キャンピングカー別荘化計画~実際のキャンピングカー別荘暮らしの例

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キャンピングカーがあれば、家がなくても暮らしていけるさと、持ち家を処分したり、賃貸マンションを解約したり。そんな自由な暮らしに憧れは持っていても、それを実際の行動に移せるのは一部の人に限られてしまうのも、世知辛い世の中で生きていく限り仕方のないことかもしれません。

でも、そこまでの思い切りはなくても、キャンピングカーライフをエンジョイすることは可能です。それが、キャンピングカーを別荘にしてしまおうという作戦です。

キャンピングカーを別荘にするための必須条件3つ

実際に別荘という家やマンションなどを所有している人でも、その使い方はさまざまです。通常生活がきっちりとおくれるだけの設備を整えている、リゾート気分優先で非日常空間を作り出している、キャンプコテージ感覚のシンプル空間で十分、などなど、立地、希望、予算などに合わせた、それぞれの別荘ライフを実現していることでしょう。

キャンピングカーを別荘にする時も同じ。どんなキャンピングカー別荘ライフを送りたいのか、予算はどれくらいなのかなどで、必要となるキャンピングカーが決まってきます。

ただ、キャンピングカーを別荘化する際には、最低限の条件として、ある程度の居心地の良さは確保しておくべきでしょう。仮の宿感覚ではなく、少なくとも自分の部屋の延長線上に位置する程度の設備は備えておくべきだと思います。たとえば、①プライバシーを守れる空間、②運転して移動するだけでなく、寝るだけでもなく、車内でくつろげる工夫、③体を伸ばせて凸凹のない寝床の3つは必須条件にしたいところです。

キャンピングカーを別荘にするのに必ずしも必要ではない条件

まず気になるのが水回り。これに関しては、必須条件にあげませんでした。水回りの設備が不要だという意味ではありません。あくまで、絶対的な必要性の問題です。

たとえば、寝床をキャンピングカー外に移してしまえば、キャンピングカー別荘ではなくなってしまいますが、トイレや炊事場所がキャンピングカーの外にあっても、ちょっと設備が不足している別荘としてアリです。

ようは、キャンピングカー別荘で暮らす人にとって、水回りがどのくらいどんな形で必要かによって必要性のレベルが変わってくるというわけです。

しっかりとマメに自炊をしたい人は、車内にクッキングツールを揃えておきたいかもしれませんが、外食派なら不要だと考えるかもしれませんね。シャワーも同じ。銭湯や日帰り温泉を巡るのが好きな人なら、車内設備としてのシャワーは不要です。トイレに関しても、オートキャンプ場などのトイレ設備が整っている場所に駐車することが多いから不要だという言う人も少なくありません。車内にトイレを設置した場合の管理や後始末の面倒くささを考えると、その方が楽だと実感する人も多いでしょう。

そんなわけで、普通の車や車中泊仕様の車にはなくても、キャンピングカーにありそうな水回りの設備も、別荘化するにあたって、必ずしもなくてはならないものではないのです。

キャンピングカーを別荘にしている人ってどんな人? その条件とは

①公私の区別をきっちりと分けるタイプの人で、②少なくとも週末など二日間以上の連休を定期的に取れる人。また、③車の運転が好き、④個人での外出が好き、⑤外出の準備や片付けが苦でない人。⑥別荘を買うほどの余裕はなくても、キャンピングカーを買って所有するだけの経済力がある人。

ざっとあげていくと、こんなところでしょう。

特別難しい条件ではありませんね。実際に別荘を購入して維持していくとなると、かなりの時間や労力、そして予算が必要になりますが、キャンピングカー、それも水回りなしの物で中古であれば、100万円台からでも購入が可能です。新車であっても200万円台から手に届きます。これまで、無理無理と思っていた人にも意外に身近に感じられるのではないでしょうか?

ただ、別荘なら誰かに管理を頼むこともできますが、キャンピングカーだと基本的に管理者は自分。運転するのも、洗車や日常的なメンテナンスも自分の仕事になります。そのため、休みの日に仕事を持ち帰るタイプだとキャンピングカー別荘が楽しみである以上に負担になってくるかもしれません。だからこその公私の区別。

連休については、日帰りでも1泊でも別荘ライフといえば言えるかもしれませんが、のんびりと非日常を楽しむ別荘ライフと考えると、せめて2泊できる日が定期的にほしいところ。個人活動にこだわるのは、旅行といえばパックツアーなどガイドやまとめ役のいるものでないと活動ができないタイプではキャンピングカー別荘を楽しめないから。準備や片付けは、自分のキャンピングカーを持てば当たり前のように自己負担になるので、これが苦手だとたとえキャンピングカーを手に入れても、実際に別荘として活用するチャンスは激減してしまうでしょう。

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キャンピングカーでのアウトドアとキャンピングカー別荘、なにが違う?

