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痛々しさマックス、頭の固さを試す「ココナッツ割り祭り」に参加

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痛々しさマックス、頭の固さで信仰を試す「ココナッツ割り祭り」(Dodda Dyavara Jathre)/インド

選ばれた村人の頭に向かって村人代表たちがココナッツを振り落として割り続けるという奇天烈で痛々しいお祭りです。

ココナッツを頭で受ける人として選ばれることは名誉なのか罰なのか? 凡人には判別しがたいところですが、厄除けや幸福をもたらす祭りとして長い歴史があるのだとか。

そういう理屈なら、選ばれし人は幸運とまでいかなくても、強運もしくは悪運の持ち主ではあるようです。

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ココナッツ割り祭りの特徴

神への感謝を、頭を酷使して示すのがこの祭りの特徴です。

ココナッツの外側の硬さは想像通り。モジャモジャした繊維が生えてはいても、表面は鋭利で強固な刃物でもなければ割るのは難しい厚さと硬さです。それを、頭上から叩きつけられるようにして受けて割る、それがこの祭りの儀式。

パカッっと見事に割れたなら、それはその人が神の意に従って正しく生きてきた証し。もしうまく割れなかったり、ケガをしたりしたなら、縁起が悪いとされ、その人が悪いことをしたため天罰が下ったとも考えられるそうです。

だから、ココナッツを頭で受ける側は「もっともっと」とたくさんのココナッツを受けて、自分の神への信仰を証明しようとし、投げつける側はより気持ちよくパカっと割れるよう、力を加え角度を工夫して投げ続けるという図が出来上がります。

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ココナッツ割り祭りの開催会場・開催日

インドのタミル・ナドゥ州やカルナタカ州の村で行われている伝統的な奇祭です。シヴァ神を奉るお祭りなので、村の中のシヴァ神を祀る寺院が舞台となります。

大量のココナッツとお浄めの塩代わりのターメリックが用意された寺院内の広場で、身を浄めた選ばれし男たちがこの儀式に参加します。

開催は春から夏が多いようですが、特にどの祭礼に合わせてといったルールはない模様。時期は不定期、開催年も、5年おきとか10年おきとか、まばらに行われています。一説によると、村長や僧侶たちがインドの暦を元に決めているそうですが、確かなことは不明です。

また、祭りが開催される村によっても、その開催日や年が異なるため、実際にいつ祭りが行われるかは、耳を澄まし目をキョロキョロさせて現地情報を集めるしかないでしょう。一度見逃すと、次は少なくとも数年行われないので要注意です。

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ココナッツ割り祭りの歴史

ココナッツはもとから神聖な食べ物として、寺院への貢物などに使われてきました。そのため、インドでは祭りがあると、ココナッツが山盛り奉納され、それを信者たちが最後に分けてもらうのが通例となっています。

また、結婚や新築などの吉事には、鏡割りならぬココナッツ割りが行われるのも通例です。山積みされたココナッツを、僧侶からはじまって参列者たちが順に石の角などにぶつけて割っていくという儀式は、景気よくパカっと割ることで幸運を呼び込むとされます。

また、山車が登場したり、町をパレードで練り歩くような祭りでも、その先駆けはココナッツを地面にたたきつけて割って、そのジュースを街中にまき散らすことで、浄めとします。ベタベタした甘い香りが漂う様子は、日本の塩と水や酒で行うお浄めとはかなりイメージが違いますが、狙いは同じ。

このココナッツを使った浄めの儀式をさらに濃縮したのがココナッツ割り祭りです。選ばれた人の頭で直接割ることで、村全体の厄払いや幸運を呼び込みます。いつから始まったか定かではない村祭りですが、その歴史が最近始まったものでないことだけは確かです。

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ココナッツ割り祭りのパレード

祭りの当日、朝から村中を練り歩くのがシヴァ神の化身。供物を抱えたお供を従えた化身は、白い腰みのと白い髪、金色の衣装に大きな数珠をつけた姿で町を睨みつけながら通り過ぎます。

