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80隻の沈船が待つダイビングスポット「チューク諸島」を訪れて

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80隻の沈船が待つとっておきのダイビングスポット~チューク諸島「Chuuk Islands」/ミクロネシア

グアムから空を1時間半。たったそれだけの距離。なのに、チューク諸島を囲む海は、キレイだといわれるグアムより数ランク上の美しさを持ち、観光客数は少ない。街ではほとんど日本人に出会うことがないほどだ。

しかし、そこかしこに残る日本軍が残した跡。その一つが80隻ともいわれる沈船たちだ。悲しい歴史の遺物だが、今はダイバー垂涎のスポットになっている。

観光地としての設備はグアムに劣るかもしれないが、観光資源の豊かさでは決して負けない、そんなチューク諸島の魅力を心ゆくまで堪能できるよう、情報を集めてみた。

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最大の魅力はよりどりみどりのダイビングスポット

普通のダイビングスポットに飽きたダイバーたちが辿りつく場所とまでいわれるのがチューク諸島。環礁内に沈んだ船や戦闘機の数々は、魚たちの隠れ家になっているだけでなく、チュークを訪れるダイバーにとって最高の魅力にもなっている。

第二次世界大戦中に日本海軍の要衝として巨大な基地と化したトラック諸島(チューク諸島の旧名)は、終戦前の米軍機による空襲で停泊していた船舶のほとんどが撃沈されて、そのまま海の中へと沈んでいった。

珊瑚や藻がついた船内は、ディズニー映画に登場するようなメルヘンチックなかわいらしさよりも、探検家気分を盛り上げてくれるダイナミックさでいっぱい。映画タイタニックで、沈んだ船内の様子が映し出されるシーンがあるが、これはチューク諸島に沈む実際の日本船で撮影されたものだ。

沈船は水深10~20m程度のところに多い。海の透明度が非常に高いため、素潜りでも十分にその姿を見ることはできる。ただ、船内に入って、一緒に沈んだ戦闘機や輸送品を見て触れたいなら、アドバンスクラスのライセンスが必要になることもある。

ダイビングショップの手配で、1日に1本から3本程度のツアーが可能だが基本釣り船程度の設備しかないため、シャワーやトイレの設備はまずない。すべては自然のままに、となる。

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旧日本軍の遺物

戦争の跡は海中だけではない。地上にも日本軍が残した建造物がたくさんある。

チューク諸島には、軍人だけでなく実業家たちも移り住み、最盛期には10万人近い日本人が生活していた。そのため、軍事施設だけでなく、委任統治領内南洋庁トラック支庁、南洋庁トラック医院なども建てられていた。

しかし終戦間近になって米軍の空襲を受けてそのほとんどが破壊されてしまった。ミクロネシアは米軍による信託統治終了後、ミクロネシア連邦として独立したが、各島の酋長が力を持ち、連邦の力は十分に浸透しない状況となっているため、ほとんどの施設は放置され、ジャングルに埋もれていく運命を辿っている。

飛行場跡、病院跡、海軍司令部跡、戦艦大和や武蔵が停泊していたブイの跡、そして、周辺地域での戦争犠牲者の慰霊碑などが、船と徒歩で見て回れる。中でも遺跡が集中しているのは、デュプロン島(夏島)で、ツアーも出ている。

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アイランドホッピング

1周30m程度の島から数十kmまで、どれも小さな島ばかり。そして、島と島はそれぞれ声が届きそうな距離だったりする。

そのため、島間の移動は小型のボートが主流だ。ただ、ボートだとあっという間に着きすぎて面白くない。そこで、シーカヤックでのアイランドホッピングが人気を集めている。

透明度の高い水面をスイスイと進んでいくのは、ご機嫌なアクティビティになる。また、数分から15分程度のカヤッキングで次の島に着くので、飽きず疲れない。

ほとんどが無人島だが、訪れた人が休憩できるよう、ヤシの木にハンモックがセットされていたり、小さな小屋が作られていたりもする。宿泊しているホテルでサンドイッチを包んでもらい、ぶらっと海へ散歩に出かける気分でアイランドホッピングを楽しめるとは、なんとも贅沢だ。

