アヌラーダプラの観光地、遺跡全部行ってみた。行き方など

Anuradhapura

お釈迦様の聖なる偉大な菩提樹が茂る古都~アヌラーダプラ/スリランカ・アヌラーダプラ州

40平方キロメートル以上という広大な遺跡の外側はジャングル、内側は宮殿・寺院・僧院などの仏教遺跡が目白押し。

いずれも古代仏教の非常に価値ある遺跡であり、現在進行形で仏教徒の聖地として崇められ続けているのが「アヌラーダプラ」だ。

仏教聖地として

仏教遺跡が多く残る仏教国「タイ」・「カンボジア」へと仏教を伝えたのが、スリランカ。そして「アヌラーダプラ」こそが、そのスリランカ仏教の最初の中心となった古都なのだ。

約2500年前にスリランカのシンハラ王朝の王都として繁栄し、10世紀から11世紀には南インドのチョーラ朝の侵略によって遷都を余儀なくされた。

その後1000年以上を、他の多くのアジアの仏教遺跡同様、ジャングルの中に半ば埋もれていたアヌラーダプラだが、長い歴史でも内戦でもアヌラーダプラに向けられる仏教聖地としての信仰は薄れることがなかった。

スリー・マハー菩提樹

sriMaha

菩提樹は、仏陀が悟りを開いた時にその木の下に瞑想していたとされる。

実際に仏陀(ゴータマ・シッダールタ)が悟りを開いたのは、インドのブッダ・カヤー(ボードガヤ)の菩提樹であり、インドのアショーカ王の妹がこの地にその菩提樹の小枝を持ち帰って移植したという伝説が残っている。それが「スリー・マハー菩提樹」だ。

「スリー」は聖なる、「マハー」は偉大なを意味し、アヌラーダプラでもっとも大切にされている存在である。樹齢は2000年以上とされ、本家の菩提樹が焼失した今、世界中の仏教徒たちが一目見ようと訪れている。

スリー・マハー菩提樹に触れることはできないが、周囲に植えられた菩提樹の一部は触れるとご利益があるとして、人だかりができている。混雑している日は、スリー・マハー菩提樹の横を人の波に押し流されていくばかりとなることもある。

ここは「ノマド」の サイト

「ノマド」= 場所と時間を選ばず「旅」を、生業とし生きる人たち。

東日本大震災(2011年3月)の経験によって、私たち家族4人は日本の家を引き払い、ノマドライフをスタートさせました。

「子連れで世界一周」達成後も旅を終えず、今現在も海外や日本を無帰宅で旅し続けています。

何処の空の下で、何を学び、何を感じ、写してきたのか。私たちが辿ってきた道のりは、

当サイトの「子連れバックパッカー世界一周」「子連れ自転車日本縦断」「手作りキャンピングカー学びの旅(日本)」「ノマド 7人 で旅へ(海外)」「世界の人々の写真」「石垣島での旅人村づくり」「手作り木造ヨット世界一周」

など、1400記事以上にわたって描かれていますので、少しでも目を通して頂ければと思います。

私たちの旅の様子はコチラ👉https://yuuma7.com/

イスルムニヤ精舎

Isurumuniya

別名「ロックテンプル」と呼ばれるように、大きな岩盤をくりぬいて造られた寺院。本堂には華やかな赤い袈裟を着た涅槃像、宝物館では、伝説の残る「恋人像」などを見ることができる。

紀元3世紀頃の創建とされるが、その当時の僧院は一部しか残っておらず、多くは修復再建されたものだ。また、カラフルな装飾は、日本の浅草寺の協力のもとで定期的に塗り替えられているという。そう言われると確かに色合いが似ているような。

寺院の北側に位置する王宮庭園には、さまざまな装飾が施されていたが、現在はその多くがレンガ造りの宝物館に保存されている。

「恋人像」は5世紀の作で、当時の王子が反対を押し切って身分違いの女性との結婚を遂げたという伝説が残る、男女が寄り添う美しい像だ。

ルワンウェリ・サーヤ仏塔

Ruwan

紀元前2世紀に建てられた高さ50m以上の仏塔。毎年純白に塗り直される姿は、青空と太陽にピカピカ反射している。

三大仏塔の1つであり、仏塔の周りをグルグルと回りながら祈る地元の人たちの姿が絶えない。仏堂には、シンプルかつ繊細で優しげな仏像が連立している。

またここでは、周囲を囲むフェンスの基部が白い像になっているのが見もの。

トゥーパーラーマ仏塔

Dagaba

スリランカ最古ともいわれる仏塔で、丸いドーム部分よりもその上の尖塔部分の高さが目印。ここでも仏塔部分は純白に塗られている。

仏塔はダーガバとも呼ばれ、別名はストゥーパ。本来仏陀の遺骨などを納める塔を意味するが、「トゥーパーラーマ」には、仏陀の鎖骨が納められているとのことだ。

アバヤギリ大塔

Abayagiri

数ある仏塔の中で、遺跡らしいレンガ色のままなのが「アバヤギリ」。

紀元前1世紀に建造された高さ74mという巨大さを誇る。しかし、建造当時は100mあったといわれ、なんと5000人以上の僧侶が入って、祈りを捧げることができたと伝えられている。

