「閲覧注意」負の遺産・オランダの監獄博物館を見学~拷問・死刑の歴史

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ヨーロッパ旅行というと、古くから残る建築物、石畳の街並み、有名な絵画が揃う美術館など、美しいイメージが強いかと思います。

とはいえ、歴史が長いヨーロッパには負の歴史も存在することも確か。

ということで、負の遺産の一つであるオランダ・デンハーグの監獄美術館(Museum de Gevangenpoort)を紹介したいと思います。

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観光名所から近い

監獄美術館の良いところは、観光名所のビネンホフ(国会議事堂)やマウリッツハイス美術館から近いということ。昔は立法権と司法権が分かれていなかったので、国会と同じ敷地に監獄があったのです。

ビネンホフと道を挟んだ向かいのカフェやレストランが並ぶ界隈にひっそりと佇んでいます。

監獄美術館は13世紀の建物で、当時伯爵宮殿だったビネンホフの正門でした。

その後、16〜17世紀にかけて現在の形の建物に変わったそうです。

監獄として使われるようになったのは15世紀から19世紀まで。

監獄として約400年の歴史を持っています。

 

それでは入場しましょう。

チケット(大人1人7.5ユーロ)を購入するとガイドツアーの時間を案内してくれます。

ガイドツアーは基本的にオランダ語ですが、英語のオーディオガイドや日本語のガイドブックを用意してくれます。

私が参加した時は、参加者がアメリカの若者ばかりだったので英語のガイドとなりました。

ガイドツアーの参加者は全員で10人ほどでした。

 

監獄も格差社会だった

「あなたたちは罪を侵した罪人だ!」

という設定でガイドツアーはスタートします。

リアルに監獄を感じてもらうための演出のようで、随時こんな感じで進みます。

 

まず連れて行かれるのは一般市民の拘置所。

薄暗く狭い通路を通っていきます。

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部屋は約6畳ほどのなにもない空間。質素なぼっとん便所が一つついています。

多いときは一部屋に15人もの囚人が詰め込まれるそうです。

パンや水が入り口から投げ込まれ、それを争って食べるという悲惨な生活を送ることになります。また、昔のオランダは今よりも寒かったようで、麦わらをかき集めて凍えながら眠ったそうです。

判決がなかなか下りない場合、1ヶ月くらいここに詰め込まれることになります。

 

次に案内されたのは伯爵の拘置所。

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暖炉もふかふかのベッドもあります。自宅から家具を持ち込むこともでき、食事やワインも最高級のものが出されます。もちろんトイレ・バス付き。

部屋の大きさも10畳以上はありましたね。こんないいホテル泊まったことない…てきな。

ただ滞在費は自腹だそうです。

 

ギロチンは身分の高い人だけ

拘置所を見た後は処刑道具のある部屋に連れていかれます。

 

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説明されなくても大体察しがつきましたが、

一般人の死刑の場合、

ここにくくりつけられて、ハンマーで手足の骨を粉々に砕かれたあと、最後の一撃が心臓に降ろされます。

よく映画などで見る剣で首を刎ねる、というのは身分の高い人の特権だそうです。

 

ほかにも、煮えたお湯の中に入れられるなど、地獄絵図のような死刑が行われていました。

こちらの部屋には罪人に入れる焼き印なども展示されていますし、もっとグロテスクな話を聞くことができます。

 

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拷問室にデルフトのタイル?

最後に案内されるのは拷問室。

このあたりで「私は罪人」というマジックにかかって気持ち悪くなってきました。

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こちらも器具を見るだけである程度察しはつくと思います。

印象的だったのが壁のタイル。

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オランダのお土産として有名なデルフト焼きのタイルです。

拷問室に使うなんてと思いますが、タイルだと飛び散った血を拭くのに便利なので不良品のタイルを張ったようです。合理的に考えられていますね。

 

ちなみにツアーの最後は、

「あなたたちは罪人ではないので解放します!よかったね!」

という感じで終わります。

 

拷問室や処刑道具などを見るのはためらわれるかもしれませんが、人間の残酷さなどを知る機会として、観光の合間に訪れてみてはいかがでしょうか。

 

名称:監獄美術館(Museum de Gevangenpoort)

住所:Buitenhof 33 2513 AH Den Haag

営業時間:火〜金は10〜17時 土日は12〜17時

入場料:大人7.5 12歳以下5.5

HP:https://www.gevangenpoort.nl/

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