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小さな島を囲む広大なラグーン

浜辺に立てば、どっちを向いてもどの角度からカメラを構えても、ポスターのような写真が出来上がるだろう。真っ青な空、白い雲、青い海、白い砂浜。シンプル過ぎるほどだ。

広大なラグーンは、小さな島の回りに広く浅い瀬を作りだしていて、小さな熱帯魚たちの格好の住みかとなっている。イルカの背がすぐそこに見えていても、彼らの泳げる深さのところまでは数百mの浅瀬が続いていたりする。

砂浜エリアだけでなく、珊瑚礁エリアもたっぷりとある。世界各地のコーラルリーフが死滅しつつあり、あのカラフルな珊瑚礁を見かけることはめっきり減ってしまった。しかし、ここでは今も、原色のコーラルと原色の熱帯魚が透明な海のいたるところで見ることができる。

チューク諸島では、ダイビングライセンスがなくても、泳ぐことができなくても、腰まで水に浸かることさえできれば、そんな別世界を簡単に覗くことができるのだ。

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満点の夜空

島の周囲にはいつも風が吹いていて、雲が発生してもすぐに流れていってしまう。当然、雨が降っても長く降り続くことは滅多にない。

その結果晴天率が非常に高く、昼間はあまりの日射しにクラクラしそうだ。日焼け対策は万全にしておく必要があるだろう。ただし、夜は文句の付けどころのない満点の星空が空一面を覆う。

日本でも人里離れた山などではかなりの数の星が見られるし、一晩で流れる星の数も多い。しかし、チューク諸島で夜更かしをしてみると、桁違いの星の数に圧倒されることだろう。

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無人島体験

ほとんどの島が無人島なのだが、なかでもジープ島と呼ばれるジープ島とオローラ島は日本人経営のダイビングショップ所有で、島を丸ごと貸しきっての無人島滞在を楽しめる。

砂浜にヤシの木が数本、ブッシュが少し、そして小屋が一軒。そんな構成の無人島を、家族や仲間と水入らずで過ごしたり、お弁当と本を持って出かけてデーキャンプを楽しんだりすることができるのだ。

現在のチューク諸島の中心はウエノ島(モエン島)で、ほとんどのホテルやレストランが集中しているが、そんな繁華街からボートで15~30分ほどの無人離島で過ごすという贅沢は、ほかではそうそう体験できないだろう。

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アクセスと注意点

チューク諸島への直行便は運航していない。グアムで乗り換えて1時間半のフライトなので、日本からも半日程度で到着できる。現地では、島間はボート、島内は車か徒歩での移動となる。

島内は全体に治安はいいが、夜一人歩きをする観光客を狙った軽犯罪が増えているという情報もあるので、注意しておこう。

しかし、本当に注意すべきなのは、自然の力。まずは日射し対策。日陰が少ないこと、空気が澄んでいること、白い砂が紫外線を反射することなどの理由が考えられるが、とにかくあっという間に日焼けして苦しむことになる。

また、チューク諸島がそのまま環礁であるため、ビーチであっても素足は危険。ビーチサンダルを履いていても足を切ることが多い。街歩きはスニーカーで、海ではウォーターシューズでと、ケガから足を守りたい。

もう一点、現地の習慣として女性は膝から腰までは人の目に晒さないのがマナー。リゾートホテル内や海では問題ないが、街歩きの際には、パレオなどを巻いて人目が集まるのを避けるのが無難。

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最後に

チューク諸島はミクロネシア連邦の一州であり、周囲200km、約250の島々の集まりだ。これらの島は数千年前には一つの火山の一部だったもので、島と島の間には遠浅の海が静かに漂っている。

スペインやドイツの植民地だった時代や日本軍統治下で要衝として基地化された時代をくぐり抜けて、元からの先住民たちの手に島は返された。

海と共に生きるミクロネシアンたちはそんな歴史を感じさせない温和さで旅人を迎え入れてくれる。美しすぎる海とホスピタリティあふれる住民たちに出会える、とっておきのネイチャーリゾートとしておすすめしたい。

そこを訪れた人しか感じることのできない感動を、写真、動画、そして言葉で表現してみませんか? あなたの旅の話を聞かせてください。

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