「海外の仕事」外国で小物手芸家をしながら旅暮らししてみたら

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手先の器用な人は、いろんな意味でつぶしがききます。たとえば、かぎ針と毛糸があれば、ちょちょいと子ども用の手袋や靴下くらいすぐに編めてしまう人がいます。ビーズと糸があれば、小さなチャームくらい30分で完成してしまう人もいます。古着を使ってバッグを作れる人も端切れを集めてパッチワーク小物が作れる人もいます。「こんな小技ができたところで仕事にはならない」と思っていませんか? 実は、収入につながる仕事にできるかもしれません。もちろんノマドをしながらでもできます。

隙間時間を使ってできるからサイドビジネスにピッタリ

一つの品にかける時間はせいぜい30分から数時間。小売価格の安い設定のものは短時間でたくさん、少しお値段が張っても買ってもらえそうなものなら、もう少し時間をかけても…といった考慮が大切です。有名作家によるゴージャスなアクセサリーや、カシミアのニットスーツを注文で作るのとは違うのです。

また、いきなりこれで生活費をすべて賄おうとするのは、残念ながら無謀としかいえません。主婦やほかからの収入のある人がサイドビジネスとして始めるのに適した職なので、1日の大半を作業にあてるわけでもありません。あくまで隙間時間を使っての内職感覚です。でもだからこそ、プラスアルファになればいいなという気楽な感覚で作ったものが売れて、収入になった時の喜びは大きいはず。

小物だから、店舗で扱ってもらいやすい

短時間・低予算で作り出すものなので、基本的に小物になります。小さなマスコット、シンプルなアクセサリー、ちょっとした衣類小物などは、例えば、スーパーマーケットにもおけるし、ドラッグストアにあってもおかしくないですね。またはコーヒーショップやレストランのレジの横にもおけるし、洋服店でも扱えます。身の回りの小物で、腐ったり傷んだりもしないものなので、どんな店舗でも扱いやすいという特徴があるのです。

ちょっとした隙間時間の手すさび製品のために、自分のショップを最初からオープンする人はまずいません。もっとも簡単なのは、作ったその製品と相性のよさそうな店の片隅に置いてもらうこと。小さく低価格のものであれば、売り上げマージンを取られることも少ないでしょう。それどころか、普段と違ったものが置かれてそれが客の目を引くことになれば、その店の売り上げにも貢献できます。話の持っていき方次第では、喜ばれる場合もあるくらいです。

材料費をケチって収入単価を上げる

いくら隙間時間で作っていても、材料費がかさめば、売値とのバランスが崩れてしまいます。小物の制作は、この場合趣味でもボランティアでもないので、収入として黒字にならなければ意味がありません。そのためにも材料費をケチることが大切です。

まずは手持ちの材料を使うことを考えましょう。次に多少手間でも安く仕入れられる場所を探して購入しましょう。ケチりすぎて、粗悪品を作ったのでは、売れなくなってしまうので本末転倒ですが、工場で大量生産するのと比較した時、作業費はタダ(というか、自分の時間を活用するばかり)なので、材料費以外にケチれるところがありません。

少しでも収入につなげるためには、材料費をミニマムにするのが一番の近道です。

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作るのも売るのも場所を選ばない実例2つ

こうして制作する小物。基本的に作る場所も売る場所も選びません。ミシンなど、持ち運びのできない機械は原則使わないのがベスト。自分の手とちょっとした作業グッズと材料さえあれば、電車の中でも、職場の休憩室でもできるもの。または、ノマドで海外を放浪していても、どこでもできるもの。そんなものに目を向けましょう。

旅先で見かけた小物制作者の例として、どこかから拾ってきた木切れを組み合わせて、ボンドで貼りつけたり、縄で結んだりでリースを作って道端で売っている人を見かけたことがあります。材料費はほぼゼロ。製作時間も数分。道端での販売なので、設備投資もゼロ。残念ながら、あまりセンスのあるリースが完成していなかったので、私自身は購入する気になれませんでしたが、季節がクリスマス前だったこともあり、それなりに人を集めていました。

また、ミサンガに名前の刺しゅうを入れるという小物制作販売をしている例も見たことがあります。手作りミサンガだけでは珍しくもないのでなかなか売れませんが、針と刺しゅう糸を使って、購入希望者の名前を縫い付けていく、その一手間のおかげで、けっこう売れていました。こちらの場合、実は私も購入した組。ファーストネームをローマ字で縫い付けるのですが、作業時間はほんの2、3分。旅の間、ネームタグがわりに、ずっと腕に巻いていました。

これらは、究極の低予算手芸の例ですが、ちょっとした工夫と器用さがあれば、ありきたりのものに付加価値を与えることができるのがよくわかりますね。

ニーズを極め、腕を磨け

先のクリスマス前のリースのように、多少下手くそでも季節感があることで売れることもあります。これ、ニーズをつかんでいる例になると思います。また、ノマドで海辺の観光地に滞在しているなら、パレオなども需要がありそうです。逆に寒い場所に滞在中なら、毛糸の帽子や手袋といった防寒具、若者が集まる場所なら、キャッチーなミニマスコットなど、その場所で人の目を集められるもの、入用になりそうなものが、売れるものです。

そして、できることなら腕も磨きましょう。先のリースも、もしセンスのあるものなら、もっと数が売れたか、値段を上げることができたでしょう。センスは自分の中に埋もれているだけでなく、どこかから盗んでくることもできます。

人気のある商品から、アイデアをもらうのは、コピーしない限り罪ではありません。周囲を行きかう人を囲む小物たちにも目を向けて、ニーズを探りつつ、センスという名の腕も磨くことが売り上げアップにつながります。

小物作りが好きなら、ストレスを解消して楽しみながら小遣い稼ぎ

小物作りが上手い人の多くは、小物作りが一種のストレス解消にもつながっている場合があります。チクチクしていると心が落ち着く。チョキチョキしているとスッキリする。そんな心境です。

もしあなたもそんなタイプの一人なら、小物作りの時間は、その小物が売れた時の収入から時給換算せずにはいられない時間ではなく、ストレスを解消しながら楽しめる有意義な時間にもなります。楽しみながら、できあがった作品で小遣い稼ぎもできるとしたら、一石二鳥ですね。

まとめとして

手芸は手の技。器用さとセンスとやる気があれば、どこでもいつでもできるフリーランスワークです。

最初は手すさび感覚で材料費分が赤字にならなければいいやくらいの気持ちで始めたとしても、うまく消費者の心をつかめば、商標登録を取ることも、自分の店を持つのも夢じゃない? かもしれません。

手先が器用な人は、周りにある材料とノマドの間時間を使って、副業手芸家に挑戦してみませんか?

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神崎竜馬

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