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無実を叫びながらも死刑判決を受ける日本人。海外ドラッグ、麻薬事情

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日本人が麻薬で死刑に!

「海外へ行けばドラッグを試せる」、そんな安直な動機で手を出した結果の死刑判決。または、まったくそんなつもりがなくても、ちょっとした油断からドラッグトラブルに巻き込まれて、無実を叫びながらも死刑判決を受ける、そんな日本人が後を絶ちません。

マリファナ・大麻・合成ドラッグ。日本では違法なドラッグも、場所が変われば扱いも変わります。限りなく合法に近い形でドラッグ体験ができる国や地域も確かにあります。

でもその一方で、日本以上にドラッグに対して厳しい処罰を課している国や地域も少なくないのです。

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ドラッグは持っているだけで罪

日本では、ドラッグの使用だけでなく、所持や売買も罪になります。これは海外であっても同じです。

自分の意思で使用した結果の逮捕や刑罰であれば、ある程度自業自得として納得もいくでしょう。でも、知らぬ間にバッグに入れられていたり、「ちょっと持っていて」、「友だちに渡して」と中身がドラッグだと知らずに預けられて逮捕され、処罰されるとしても、あなたは納得できますか?

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2009年マレーシアの事件

2009年、覚せい剤3.5kgを密輸したとして日本人女性が逮捕され、1審、2審、そして最高裁での審理を終えて、死刑判決が確定しました。

マレーシアは麻薬関連の刑罰が厳しいことで知られています。その対象には、マレーシアに麻薬を持ち込む外国人も当然含まれています。

死刑判決を受けた日本人女性は、「頼まれた荷物を運んだだけ」と主張しましたが、認められませんでした。この主張の事実関係は分かりませんが、彼女は覚せい剤使用者ではなく、あくまで密輸した罪での死刑判決です。

日本と欧米諸国では多くの人がこの罪状と判決に対して「重すぎる」と感じていることでしょう。でも、マレーシアではこれが当然なのです。

彼女の事件は広く知られ、日本内外に多くのサポーターを持ちましたが、6年にわたってマレーシアで拘留された後、死刑判決が確定しました。今後はマレーシア国王の恩赦を求める以外に死刑から逃れる術はないそうです。

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中国で日本人死刑囚の刑が執行される

死刑判決確定どころか、執行された案件もあります。

中国もまた、ドラッグに対する処罰が厳しいことで有名です。薬物の売買や密輸に対しては死刑判決が下される例が非常に多く、また、刑の確定と執行に至るまでの期間が短いのも特徴です。たとえ冤罪だと訴えても、再審を受けられる可能性は高くありません。

薬物に関する死刑では、年間数千人が執行されているといわれる中国。その中には外国人も多く含まれているそうです。現在薬物関連で拘束されている日本人も40名ほどいるといわれていて、その内数名が死刑判決を受けています。

そして、これまでに分かっているだけでも、8人の日本人が死刑を執行されています。

薬物犯罪で拘留されている日本人、死刑判決を受けている日本人、死刑を執行された日本人、彼らの中には、計画的に密輸を企てた確信犯もいますが、運び屋としての役割を担っただけの人もいるそうです。

しかし、中国という閉ざされたカーテンの向こうで行われる審理は日本からは十分な情報を得ることさえできない状況のまま、判決・確定・執行となる例がほとんどです。

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厳罰主義のアジアと緩和主義の欧米諸国の対立

欧米諸国は全体的に、薬物に対する取り締まりを緩める方向に傾いています。厳しく取り締まるよりも、条件付きで認める方が、犯罪率も悪質な使用率も下がるという考えとそれを裏付ける現実的な統計から、その流れは強まり広がる一方です。

そんな中、アジアを中心とした国では薬物に対する取り締まりを強化し、厳罰に処することが今も少なくありません。目指すところは同じ薬物汚染の取り締まりではあっても、行動が正反対な両地域間では、薬物犯罪者に対する刑罰の処し方での衝突が目立っています。

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インドネシアで外国人の麻薬犯罪者に刑執行

インドネシアもまた薬物犯罪に対して厳罰をもってあたる方針を掲げています。そして2015年、外国人7人の受刑囚の死刑が執行されました。

その中に、インドネシアとは距離的にも政治的にも近いオーストラリア人が含まれていたことから、オーストラリア政府、国連の事務総長、EUまでもが死刑執行を中止するよう声明を発表しましたが、インドネシア国民の圧倒的な支持の下、麻薬の蔓延をストップさせるために必要な措置として、恩赦などは認められませんでした。

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麻薬犯罪厳罰主義に共通するのは?

