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誰にとっても便利に、スーパーのショッピングカートは進化を続ける

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誰にとっても便利に、ショッピングカートは進化を続ける

スーパーである程度まとまった買い物をしようとすれば、誰もが手を伸ばすショッピングカート。お気づきかと思いますが、スーパーごとに少ずつその形や機能が違います。

目を世界へと向ければその形状はさらに多様化し、その国の文化を体現しているなぁと感心させられることも。また、ショッピングカートは使用者のニーズに合わせて、日々進化もしています。

そんな世界のショッピングカート文化に目を向けてみました。

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ショッピングカートはいつどこで生まれたの?

まず気になったのが、ショッピングカートの出自です。

その誕生日は1937年6月4日。アメリカのスーパーマーケットに初お目見えしたそうです。

当初は折り畳みのイスに車輪と買い物かごを取り付けたその不格好さに、客の多くが拒絶反応を示したものの、その使い勝手の良さと改良で見栄えが改善されたことによって、一躍人気モノになったのです。

ショッピングカートはスーパーマーケットとセットです。古いスタイルの商店では、店主はカウンターの向こうに客はカウンターの手前に立ち、口頭や指さしで棚や倉庫にある商品を出してもらって購入していました。購入したものはその場で袋に入れられて持ち帰ります。ショッピングカートどころか買い物カゴさえ必要なかったのです。

ところがスーパーマーケットの登場でそんな買い物の常識が覆されました。買い物のセルフサービス化が進み、買い物客は欲しいモノを自分で棚から選んでキャッシャーまで運ばなければならず、そこでカゴが登場し、それが車輪つきのカゴであるショッピングカートへと進化したわけです。

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国ごとに異なるショッピングカートの大きさ

日本で見かけるショッピングカートの大きさは、一部のホームセンターやウェアハウス的なスーパーマーケットを除くと小ぶりなサイズで統一されています。買い物カゴがちょうどおさまる程度の大きさです。

ところが、アメリカやヨーロッパなどで使われているカートは軽くその2倍は大きいのです。10ロールセットのトイレットペーパーを10セット近く詰めてしまいます。

この違いこそが文化の違い。その日の分か数日分程度の買い物しかしない日本人と1週間分以上の大量まとめ買いをする欧米人。食べる量も少なめな日本人とガッツリいく傾向が大きい欧米人。冷凍冷蔵庫や倉庫といった食品の貯蔵スペースが狭く少ない日本と何でも来いの広さと大きさを持つ欧米。徒歩・自転車での買い物客も多い日本に対して、車利用率の高い欧米。また、土地の広さは店舗の広さにも結び付き、日本のスーパーマーケットに大きなショッピングカートは邪魔者ですが、欧米の広々としたスーパーマーケットなら問題ありません。

そんな違いが、一度の買い物で購入する商品量に大きな差を作り、それに応じたショッピングカートを必要としているのです。

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ショッピングカートの進化

最初はただの「運搬具」としての存在だったショッピングカートですが、小さな子どもを連れて買い物をする人のために、チャイルドシートがつけられるなどの工夫がされるようになりました。

この工夫は日本人の得意分野。傘立て・バッグかけ・虫眼鏡付き・静電気除去パット付き・ブレーキ付きなどの機能性を加え、自動車がたや三輪車型などのヤンチャな子どもにも目をむけたショッピングカートが発明されています。

一方で欧米を中心にショッピングカートの盗難を防ぐためと、一定の場所に返還することを促す、コインデポジットタイプも発明されました。

スーパーマーケットで多めの買い物をすることのある人なら、ショッピングカートの使い心地が店舗の好き嫌いに多少は影響するのを経験しているのではないでしょうか? それくらい、買い物におけるショッピングカートの存在は大きくなっているのです。

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アメリカで巨大化するショッピングカート

アメリカでは、スーパーマーケットの巨大化と郊外への移転によって、ますます車で来店しまとめ買いをする傾向が大きくなっています。そのため、ショッピングカートもまた巨大化が進んでいます。

小柄な体格では扱いきれないような大きさのショッピングカートに山盛りの買い物をしてもまだ足らず、それをキャッシャー近くに駐車しておいて、もう1台のショッピングカートで買い物を続ける姿も珍しくありません。

さらに、ショッピングカートが大きければ大きいほど、客はたくさん買い物をするという統計も出ているらしく、アメリカのショッピングカートの巨大化は店側と客側の思惑がうまくマッチした、その結果といえそうです。

