七尾市を観光してみて~隠れた名所、見どころ沢山紹介してます!

露天風呂からイルカのジャンプを見よう/石川県七尾市

海で跳ねるイルカ、人との絶妙のコンビネーションプレーを見せるイルカ、その両方に出会える。

最高の贅沢を味わえる高級温泉旅館があるかと思えば、ワンコインでほっこりと堪能できる温泉もある。

さらには、訪れる人の想像力をくすぐる遺跡。森と神と池という、まるでジブリの世界が広がる公園もある。

そんな場所があるなら行ってみたいと思って当たり前だろう。

天然のイルカがすぐそこに「能登島」

能登半島の能登島は橋を渡ればすぐそこだ。

イルカの北限というわけではないようだが、普通にイルカは南の島にいるような気がしていた。しかし、北陸の日本海。冬にはドド~ンザザ~ンで、雪景色の能登にイルカたちは自然に暮らしている。

このイルカたち、我々が能登島をドライブしたり、散策したり、海岸近くの温泉でくつろいでいると、海上の白い泡の中に出たり入ったりする背びれが見え、時にはジャンプまでしてくれる。

水族館などならイルカに接近することも、タッチすることもできるが、自然そのままのイルカを陸地からウォッチングできるのは珍しいのではないだろうか。

もちろん、ボートを使ってもっと接近してイルカを見ようというツアーもあるので、お好みで。

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能登島までは、「能登島大橋」と「ツインブリッジ」を経由して

七尾市の有名温泉地和倉から、大きく長い橋がかかり、また、北陸天然オイスターで有名な中島町からも橋が渡り、能登島の観光化が徐々に進んでいる。

能登島大橋は、ゆるやかに平坦でないのが特徴。ゆるやかにバウンスするような上下のカーブがついているのだが、車で通りすぎると短時間なので、それを十分に味わえず楽しめない。

そこでチャレンジ。この橋は歩道があって歩いて渡ることもできるのだ。ドライブ旅行ならすべてを歩いてとはいわないが、橋のたもとにある駐車場に停めて、30分程度、海上空中散歩をしながら、この橋が持つフォルムと海とのマッチングを眺めたい。

北陸の小さな島に渡るのに2本の橋がかかるだけでもスゴイのに、ツインブリッジはその見た目もなかなか。それほど長い橋ではないが、バランスよい美しさは、どこからみても絵になる。

ジンベイザメのお腹がすぐそこ「のとじま臨界公園水族館」

日本には星の数ほど水族館があり、その多くが地元密着の中規模サイズか、日本中から観光客を呼ぶテーマパークタイプの大規模サイズ。

この「のとじま臨界公園水族館」は前者。だからといって、劣っているわけでは決してない。それどころか、すみずみまで目が行き届いた、癒しと遊び心満載となっている。

半日あれば十分ゆっくりと見て回ることができる最適サイズで、一時的な混雑期を除けば、イルカなどのショーもペンギンの行進も、イタチの餌付けも、並ばず整理券なしで見て参加することができる。

そして、何よりの見ものは、ジンベイザメ。入場してすぐの巨大水槽には、悠々と浮かぶように泳ぐジンベイザメの姿がアップで! 目線よりも高い位置を泳いでいくので、白いお腹もパッチリ。

高級旅館とホテルと共同浴場、どれをとる?「和倉温泉」

高級志向の強い感の和倉温泉。有名な加賀屋の影響もあり、高級サービス合戦が繰り広げられている。

もちろん、そんな高級旅館やホテルで至れり尽くせりの贅沢を堪能するのもいいだろう。ただ、和倉温泉にはもう一つ、チープでシンプルな楽しみ方がある。

まず向かうのは、和倉温泉の中央部の源泉が流れ出す公園。ここで、温泉卵を作ってみよう。これ、持ち込んでもいいし、売店で売っている生卵を使用してもいい。15分ほどで出来立てホカホカの温泉卵が食べられる。

次は和倉温泉総湯に向かう。共同浴場だが、最近施設が新しくなり、外観はとっても立派。そして内部には、内湯、露天風呂、サウナもあって、ワンコイン以下。もちろん源泉のかけ流しを存分に楽しめる。

また、服を脱ぐ時間もない人には、隣にある無料の足湯もおすすめ。外にある分、温度が少し低めで、足をつけるとじわじわと疲れが出ていくような気分。

能登島の日帰り湯なら、露天風呂からイルカが見えるかも「ひょっこり温泉・島の湯」

能登島大橋を渡ってすぐのところにある小綺麗な日帰り湯。湯は循環加温だが、露天風呂からの景色が最高!

