イタリアの天空の城ラピュタ~チヴィタへ行ってみた。見どころ、歩き方

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宮崎駿監督のジブリ映画としてあまりに有名な「天空の城ラピュタ」。本当にあったら行ってみたい、と誰しも思ったことがあるのではないでしょうか。実は、このラピュタのモデルが、イタリアのチヴィタに存在するのです。宮崎監督も実際に訪れたといわれています。

フランスのモンサンミッシェルもラピュタのモデルとされていますが、このチヴィタもラピュタのモデルとして有名です。今回、その魅力に迫るため、チヴィタを訪れてみました。

「天空の城ラピュタ」のモデル~チヴィタとは

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チヴィタ、通称、死にゆく街。ローマから120キロ離れたバーニョレージョからさらに2キロほど位置する分離集落です。なぜ「死にゆく街」という呼称がついているのかというと、チヴィタの住民は年々減り、現在は20名足らずという状況にあるからです。

チヴィタとイタリア本土は、300mもの万里の長城のような細長い坂道で繋がれているのみで、他には行き来する手段がありません。また、テヴェレ川に面した凝灰岩の台地の上にあるため、風化が激しく、崩れる危険性も年々高くなっています。しかし、その美しさは、「イタリアの美しい村100」にも登録されています。

チヴィタの歴史

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チヴィタの歴史は古く、2500年前にエトルリア人によって建設されました。かつて、500年ほど前までは、隣接する街・バーニョレージョと陸続きだったのですが、凝灰岩の台地が災いし、徐々に崩落の道を歩んでいったのです。加えて、1550年、1665年と立て続けに発生した地震により、地盤沈下が著しく、現在残っている土地はほんの3分の1ほど。

チヴィタまでの橋も、1901年までは今よりも道幅があり、馬車も通れたと言います。しかし、それも崩落し、1920年に石造りの橋が建造されましたが、1944年にドイツ軍の爆撃で崩壊。戦後は20年もの間木製の歩道橋だけがチヴィタとバーニョレージョを結んでいました。1965年にようやく現在のコンクリートの橋が完成しましたが、完成を前にしてまた新たな土台が崩落。そのため、現在の橋は修正後のものです。

失われた歴史

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チヴィタへの道すがら、かつてのチヴィタの様相がうかがえる箇所があります。チヴィタへのチケット売り場から橋の入り口までは、メルカテッロ広場という大きな広場があり、市役所などが存在しました。現在は、2、3軒のカフェとチケット売り場があるのみです。

チヴィタ出身の聖人・ボナペントゥラの家は今も存在しますが、今は門と少しの庭のみです。かつては巡礼地となっていた彼の家も、地盤の風化により消滅してしまいました。

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チヴィタのみどころ

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それでもなお、チヴィタの街は美しく、見どころ満載です。頂きまで登ると、ベルガモットの花が香り、緑が青々とした鮮やかな庭を見ることができます。また、チヴィタには人より数が多いといわれる猫たちも生活しています。道も家もレンガ造りのため日陰はひんやりとしており、そこかしこに猫の姿もみられます。

街並みはまるで迷路のようですが、いたるところに花や木々が植えられ、静かな趣を醸し出しています。チヴィタは街のすべてが魅力。1時間もあればすべてのところに行けてしまい、地図も必要のないくらい小さな町ですが、だからこそ、街全体をくまなく散策していただきたいです。

IMG_1847中央広場には、教会があります。シンプルな作りですが、厳かでありながらどこか温かみのある、テラコッタの素敵な教会です。中には聖母マリアをはじめとする宗教画や銅像が並んでいます。入り口付近には、来場者が記帳できるノートがありますのでぜひご自身の名前を記念に書いていってみてください。日本人の方の名前もところどころに見受けられました。

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お土産は、なんといっても絵葉書です。チヴィタへの入り口すぐのところの土産物店がいちばん手頃で写真も美しかったです。1枚50セントでした。またそれ以外にも、たくさんのお土産物店がありますが、香水や穀物のパスタがチヴィタのお土産として定番のようです。きれいなシースルーの瓶に入った香水は、様々なサイズが揃っています。上の写真は、中央広場の入り口左手の香水専門店です。

アクセス方法

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まず、電車でオルヴィエート駅まで行きます。ローマから最もアクセスが良く、普通電車で1時間半ほど、片道7ユーロ程度です。オルヴィエートについたらすぐ横のバールでCOTRAL社のバスチケットを必ず往復分購入しましょう。

そして駅の改札をでてすぐのところに青いバスが止まりますので、そのバスに乗ってください。バスに揺られること1時間弱でバーニョレージョまでつきます。ただし、オルヴィエートからのバスは1時間に1本あるかないかですので、事前にCOTRAL社のサイトで時刻表を確認しておくことをおすすめします。

その後は徒歩で20分ほどでチヴィタに到着です。バスを降りたらひたすら左へまっすぐ歩いてください。特に目立った看板や案内表示はないので不安になるかもしれませんが、20分ほど歩いたところで突き当たりが見えてきます。

そこがチヴィタへの入り口です。駐車場も広いので、車でいっても困ることはないでしょう。バーニョレージョからチヴィタまでの道のりも静かでかわいらしいので、歩いていても飽きることがありません。チヴィタには1.5ユーロほどのチケットで入場できます。そのほか、入場に加えてチヴィタの名産品がついたものが7.5ユーロ、レストランでのランチがついたものが10ユーロほどなど幾つかのオプションがついたチケットもあります。

最後に

今も風化が進んでいるチヴィタですが、その美しさは風化することなく、静かな趣を保っています。イタリアは賑やかな街がたくさんあり、その明るさはまさに「イタリア」を感じさせる素敵なものですが、ゆったりとした時間が流れるチヴィタのような街も、イタリアの魅力の一つなのだと知っていただけたら嬉しく思います。

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