします。切羽詰まった妻は「ナムサン!」とばかりに木の蔓を足に結びつけて飛び降りたのです。夫も妻を捕まえようとして木から飛び降ります。その結果、妻は蔓のおかげで九死に一生を得て、DV夫は墜落死を遂げました。

これが儀式として発展した結果、夫たる男が足に蔓を巻きつけて飛び降りては勇気を示し、その年の豊饒を祈願する儀式と変化したのです。逸話と現代とがちょっとつながらないような気もしますが、現地ではそのように説明されています。

na7

ナゴールのイベント

現代のバンジージャンプはお遊び、またはスポーツですが、ナゴールはあくまで儀式。そのため、飛び降りる前には村総出で踊り歌って祈りを捧げます。足で地面を踏みしめるような踊りは男性が、頭に花飾りをつけ、手に赤い木の葉を持つ女性は左右に単調なステップを繰り返して唄いながら、儀式を盛り上げます。

また、飛び降りる本人も高所の飛び降り地点で鳥のような奇声をあげます。気合いを入れているような、空を飛べる鳥に祈りを捧げているような、不思議な時間です。これにかける時間は個人差があり、クエっと叫んですぐに飛び降りる男もいれば、何分間にもわたって叫んだり体をよじったりを繰り返す男もいます。

その間、下で見守りながら踊る村人から野次がとぶことはありません。

na6

ナゴールの食べ物

ヤムイモの収穫時期ではありますが、このナゴールが収穫の豊かさを祈願する祭りであることから分かるように、その場では新ヤムイモは登場しません。

残念ながら、特にこのイベントのための食べ物が供されることはないようです。

na2

参加できること

4~6月には毎週末のイベントとして開催されているため、多くの観光客が見物に訪れます。その中には命知らずが混じっていて、草で編まれた櫓に上ってみる人や、実際に飛び降りてみようとする人もいるそうです。でも、よじ登ることだけでもその危うさを十分に体験できます。櫓がグラグラと揺れるのです。それだけ衝撃吸収力があるといえなくもないのでしょうが、体に感じる揺れは恐怖感をあおるに十分です。

足にくくりつける蔓の問題があり、実際に飛び降りる人はまずいないとか。本当に参加したいなら、櫓組みから参加し、ほかの参加予定男性たちとジャングルで蔓選びにも同行して自分の命を預けるに足りる蔓を手に入れる必要がありそうです。

そして、旅行保険に加入していても、この危険なイベントでのケガには対応してくれないだろうことも知っておきましょう。

na3

一番の見どころ

ナゴールの飛び降りで使われる蔓は、現代のバンジージャンプで使われる綱のように伸び縮みしません。厳選された蔓が体重や衝撃に耐えきれずにブチっとちぎれることは、「ほとんど」ないそうですが、伸縮性のない蔓で飛び降りた時の衝撃は想像を絶します。

実際、その衝撃の強さは、念入りに組まれた櫓が傾き、一部が壊れることもある、その様子からも知ることができます。でも、その迫力と恐怖があるからこそ、このイベントは意味を持ち、盛り上がりも見せるのでしょう。

はっきりとした発表こそありませんが、毎年ケガ人は続出。死者も出ているという話です。

na10

まとめとして

ナゴールを目にしてびっくりしつつも、感動した一人の人物が、ニュージーランドで始めたのがバンジージャンプ。1988年にカワラウ川のカワラウブリッジから約50mのジャンプをしたのが最初だといわれています。

今では世界各地で、高さや難易度などを競い合うようにして設置されているバンジージャンプの施設。日本のテレビ番組ではよく罰ゲームの形で使われることもあるように、スポーツというよりは、チャレンジ、チャレンジというよりは苦行? と感じる人のほうが多いアトラクションです。

ただ、こうしてその起源を知り、原始的なバンジージャンプの様子を目の当たりにすると、最新の設備で飛ぶバンジージャンプなど、いくら高さがあっても実は怖くないのではないか? と一瞬でも思ってしまう自分が一番怖いような気もします。

自由に旅をして稼ぎませんか?

自由にゆっくりと、風の吹く方向に歩む。旅そのものが職業、旅そのものが人生。
そんな生き方をする人が増える事が私たちの願いです。
だから私たちは、旅を職業にしたい人、誠の自由を手に入れたい人を心から応援しています。
このプロジェクトに参加したい人は以下の「詳細を見る」にアクセスしてください。

おすすめ

まだ読んでないの?

リアル本:2万8千部突破 世界一周の本ベストセラー

Yuuma Family – pickup

  1. IMG_8223
    ニゴンボのレストランでは店のほとんどの所がアルコールを出していなく、何処に行ってもない!と断…
  2. IMG_7790
    ※文・パパyuuenntiniikumade ←動画yuuennti2 ←動画…
  3. img_2385
    2025km、61日間の思い出写真…

新着記事

  1. 3536b23
    いくら注意していても、たくさん旅をしていると何度かはハプニングに遭遇するものです。長旅だと尚…
  2. 056
    カナダの国技、アイスホッケーカナダの国技といえばアイスホッケー。カナダ国民に愛され、試合の日…
  3. money
    航空券やホテルの手配を終えていざ旅するときにするべきことといえば両替です。外貨両替はどこです…
PAGE TOP