イギリス人がウサギ好きの理由~イギリスの著名人ゆかりの地を旅して

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イギリスにいた時、『ピーターラビット』の作家ビアトリクス・ポターの故郷やポール・スミスのアトリエといったイギリス人の作家やデザイナーゆかりの地を訪ねました。

そこで浮かんだのが「多くのイギリス出身の著名人がウサギを作品に登場させるのはどうしてだろう?」という疑問。

『ピーターラビット』、『不思議の国のアリス』、ポール・スミス。これらに共通するものといえば「ウサギ」です。『ピーターラビット』や『不思議の国のアリス』ではメインキャラクターにウサギが用いられていますよね。ポール・スミスはウサギをラッキーモチーフとして愛していて、彼のコレクションや所有品の絵画にも見られます。

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作家やデザイナーがこれほど作品にウサギを登場させるのはイギリスの歴史にヒントがありました。

イギリスに行ったら訪れたい著名人ゆかりの場所も交えながら、疑問について考えていきたいと思います。

19世紀~20世紀のイギリスとウサギ

もともとウサギは10世紀ごろにノルマン人に食料としてもたらされたものですが、後の19世紀から20世紀にかけて社会問題になるほどウサギが増えました。

普通自然界ではある生き物の数が増えすぎたら、その生き物を餌にする生き物が増えるためにバランスがとられます。かわいそうな話ではありますが、キツネにウサギが食べられることによって生態系が守られるという仕組みになっています。

この生態系を狂わせたのがキツネ狩りです。産業革命期にキツネ狩りが盛んに行われたことによってウサギを餌としていたキツネの数が大幅に減少しました。その一方でウサギの数はどんどん増えていきました。敵が減ったことに加え、ウサギは草食動物ですので、草さえあれば増えることができたからです。

意外にグルメなウサギは若い葉っぱを好んで食べるため、イギリス中の木の苗が食べられてしまい、新しい木が育たなくなりました。これに困った政府は駆除政策をとり、ウサギの数が大幅に減らされることになったのです。

文学作品やデザイナーの誕生とイギリスの社会問題

文学作品やデザイナーがいつごろ誕生したのか見ていくと、『ピーターラビット』が1893年、『不思議の国のアリス』が1865年でいずれも19世紀、ポール・スミスが生まれたのは1946年で20世紀。ちょうどウサギが社会問題になっていたころにあたりますね。

社会問題になるほどの時代、とりわけ田舎の方ではウサギを見ない日はなかったのではないかと考えられます。

『ピーターラビット』の舞台として知られる湖水地方は自然が豊かで、ウサギが飛び出してきてもおかしくありません。湖水地方で一番大きい湖「ウィンダミア湖」はたいへん美しく、ぜひとも訪れたい場所です。

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身近なものから作品のアイデアが膨らむこともあるもの。生活の中でよく目にしていたことが、作品に登場させるきっかけになったのではないでしょうか。

著名人ゆかりの地へのアクセス

訪れたのは湖水地方とロンドンのノッティングヒルにあるポール・スミスのアトリエ、ウエストボーンハウスです。

湖水地方へはロンドン・ユーストン駅から湖水地方へ電車が出ていますのでそれに乗って出かけましょう。途中オクセンホルムで乗り換え、ウィンダミアで下車します。所要時間は3時間半ほどです。

ウエストボーンハウスは地下鉄ノッティングヒル駅から徒歩で行ける距離にあり、外観は白い三階建ての建物になっています。ノッティングヒルで有名な蚤の市、ポートベローマーケットに行くついでに立ち寄るのもよいでしょう。

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自然豊かな湖水地方では生でウサギを見られるかもしれません。アトリエではウサギを用いたコレクションに出会えるかもしれませんね。

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