すぐそこに波打つ能登の海。それを見るだけでも贅沢だが、そこで跳ねる大きな魚影はイルカ! ちょっとばかりイルカの視線が気になってしまうくらいの近さに感動だ。

埋葬されているのは夫婦? 国際結婚?「須曽蝦夷穴古墳」

須曽蝦夷穴古墳が築かれたのは、もう日本の古墳時代が終わりに近づいた頃だと考えられている。この時期には小・中規模の墳墓が多く作られているため、古墳の存在自体は珍しくはない。ただ、須曽蝦夷穴古墳は朝鮮色が濃いことが注目点だ。

横穴式の墳墓にはドーム型の天井を持つ石室が2つ。これは当時の高句麗スタイルに近いという。誰が埋葬されているのかはわかっていないが、石室が二つということは、二人? 夫婦? 高句麗との国際結婚? などと想像が膨らむ。

というのも、この古墳、石室の中まで入ってじっくりと見学ができるのだ。中はがらんどうだが、古墳に入れるという体験は考古学者を除けば、そうそうないもの。

また、近くにある蝦夷穴歴史センターに立ち寄ると、ここからの出土品や研究結果などを見ることもできるので、古墳を訪れる予習が復習として訪れてみたい。

赤蔵山と赤倉神社と御手洗池

標高178mと決して高くはないが、今も原始的な林が守られている霊山の「赤蔵山」。憩いの森としても整備され、ハイキングも楽しめるようになっている。

また、赤蔵山に鎮座する「赤倉神社」は、推古天皇の御代に開山とされるほか、聖武天皇の東宮が眼病を患った時には、この地の水で治療を受けて快癒したと伝えられている。

その水が集まる「御手洗池」は、赤倉神社境内にあり、毎分600mlの湧水が池の底から湧き出している。万病に効果があるとして訪れる人も多い。

それぞれの見どころをピックアップして訪れるというよりは、森の香り、神の気配、水の匂いを感じながら、ゆっくりと深呼吸したり散策したりしたい場所だ。

車窓と駅弁だけじゃない、郵便車「オユ10」見学付き「のと里山里海号」

穴水から七尾の間を1時間かけてゆっくりと走る観光列車。アテンダントによる案内つきで、沿線の風景を車窓から、またときには駅舎に降りて楽しめる。

2~4両編成の小さな電車であり、走行距離も短いが、季節に合わせて停車駅での滞在時間が変わったり、社内サービスのお弁当などが変わるなどの工夫もあり、鉄ファンでなくても、なんども乗ってみたくなる。

しかし、のと里山里海号は、鉄ファンをも唸らせるポイントも持つ。それは、途中駅の能登中島で、全国でも非常に珍しい鉄道郵便車の見学ができるのだ。車内にはポストが設置されているので、ぜひとも親しい人宛て、そして自分宛の手紙を投函したい。「オユ10」という郵便車の特別印が押された思い出が配達される。

まとめとして

正直、七尾市に派手な観光スポットや観光資源はない。ご紹介したものは、どれも味も価値もある場所だが、ピンで「いきたい!」と思い、「行くぞ!」となるだけのパワーにはかけるかもしれない。

でも、七尾市の総合力はスゴイ。訪れた人が飽きることなく、どこを向き何をしても満足度が高い場所は、日本中探しても決して多くない。七尾市を訪れるチャンスがなくても大きく後悔することはないかもしれないが、訪れて後悔することもまた決してないだろう。

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