まるで丸い古墳かピラミッドのような姿。三大仏塔の1つだ。

ジェータワナ・ラーマヤ

Jetavanaramaya

アバヤギリとよく似たレンガ作りのダーガバで、122mの高さがあるとされ、アヌラーダプラ最大を誇る。

三大仏塔の1つだが、有名で人気のダーガバから少し離れているせいか、ひと気が少なく落ち着いた雰囲気を持っている。修復中であり、完成が待ち遠しい。

ムーンストーンとガードストーン

Moonstone

ムーンストーンは宇宙の真理を表す半円形の図柄。寺院の門・階段など、「入り口」部分に敷かれている。

足元にあるせいか、注意を払っていないと砂やほかの敷石に紛れて発見できないので、目を凝らしておく必要がある。

スリランカのムーンストーンは独特で、牛の図柄が入っていることで知られている。

また、ガードストーンも僧院などの入り口部分に置かれ、こちらは石像。日本のお地蔵様のように、石をくりぬいた祠の中に「ガード」をする神様の姿が掘られている。

保存状態が良く、表情や細かい装飾まで確認できるものもあれば、滑らかにすり減ってしまったものもある。

サマーディ仏像

Samadhi

ダーガバや僧院は崩れてしまい、まだ修復・再建されていないが、仏像だけが残されている。

小さな東屋のような堂の中に静かな姿で瞑想する仏像で、触れられる位置であり、大きさも人に近いことから、親しみを覚える仏像だ。

クッタム・ポクナ

Kuttamu

スリランカの中でも比較的乾燥地帯にあたるアヌラーダプラで、貴重な水を豊富に蓄え、僧侶たちの沐浴の場として使われていた池。

今でこそ苔むした緑の池だが、その昔はプールのようにきれいな水を湛えていたのだろう。

かなりの大きさがあり、僧侶人口の多さをうかがわせる。

建築・灌漑・土木技術に優れた都市

仏教の聖地として知られるアヌラーダプラだが、実は優れた都市計画技術をも持っていたとされる。

それは、計画的に町割りされた跡や、稲作を支える大規模な貯水池の存在から知ることができるという。

観光方法

暑く乾燥しているこの地域、僧院遺跡はそれぞれに数キロ離れていることも多い。そのため、移動手段に徒歩を選ぶなら、かなりの体力を必要とする。

宿で自転車をレンタルできるが、こちらも時間こそ短縮できるが、日射しを受けるのは同じ。曇りでないかぎりは、暑さに対する耐性にも脚力にも自信のある人向け。

そこで多くの旅行者が利用するのが「トゥクトゥク」。大きな僧院や遺跡だけならば、拾いトゥクトゥクで移動していけるが、広大なエリアに点在する遺跡をくまなく見ていきたいならば、時間と料金を交渉して、専属でキープしておいたほうがいいだろう。簡単なガイドをしてくれる運転手もいる。

聖地でのマナーと注意点

仏教聖地では共通のマナーとして「脱帽」・「脱靴」が絶対。さらにここでは、肌の露出に対するチェックがかなり厳しいため、膝や肩が出る服装はNGとなる可能性が高い。また写真撮影が禁止されていない場所でも、仏像とのツーショットは厳禁。

また、灼熱を浴びた地面は裸足に慣れない旅行者の足の裏をやけどさせたり、擦りむかせたりすることが多い。厚手靴下を用意し、さらには、簡単に履いたり脱いだりできるスリッパタイプの靴を持っていると便利。靴は多くの場合受付で預けなければならないが、寺院内の靴を履いていいエリアでつっかけられると非常に楽だ。

最後に

民族問題から発展した内戦の影響で、遺跡そのものの存在が攻撃の対象になるかもしれないと、厳しく見学が制限されていたアヌラーダプラ。

スリランカに平和が戻り、アヌラーダプラにも平和が戻ってきている。人々は白い衣装を身にまとって熱心な祈りを捧げ、観光客は2500年を超える歴史をダーガバや仏像に見つけようと熱心に眺める。

そして、日射しは頭や顔を焼き、地面は足の裏を焼くが、それでもなおダーガバの周囲を回って祈り続ける人々の姿は旅人の目を引き付けて離さない。

そこを訪れた人しか感じることのできない感動を、写真、動画、そして言葉で表現してみませんか? あなたの旅の話を聞かせてください。

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