両者に大きな違いはありませんが、別荘化するということは、定期的にそこで暮らすつもりで腰を落ち着ける意思があり、それを実行に移すことをさすと考えています。

週末だけの日帰りアウティングや1泊程度のお泊りアウティングの手段としてのキャンピングカーではなく、何日間か同じ場所に留まって滞在し、そこでゆっくりとくつろいだり、そこを拠点に観光をしたりという活動をするのが別荘ライフ。上では、最低2泊の連泊と条件を下げていますが、実際にキャンピングカーを別荘にしている人たちは少なくとも週の単位でキャンピングカーを利用していて、お気に入りのサイトがあり、そこを定期的に訪れている例が多いようです。

キャンピングカーでの別荘暮らしを豊かにするもの

なんといっても長い休暇。

短期間でも別荘ライフを楽しむことはできます。でも、最低限とはいえせっかくの生活設備が備わったキャンピングカーがあるのです。できれば長く使ってより楽しみたいですね。

日本では、盆暮れとゴールデンウィークという3回のタイミングに長期の(長期といっても1週間から10日程度ですが)休暇を取れる人が集中します。この時期は宿や交通手段を確保するのが難しくなりますね。キャンピングカーの場合も、その駐車スペースの確保が少し難しくなりますが、人気の宿ほどではありません。ぜひ、宿泊価格が軒並み高くなるホテルや旅館よりも、キャンプサイトを使ったキャンピングカー別荘ライフを楽しみましょう。そのためにも、できるだけ長い休み。これが何よりも欲しいのです。

続いて、キャンピングカー内の設備と趣味の準備。必須設備や条件はすでにあげましたが、これ以外に、ゆっくりとDVDを鑑賞したい人はプレーヤーやプロジェクターを、音楽を聴きたい人、絵を描きたい人、釣りをしたい人など、各自の趣味を充実させる設備や準備をしておくことも、豊かな時間を過ごすコツです。

そして、旅の友。もちろん一人旅こそが一番くつろげるという人やそういうタイミングもあります。一人で行動できて楽しめることは、キャンピングカーという限られた居住定員を持つ環境での別荘暮らしを楽しむ一つの大切な条件です。でも、誰か一緒に楽しめる人がいることもまた、豊かな時間の過ごし方の条件の一つにあげられます。誰かと一緒に楽しみたいなと思った時のために、家族、友人、恋人、同志の仲間など、キャンピングカーでの別荘暮らしをシェアできる人を確保しておきたいですね。

焦らず欲張らない心。これも大事です。キャンピングカーでの暮らしは、自宅で過ごすのとも、ホテルや別荘に泊まるのと違い、自分の手を煩わせることが多くなります。上げ膳据え膳の宿泊と比べれば時間もかかれば手間も非常なほどかかります。それをこなすのにイライラしたり面倒くさがる人には、キャンピングカーでの別荘暮らしは向いていないかもしれません。

実際のキャンピングカー別荘暮らし例

一番多いのはリタイヤ組。別荘を買うほどの余裕はなくとも、キャンピングカーなら買える、そんな人たちが個人や夫婦などで長期の滞在型旅をしています。その時の移動手段と居住空間を兼ねるものがキャンピングカー。

彼らには時間がたっぷりとあるので、人気のあるお祭りやイベントに合わせてその前後に近隣のキャンプサイトなどを抑えて腰を据えて過ごします。または、季節に合わせた移動を行い、冬の寒い時期には避寒に南へ、夏の暑い時期には避暑に北へとキャンピングカーで移動して1カ月程度か、それ以上の期間をそこで過ごします。

彼らは自分たちに合ったサイトを熟知していて、そこへ毎シーズン、毎年といった単位で長期滞在していて土地勘もあり、まさに別荘的な暮らしを実現しています。

次にアウトドア好きが高じたタイプ。年齢的には30代後半以上が多く、仕事の合間をぬってはできる限り長期の休みを取り、キャンピングカーで出かけていくタイプです。

彼らはお気に入りの場所だけでなく、新しい場所の探索にも励む傾向があり、必ずしも同じ場所での定住的別荘生活を好むわけではありません。だからこそ、キャンピングカーがぴったり。個人活動が多いのもこのタイプの特徴。小型のキャンピングカーを、一人またはパートナーと二人で身軽に転がしてあちこちを訪ねて楽しむ足兼宿として活用しています。

学齢期の子どもがいる家庭や女性一人などには、キャンピングカーを別荘とする人があり多くありません。いないわけではありませんが、キャンピングカーでの別荘生活をしにくい条件が揃いがちだからでしょう。

まず、家族連れだと就寝定員が増え、それだけ大きなキャンピングカーが必要になります。費用がかかるという大問題が一つ、家族全員が揃って休めるという条件を満たす長期休暇も減り、人数が増える分、家族みんなが揃ってキャンピングカーで暮らすことを楽しめる可能性も減ります。

女性一人の場合には、もとから一人旅やキャンプ人口に占める女性率が高くないこと、キャンピングカーで女性一人が長く生活することに防犯的な問題があること、キャンピングカーのメンテナンスなどにハードルの高さを感じることなどから、実際にキャンピングカーを所有する人も、それを使って別荘暮らしをする人も多くはありません。

まとめ

前半で説明したように、キャンピングカーで別荘暮らしをすること自体は、それほど敷居の高い行動ではありません。ただ、それを楽しめる人は絞られてしまうのが現実のようです。

キャンピングカーを愛好し購入する人が増えてきているため、市場に出回るお手軽価格の中古車が増えたこと、それらの車の居住性が上がっていること、キャンピングカーを駐車して快適かつ安全に過ごせる場所も徐々に増えていること、さらには、社会が有給消化の促進など、まとまった休みを取ろうという考えをそれなりに持ち始めていることなどから、キャンピングカーを別荘として使える条件を整えやすくはなっていくと思われます。

夢や憧れとするばかりだった、キャンピングカーの購入も、キャンピングカーを別荘として生活の場にすることも、決して実現不可能な、または非常に難しいことではなくなってきています。少しずつ、いろんな角度からキャンピングカーが社会での市民権を得ていくことで、今後のキャンピングカーライフの幅が広がっていくことでしょう。

キャンピングカーで日本中、世界中を自分の別荘地にして移動しながら楽しめる、そんな夢も願えば叶う、そんな日がすぐ近くに来ているのかもしれませんね。

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