»旅を職業にしたい人募集中!旅を人生の中心にしてよりハッピーな生き方に!「詳細はこちら」
アメリカを支える産業と公民権運動と文化を伝える博物館~アトランタ/アメリカ・ジョージア州
アトランタは、自由の国アメリカを支える産業と公民権運動が興った場所だ。そして、そこに特徴ある文化も育まれた。
それらを広く伝えるための博物館の数々が、旅人にもアメリカという国の内側の一部を分かりやすく教えてくれる。
ワールド・オブ・コカコーラ博物館へ行こう
世界中、見かけない飲めない場所がほとんどないといわれる「コカコーラ」。その生まれ故郷が、アメリカのアトランタ。
「ワールド・オブ・コカコーラ博物館」は、1886年生まれのコカコーラの歴史を楽しく美味しく体験できる人気の観光スポットだ。
赤地に白字のロゴ。見慣れたコカコーラの看板が目印の近代的な建物が世界のコカコーラを紹介する博物館の外観。内部も白と基調としてはいるが、あちこちにセンスの光るポップなデザインが取りこまれている。
コカコーラ社のマスコット、シロクマくんも笑顔で出迎えてくれる。
コカコーラの歴史はアメリカの歴史
ポスターや看板といった、おそらくアメリカ人にとっては懐かしくて仕方のない歴史グッズがずらりと並んでいる。
英語だけでなく、外国語のものも混じっていて、中には日本人には馴染みのないものもある。しかし全体を通して、デザインの歴史として十分に楽しめる。
社会を捨て私たちと共に「旅人」になりませんか?
月収38万円~保障。学歴・性別・年齢・経験 問いません。旅が好きな人、旅人になりたい人を募集しています。
コカコーラにまつわる逸話の数々
展示の中には、コカコーラ誕生の実話や秘話が紹介されているほか、コカコーラが各方面に影響を与えていた様子を知ることのできる展示も多い。
サンタのイメージである赤いコスチュームと白ひげのおじいさん姿、あれが実はコカコーラが作りだしたイメージであることなど、興味深い内容には、英語だけの説明にも関わらず真剣にはまり込んでしまいそうだ。
コカコーラ案内人
各コーナーには、それぞれのイメージに合わせたガイドが立っていて、質問にも答えてくれる。
ちょっと懐かしい雰囲気の服装をしたお兄さんやサンタの格好をしたおじさんが、ユーモアたっぷりに解説してくれる。ガイドたちもそれを聞いているアメリカ人見学者も本当に楽しげだ。
コカコーラがいかにアメリカ文化に深くしみこんでいるのか感じられる。
コカコーラ・ファウンテン
世界中にさまざまなファウンテンがあり、なかには世界遺産に指定されているものもあるほどだ。
しかし、ここで見られる「コカコーラ・ファウンテン」こそは、アメリカ人にとってナンバーワンかもしれない。
1000本のボトルが登場し、コーラがピューンピューンと飛び出す仕掛け。音楽に合わせてコカコーラが空中を踊る様子には、なんだかもったいない、と思いながらもしばし見とれてしまう。
一番の楽しみは試飲
日本でも工場見学が流行っているが、やはり楽しみは試飲や試食。
ここワールド・オブ・コカコーラ博物館でもコカコーラ製品各種の試飲ができるエリアは博物館内で一番賑わっている。
コカコーラがアメリカ国内で販売しているドリンク各種のほか、外国で販売されているさまざまなドリンクが飲み放題。
30種類以上あるため、1口ずつでもかなりの量。ガッポガッポと飲んでいくアメリカ人たちのコカコーラ好きに感心はしても、そこまで慣れ親しんでいない日本人はお腹の調子と相談しながらにしたほうがよさそうだ。
散財確実の「ミュージアムショップ」
シロクマグッズや、コカコーラ公認デザインのTシャツなど、定番製品に加え、懐かしさを感じさせるデザインのコカコーラサンタの置物やブリキ製のグッズなど、あれもこれも手を出したくなる。
お土産として、一人一本のコカコーラがプレゼントされるので、片手はもう埋まっている。けれど、右手にもう一つ買って帰らずにはいられない品揃えだ。
マーティン・ルーサー・キング・ジュニア国立歴史地区