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ショッピングカートもパーソナリティに合わせて

ただ最近の傾向として、「みんな同じ」という豊かさの平均化から「それぞれに合った」という豊かさの個性化へと世の中は変化しつつあります。当然その波はショッピングカートにも現れているようです。

多くの人に使いやすい平均的ショッピングカートだけでなく、一部の人にとってだけ使いやすいショッピングカートを設置することを、スーパーマーケットの付加価値にしようというわけです。

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障害者対応のショッピングカート

ショッピングカートにチャイルドシートがついたのは、ショッピングカートの歴史の中でも古い出来事の一つです。ただ、このシートにおさまるのはいいところ小学生低学年くらいまで。ほとんどの家庭にとって、それ以上の年齢に成長した子どもは自分で歩いてくれるのでもうチャイルドシートは必要ありません。

でも、障害があれば話は別です。アメリカ在住のある母親が足の不自由な娘と買い物する時の不便さから、新しいタイプのショッピングカートを考案しました。

もともとチャイルドシート付きのショッピングカートは、ベビーカーとショッピングカートの両方を一人で押すのが難しいことから考え出されました。当然、車いすとショッピングカートを同時に押すのだって難しいはずです。

そこで、従来チャイルドシートがあるカートのバスケットのハンドル側にイスを取り付けてしまったのです。乗り降りの邪魔になるハンドルは左右開閉式に、重量のバランスを取ってカートを安定させるために車輪の数を増やし、落下を防ぐハーネス付き。

自分の車いすから乗り移る必要があるため、誰かに抱えてもらえる体重の軽さ、または立つ歩く行動が少しはできるという制限はつくものの、このショッピングカートなら大人も座ることができ、老人たちにもウケているようです。

自分の娘のために考案したことから娘の名をとって「キャロラインズカート」と名付けられた障害者用カートは、徐々にアメリカ各地のスーパーマーケットに置かれ始めています。

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日本にもある障害者用

実は日本にも障害者用のカートは存在しています。

1つは店舗で借りられる「買い物カゴ付き車いす」。車いすの背の部分にカゴを取り付けられるようになっています。

もう1つは、自分の車いすに取り付ける補助輪タイプのショッピングカートです。これは車いすの前で使用します。形は小さめのショッピングカートで、車いすとカートとはクリップ付きのバーで固定し、足をカート下の網に乗せてバランスを取るようになっています。

なかなかの機能性ですが、アメリカのキャロラインズカートとの違いはやはり大きさ。大きなカートいっぱいの買い物をしたいアメリカと買い物カゴ1個分程度でOKな日本では、障害者用であっても自然と必要なカートが違ってくるのです。もちろん店内の広さも関係しているでしょう。

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さらに進化するカート

同じくアメリカではショッピングカートの電動化やナビゲーター化も進んでいます。

かなり一般的になっているのが電動ショッピングカートの存在。さすが肥満大国。歩いてのショッピングがつらい人「障害者」や「老人」のために考案されて以来、体格が良すぎる健常者の間でも大人気となり、爆発的に設置数が増えています。

スーパーの中くらい運動がわりに歩けば…と考えてしまいますが、その巨体を見ると、確かに電動カートが必須アイテムかも…と思えてきます。

また、ナビ付きショッピングカートも試験運転中です。その名は「スマートカート」。「広すぎる店舗」や「多すぎる商品」の中で迷える子羊となる客を誘導してくれます。ウィンドウズ搭載の液晶モニターは音声認識タイプで、作成した買い物リストに沿って通路を誘導してくれたり、スキャナーで読み取っていく商品とリストとに間違いがないかのチェックも行ってくれます。

確かに、「あれはどこに?」と迷子になったり、質問した店員にたらいまわしにされたりする率を考えると、インフォメーションレディ付きのショッピングカートといった感じで使えそうな気がします。

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まとめとして

便利さの追求は、人間の永遠のテーマの一つです。たかがショッピングカートも、見方を変えるとその国や住民の生活スタイルによって異なる「便利さ」に合わせて姿を変えていることが分かります。

海外旅行先でスーパーマーケットに足を向ける機会がこれまではなかった人も、ちょっとした好奇心を満たしに覗きにいってみませんか? 生活に密着している場所だけに、商品以外にもその土地でしか見かけない「なるほど~」と思わせるサービスに出会えるかもしれません。

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