「海外の仕事」日本庭園ブームにのってガーデナーの仕事を外国で!

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日本庭園ブームにのってガーデナーノマドに

第二次世界大戦以前から、長年にわたって続いたアメリカへの日本人移民。途切れた時期もありましたが、その多くが農家出身者だったこともあり、現地では植物育成関連分野で成功する例が多かったそうです。

野菜や花などを栽培して販売する育成農家としての成功例のほか、日本人らしい手先の器用さを生かして、植木職人「ガーデナー」として生計を立てる者も少なくなかったとのこと。一時はアメリカにおいて、日本移民や日系人の多い職業としてガーデナーがあげられたほどです。

時代は変わりましたが、今も日本人ガーデナーの需要はそこそこありそうです。

日本人移民はなぜ海外ガーデナーになったのか?

「日本人=器用」「日本人=整理整頓」「日本人=真面目」。そんなイメージのせいでしょうか。日本人に頼むと「早く」「きれいに」仕上がると思われる傾向があります。これ、いろんな分野の職にあてはまりますが、ガーデナーもその一つ。

日本人移住者たちの一部が植木屋として口を糊したのは、彼らがほかに職のあてがなかったことや、何人かの植木職人の成功例があったからだともいわれています。でも、一時期はロサンゼルス郊外の庭付きのお屋敷に出入りする日本人植木職人が大勢いたとのこと

彼らは、日本水準でみると、植木職人として優れていたわけでも、それこそ経験さえない場合があったようです。先の成功例に学んで、身一つで移民として移住し、見よう見まねで植木職人になった人もいたそうです。

そんな彼らの中にも成功者はいます。ではなぜ未経験でも成功できたのか。

そこに日本人の真面目さがあったといいます。時間通りにきて、きっちりと真面目に仕事をして、しかも安い。そんな評判が新しい顧客の開拓にもつながっていきました。腕前のほうは、もともとおおざっぱな刈り込み程度しか求められていないことが多かったため、手先の器用な日本人なら十分対応できたのかもしれません。

ガーデナーってそもそも必要なのか?

日本の一般家庭の小さな庭に、植木職人が入ることはあまりなくなってしまいました。数本の小さな植木は住民が高枝切りばさみでちょんちょんと整えれば良しとされます。それに、昨今の日本の流行傾向として、庭には「木」よりも「草花」を植えるガーデニングが好まれているのも、植木職人の姿を見る機会が減っている理由の一つかもしれません。

それでも、旧家や少し大きな古い家では、植木職人を年に数回いれなければ、飛び出した枝がみっともなくなったり、隣人の迷惑になったりします。垣根も荒れ放題にしておけば、その家の管理状態が怪しまれることになります。アパートやマンション暮らしが増え、草花ガーデニングが人気であっても、家や庭がある限り、植木職人の需要はなくなりません。

でもこれは日本の場合。海外はどうなのでしょうか?

ヨーロッパ、とくにイギリスなどは、日本のガーデニング流行の根源でもあり、ガーデナーの仕事は大きな木や垣根を切ることよりも、庭の草むしりや芝刈りがメイン。アメリカも似たようなものです。

垣根と芝生、それだけでも自分で手をかけきれず、人に頼む例は多いため、ガーデナーの需要はあります。ただ、あまり腕前は必要とされないタイプのガーデナーであり、日本人である必要性はあまり感じません。

その証拠に、アメリカなどでは現在、ヒスパニック系のガーデナーが大活躍しています。

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今、日本人ガーデナーの需要はあるのか?

実は日本庭園への注目度が上がり、それにともなって日本式のガーデナーの需要もあるそうです。

アメリカやヨーロッパの住宅が、いくら日本と比較して土地が広く庭も広いからといって、そこに日本庭園をそのまま造る例はあまりありません。でも、日本旅行をしたことがある人や、日本文化に憧れを持つ人などは、日本庭園のエッセンスを自分の庭に少し注ぎ込みたいと思うようです。

そのため、庭の片隅に灯籠と日本の盆栽を大きくしたような木を植えたり、水琴窟を埋めたりといった、ミニ日本庭園を造りたいという需要が増えています。でも、それを現地のガーデナーがやるとどうしても偽物になってしまう…

そこで、日本人に頼みたいと考える人が現れているのです。

海外でガーデナーになる方法

ガーデナーの派遣会社がある場所では、そこに登録することもできます。でも、それだとなんらかの資格や経験がないと、なかなか仕事が回ってこないでしょう。何しろ、同じように仕事を待っている現地の経験者が大勢いるから。

そこで、日本人であることをいかして自分で自分を売り込むのがおすすめ。ポスターを作って貼るのも一つの手。スーパーやカフェなどで張り紙をさせてくれることがあります。また、雑誌や新聞に公告を載せるのも有効です。

どの場合も、「日本人」であり、「日本の植木カット技術」があることを宣伝しましょう。もちろん、それなりの経験か勉強(練習)はしておくように。さらに、日本庭園を造りたいという人にアドバイスできるように、そっち方面の知識も集めておくといいでしょう。日本で植木職人のアルバイトをしておくと、心強いです。

ガーデナーノマドはアリだろうか?

日本人ガーデナーの需要のある場所であれば、アリでしょう。アジア圏ではガーデナー収入そのものが低く、ボランティア感覚でなければ仕事にありつけない可能性があります。また、植えられている植木も日本とは大きく異なることが多く、扱いが難しいかも。

ヨーロッパ圏や南太平洋(オーストラリアなど)は、庭あり柴あり木あり草花ありとなんでもあり。敷地が広いため、ガーデナーの助けを得たいと思っている家庭も少なくありません。ある程度の競争相手はいますが、手先が器用な人なら、少し練習と経験を積めば、ガーデナーとして小銭を稼ぎながらのノマド生活も不可能ではないでしょう。

ではアメリカはどうか? ここではヒスパニック系のガーデナーが幅を利かせているため、縄張り争いが厳しい部分もあります。彼らとぶつからないよう、得意分野を(日本庭園などに)定めていけば、その能力次第では可能性がありそうです。また、経験次第では、日系の植木職人やガーデニング会社もあるため、そこに雇ってもらうことができるかも。

まとめとして

ノマドとして海外に出る前、アルバイトなどでその渡航費や一時滞在費を稼ぐ人がいます。その際には、この植木職人経験もしておくと、現地での職探しの幅が広がりそうです。

また、現地で仕事を探す時には、よく流行を見極めましょう。日本式の庭なら、一度植えた木をどう育てどう生かしていくかが職人の腕の見せ所で、大規模な変革は行いませんが、西洋の庭はその持ち主や世の中の流行でガラリと植え替えてしまうこともあります。

だからこそ、その地域のその年の流行を知っているかどうかは、ガーデナーとして雇ってもらう上で重要なポイントになってくるでしょう。あちこちの庭を見て歩く、園芸雑誌を読むだけでも、いろいろな傾向がつかめるはずです。

アウトドアな作業であり、多くの場合、暑い時期の方が仕事は多いので、体力勝負な面もあります。自分に合っているかどうか、見極めてからチャレンジしてみましょう。

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