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世界で最も乾燥した地域と言われるのが、南米チリ北部にあるアタカマ砂漠。
この細長いチリという国は、南にはトレッキングや氷河で人気のパタゴニア地方、モアイ像で有名なイースター島など、さまざまな自然と神秘が集まってできている。
そして近年、「世界一きれいな星空が見える場所」として、アタカマ砂漠も観光客の注目を集めるようになっている。
今回このアタカマ砂漠を訪れたのは、チリ~ボリビアへの国境越えのためだ。
ただ国境越えだけをするルートもあるが、せっかくの大自然を思い切り満喫したいと思い、チリのサン・ペドロ・デ・アタカマからボリビアのウユニまで観光地を巡りながら乗用車でかけぬける3泊4日のツアーを申し込んだ。
日干しレンガで造られた砂漠の中の小さな町「サン・ペドロ・デ・アタカマ」
アタカマ観光の拠点となるのが、「サン・ペドロ・デ・アタカマ」という小さな町。
1~2時間あれば見て回れるほどの小さな町だが、観光地としてレストランやホテル、旅行会社には事欠かないし、町全体が調和のとれた治安のよいところである。
チリの首都サンチアゴやカラマからバスで行くのが一般的なルートとされているが、私はアルゼンチン北部のサルタという町から長距離バス(Pullman Bus 約12時間)で向かった。
町はずれの何もない場所でバスから降ろされるため少し不安になるが、ほとんどの人が町の中心へ向かうので着いていけばよい。徒歩圏内である。
過酷な自然環境が生み出す感動の世界
日中は灼熱の太陽が照りつけ、夜は氷点下まで気温が下がるこのアタカマ砂漠には、この過酷な気候だからこそ生み出される美しい世界がある。
月の谷・・・アタカマの最も有名な観光スポット。果てしなく広がる砂と岩の、まるで月面のような世界。ここからの夕日は格別で、広い空がピンク色に染まる。
タティオ間欠泉・・・世界最高所にある間欠泉群。あたり一面に広がる大小の噴出口からは、絶えず熱湯が吹き出し、一帯に白い蒸気が立ちこめている。
世界一美しい星空・・・美しい星空が見える条件は、周囲に邪魔をする光がなく、標高は出来るだけ高く、空気はできるだけ乾燥していること。
これらの条件を満たしているアタカマ砂漠では、世界一星がキレイに見えると言われる。
プリタマ温泉・・・大自然を見ながら天然温泉に浸かれるという極上のリラックススポット。ただし、標高4000m以上の高所にあるため、私は軽い高山病(頭痛)にかかったので体調に注意が必要。
ミスカンティ湖・・・透き通った青色が美しいハート型の湖。チリからボリビアへ抜ける荒野にはさまざまな色をした湖があり、フラミンゴや野生動物の姿に癒される。
最高のAmigo達に出会える3泊4日の国境越えツアー
サンペドロデアタカマの旅行会社で、ウユニ抜けのツアーを申し込んだ。
当日までどんなメンバーと一緒になるか分からなかったため不安だったが、結果的に最高の仲間と4日間をともにすることができた。
メンバーは、チリ人大学生4人組と、イギリス人の女性1人旅と、日本人の私、そしてドライバーのキント。
荒れた砂漠地帯をただひたすら車で走り抜けるため、時には砂嵐に苦戦し、水シャワーしかないホテルで寒さに耐え、何もない荒野で用を足す羞恥心も克服した。
言葉も通じない7人だったが、寝食を共にし、お互いにスペイン語、英語、日本語を教え合い、空手をしたり、夜はトランプをしたり、女子同士でマニキュアを塗ったり、恋話をしたり、、、
ウユニ塩湖では、みんなで協力していろんなトリック写真をとり、大地の恵みに感謝しながら、キントが作ってくれた食事をいただいた。
そこには言葉や文化、宗教の壁を越えた絆が生まれたように感じた。
ウユニの町でみんなとはお別れで、最後の食事はなんとなくみんな無口になった。
泣きながらバイバイしたけれど、この地球のこの砂漠で、この4日間をこの仲間と共にできたことのご縁に感謝し、またそれぞれの旅へと向かっていった。
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