村人たちは、掃き清めた道をさらにココナッツを割った汁で浄め、通りかかるシヴァの化身にもココナッツ水を振りかけます。

ココナッツ割り祭りのイベント

祭りは1か月も前から始まります。寺院や家々を磨き倒して新しくペンキを塗り直し、通りを掃除し、神を飾る衣類や幕も新しいものに交換します。

同時に、関係者は肉類を断つベジタリアン生活に入って、体の内側から浄めの儀式も始めます。これらは、各寺院と信者たち、また各家庭で独自に行われるもので、祭事として人を集めることはありません。

当日の朝、選ばれたココナッツ割りの男は、水浴で身を浄めたあと、寺院の広場に立ち、鞭で打たれます。これは、人の体に入り込んでいる邪を祓う儀式だとか。数メートルの長いムチをしならせる鞭打ち人のワザも見事ですが、全身でそれを受け止める側も、それもまた修行なのか、苦痛の声も上げなければ苦悶の表情も見せることもありません。

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一番の見どころ

そして、祭りの中心となるココナッツ割りの儀式へとつながります。

ココナッツ割りを許される男は村によってはたった1人。多くても数人です。彼は、祈りを捧げて膝をついたところで、頭上にターメリックをたっぷり振りかけられ、おもむろに頭上にココナッツが打ちつけられます。

ココナッツは一度で割らないと縁起が悪いため、かなりの高さから力を加えて打ち付けられます。ゴッとかガツっといった、鈍い音とともに、ココナッツが割れると周囲の観客から拍手と歓声が沸き起こります。

選ばれしココナッツ割り男は、そんな声が届いているのかどうか、そのまま次のココナッツを頭で受け続けます。その数、数十とも100以上ともいいます。

中には、途中で頭から血を流してドクターストップがかかったり、打ちどころが悪く昏倒してしまう例もあるとか。そんな男は祭りから脱落してどこかへ連れ去られていきます。逆に僧侶やドクターが「そろそろ」とストップをかけるその時までココナッツをキレイに割り続け、正気を保てた場合は英雄扱いです。

頭上に振りかけられたターメリックは、魔除けの意味も消毒の意味も持ち、頭上で割れたココナッツの液体と混じって頭と全身を黄色に染めていきます。

今年のこの男は何個のココナッツをどれほどキレイに割ることができるか、それが観客たちの関心事です。それで、今後の村の吉凶が占われるのです。

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ココナッツ割り祭りの食べ物

浄めのために割られたココナッツの白い実はその場に居合わせた人々に分け与えられます。これは神聖な供物の分け前として、多くの人が少しずつもらって大切に口に含みます。

また通りでは、ココナッツを使った甘いお菓子もたくさん振る舞われます。

参加できること

ココナッツを割る頭を差し出す側も打ち付つける側も、村人の中から特別に選ばれるため、飛び入り参加はできません。

ただ、通りを浄めるココナッツ割りは誰でも参加可能。道行く男たちが地面にたたきつけていくココナッツを拾ってさらに小さく割ったり、自分が購入したココナッツを割るのは自由です。

ただ、その際には頭を使わないこと。これは、頭は神聖な場所であり、選ばれた人しかその方法を用いてはいけないから。もう一つ、原則刃物も使用禁止です。あくまで、道や道端の石などに叩きつけて一発で割るのがルールです。

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まとめとして

ただココナッツを割るだけの祭りのようですが、その儀式では神への信仰の深さが試されています。

ヒンドゥーの祭りでは、痛みで神への信仰を表現する例をよく見かけますが、これもその一つでしょう。ただ、痛みを感じるとしたら(痛みを表にだしたら)それは、信仰が足らないとみなされるのが辛いところ。

ココナッツを頭で受ける方も打ち付ける方も、何かに憑りつかれたような目つきで、ひたすらココナッツを受け・投げるその様子は確かに神がかりです。

最後に、ココナッツは想像以上に固いので、決してマネをしないように。本場の儀式では医療チームが待機していますが、毎年ケガ人が病院へと運び込まれているそうです。

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