アトランタ生まれのキング牧師。詳しい彼の生い立ちや活動を知らなくても、ノーベル平和賞も受賞しているその名は耳にしたことがあるはず。
最初に訪れるのが、ビジターセンター。ここには、キング牧師の活動に関する展示とともに、不当逮捕されていた時の牢獄の鉄格子や遺体を運ぶために使用された粗末なカートなどが展示されている。
アメリカにおけるアフリカ系アメリカ人の公民権運動がいかに難しいものだったかを学び取れる。
またセンターでは、地区内の地図が配布されているほか、博物館のガイドツアーの申し込みもできる。原則として全て無料。
キング牧師の生家博物館
マーティン・ルーサー・キング・ジュニア国立歴史地区内でもっとも人を集めているのが、キング牧師の生家であり、実際に暮らして活動を行っていた家を改造した博物館。
館内は、彼が暮らしていた頃のままの状態が保たれている。
ビジターセンターで申し込むツアーは英語ガイドのみ。非常に人気が高いため、15人定員のツアーはすぐに満員になってしまう。できれば、予約しておきたい。
エベニーザー・バプティスト・チャーチ
キング牧師の生家から少し歩いたところにある教会は、キング牧師を含むキング家3代が牧師として勤めていた場所。
教会付属のミュージアムコーナーでは、彼のスピーチ「I have a dream.」の録音を聞くことができる。
マーティン・ルーサー・キング・ジュニア・センター
「キング・センター」とも呼ばれるこの施設は「非暴力社会改革センター」としての役割も持っている。
センター内には、キング牧師と夫人の遺品や公民権運動関連の資料などが展示されている。
センターの外には、「ついに自由になった」との墓標を持つキング牧師と夫人の墓がある。
マーティン・ルーサー・キング・ジュニア国立歴史地区散策
ツアーだけでなく、個人でもエリア内を歩いて散策しながらキング牧師と彼の活動を偲ぶことができる。
もともと19世紀から20世紀初めにかけての建造物が残されていたが、歴史地区として保存整備が進んだため、その街並みは趣きがあり散策にぴったり。
ただし、写真撮影禁止のエリアがあること、ひと気のない通りへと入ると治安に不安があることなども認識しておこう。
アトランタでもっと、「デルタ航空博物館」
アトランタはアメリカ人の心をくすぐったり揺さぶったりする博物館が多い。アメリカ人ではない旅人にとっては、アメリカという大きな国の一部を知るチャンスだ。
「デルタ航空博物館」は、アトランタに本社を置くデルタ航空が、子供から大人まで楽しめる「本格派」を目指してリニューアルさせたもので、内容充実度100%。
デルタ航空のパイロット訓練に実際に使用されたシミュレーションの体験コーナーは、要予約で料金も高いが大人気。希望する場合には、必ず事前予約をしておこう。
アトランタでもっと、「マーガレット・ミッチェル・ハウス記念館」
アトランタといえば、「風と共に去りぬ」。「風と共に去りぬ」といえば、「マーガレット・ミッチェル」。
彼女が暮らしたアパートを改造した記念館では、当時の彼女の生活の様子はもちろん、彼女自身と作家としての人生や「風と共に去りぬ」の誕生秘話などが分かる展示、そして、映画化された際に使われた貴重なグッズ類の展示などが目白押しで、ファン垂涎の地となっている。
記念館内はガイドツアーでのみ見学可能となっているため、あらかじめ予約をしておくのが安心。
最後に
アメリカ・ジョージア州の州都アトランタは、アメリカ南部の商業や経済の中心地として栄えてきた大都市だ。
そして同時に、ネイティブ・アメリカン、アフリカ系アメリカ人、白人の間に根強い問題が存在し続けてきた地域でもある。
それぞれの博物館では、それぞれに角度は違っても、アメリカという国に存在する正と負の部分を知るきっかけを与えてくれそうだ。
そこを訪れた人しか感じることのできない感動を、写真、動画、そして言葉で表現してみませんか? あなたの旅の話を聞かせてください。
社会を捨て私たちと共に「旅人」になりませんか?
月収38万円~保障。学歴・性別・年齢・経験 問いません。旅が好きな人、旅人になりたい人を募集しています。