ここで例にあげたマレーシア・中国・インドネシアでは、若者を中心とした麻薬の蔓延化が問題になっています。

麻薬の種類は、合成麻薬の登場により規制しきれないスピードで増え、かつ安価で流通するため、若者たちにとって手軽に手に取り気楽に試せる身近なものになってしまいました。

また、麻薬犯罪は政治情勢とも強く関係しているといわれます。アジアには黄金の三角地帯と呼ばれる麻薬製造エリアが存在し、周辺国の政治情勢が不安定になると反政府勢力がこの麻薬の製造や販売を資金源として暗躍するようになります。政府としては、反政府勢力の取り締まりは薬物の取り締まりと同意味でもあったのです。

アジアの政治情勢は徐々に安定しつつありますが、政治基盤を強固にするための手段としての薬物犯罪の厳重な取り締まりは、今も有効なのです。

このほか、イラン・サウジアラビア・ベトナム・シンガポール・タイなどを含めたアジア各地で、近年になっても麻薬犯罪に対する死刑が執行されています。

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日本人旅行者が巻き込まれるトラブル例

自主的に犯罪の一端を担う形で薬物に触れ、逮捕される場合はここで扱うトラブルには含めません。では、旅先での軽い好奇心から薬物に手を出した場合はどうでしょうか?

初犯だから、外国人だから、少量だから。そんな言い訳が通じるのは欧米の規制が緩い地域と日本国内だけです。ちょっとした好奇心や誘惑に負けたことで、異国の刑務所に長期滞在することになる可能性、そして、日本のように罰金や数か月から数年の刑罰、執行猶予付きといった軽い刑罰では済まない危険性、場合によっては死刑もありうるという現実は知っておくべきでしょう。

そして、もう一つの可能性が、運び屋に仕立てられる例です。これは、まったくの善意の第三者として麻薬犯罪関係者に悪用されるパターンではありますが、実際にマレーシアで死刑が確定した女性の判例からも想像されるように、冤罪を証明するのは非常に難しいのが現実です。

運び屋も、現地で知り合った人に「中国へ行くなら、これをついでに持って行ってくれない? 親へのプレゼントなんだ」といったセリフに騙されて、知らぬ間に薬物を運ばされている例や、開閉可能なハンドバッグやバックパックなどに、知らない間に薬物を入れられている例などがあります。

どちらも本人に認識不足や危機管理能力が不足している場合があるとして、外務省などからも注意を促すアナウンスが出されています。

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まとめとして

薬物が完全な「善」でないことは誰もが承知していますが、使い方や用途によっては、それなりの「善」にもなりうるというのが現在の欧米諸国の考え方です。さらに、これらの国々は、死刑制度そのものもまた、廃止すべきだという流れに乗っています。

そんな中、薬物を完全な「悪」と判断し、その「悪」に近づくものを厳罰である死刑に処することを厭わないアジアの国もあります。

両者は互いに相容れることができず、外国人が異国の地で薬物犯罪で逮捕されるたび、重い刑が確定するたび、そして死刑が執行されるたびに、世論が盛り上がります。

ただ、日本に限ってみてみると、日本国内における薬物犯罪は低年齢化や合成麻薬による汚染が進んではいても、国としては欧米のような緩和策も一部のアジアのような強硬策も取らず、比較的緩い取り締まりと刑罰で対応しています。また、薬物犯罪ではなくても、死刑の執行も不定期で行われているという現実があります。

そんな日本の麻薬と死刑に対するあいまいな対応は、海外で薬物犯罪で拘留され、刑を執行されようとする日本人に対して、政府が表だった大きな行動をとることがないという形で現れ、国内での報道も控えめです。

だからこそ、日本人の海外での薬物トラブルに対する意識が低く、我知らず犯罪に巻き込まれてしまう例が後を絶たないともいえるのではないでしょうか。

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