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「メガボンバー爆弾祭り」(Mega Bomba)/メキシコ・グアナファト
ハンマーにこんな使い道があったとは…、いや、こんな使い道をどうして思いついたのでしょうか? ハンマーと爆薬を組み合わせたのは、工事現場かトンネル掘削現場での実地経験からだったりするのでしょうか?
メキシコ人の有り余った情熱やストレスをハンマー1本に込めたこの祭りは、大きなハンマーの接地面に爆薬を仕掛けて、地面に置かれた鉄骨に向かって全身を使ってハンマーを振り下ろせば、ガツンドッカーン! 飛び散る砂煙りや小石、砕けるハンマーの柄、そして勢い余って吹っ飛ぶ人。
そんな激しい祭りへの参加を希望する人は、ヘルメットと防弾チョッキを着こんでメキシコ・グアナファトへ急げ!
メガボンバー爆弾祭りの特徴
激しさこそがこの祭りの唯一にして最高の特徴でしょう。
ハンマーの先につける爆薬の量は個人の裁量に任されています。少なめにしておけばケガの心配はなく、見ている方も本人も安心できるはずなのですが、そこは祭りのハイテンション効果でしょうか? 我こそだれより派手な爆発を! と考える人ばかりらしく、あっちの爆発が大きければ、こっちではもっともっとと、どんどん爆薬の量も吹っ飛ぶ距離もスケールアップしていきます。
結果として、人の吹っ飛ぶ率もその飛距離も半端なく大きくなり、ケガ人は大量に続出。それでも、祭りの主催者側も参加者たちも、そしてはたから見るだけにとどめておこうという賢い人も、「想定内だよね」「こうでなくっちゃ」という態度です。
メガボンバー爆弾祭りに参加するなら、爆薬の量をケチったり、ハンマーの降りおろしにためらいを持ってはいけないのです。
メガボンバー爆弾祭りの開催会場・開催日
会場となるのは、メキシコのグアナファトとサンファンデラヴェガ。特にグアナファトは、スペイン植民地時代の美しいコロニアル建築が立ち並び、その建物が黄色や水色、ピンクやオレンジといったかわいらしくビビッドなカラフルさでまぶしいほどの有名観光地です。
その町並みは世界遺産に登録されています。メキシコでも一番美しい街として誰もが太鼓判を押す街でもあります。そんな観光地であるグアナファトと、サンファンデラヴェガの街が爆弾付きハンマーを振り下ろすメガボンバー爆発祭りの会場となります。
開催されるのは、3~5月。開催日は毎年、町ごとに異なります。現地の情報をこまめに確認しましょう。街でハンマーが振り下ろされ、人が吹っ飛ぶのは1日だけ。見逃さないように、現地の人とSNSなどでつながっておくといいでしょう。
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メガボンバー爆弾祭りの歴史
いったいいつからなぜにこんな祭りがスタートしたのか、知りたい気持ちは当然湧いてきますが、現地の参加者たちにとって、そんなことはまったく無意味のようです。
「前からあったよ」、「だってスッキリするだろ」という気楽な発言ばかり聞こえてきて、興奮気味の参加者に、「メガボンバーっていつ始まったの?」とか「なんでメガボンバー?」という質問をしても、「関係ないね」と鼻で笑い飛ばされておしまいです。
メガボンバー爆弾祭りのパレード
参加者、一番吹っ飛んだ人などが集まって行列を組むようなことはなく、ほかにも特にパレードは行われません。もちろん、表彰式もありません。
メガボンバー爆弾祭りのイベント
町の広場に置かれた1本の鉄の棒。そこに集まる長さ1mほどのハンマーを持つ怖いもの知らずの面々。彼らは、持ち込んだハンマーの先に、やはり自前で持ち込んだ爆薬をぐるぐるとヒモで巻きつけていきます。
その様子を、おっかなびっくりの距離感を取った観衆がジ~っと凝視している様子がなんとも異様な雰囲気です。
メガボンバー爆弾祭りの記念品
頭の部分がひしゃげて焦げ付き、柄が折れたハンマーが、参加者にとっては記念品となり、参加したことの動かぬ証拠ともなるでしょう。
それが、勇気ある参加者が得られる唯一のトロフィーがわりです。
用意するもの
参加するなら、ヘルメットは必須でしょう。できれば、厚めの長そで長ズボンも着用しておきたいところ。防弾チョッキを着ても決しておかしくありません。
でも実際には、ちょっとそこらへんにあるオフィスからフラっと出てきたようなワイシャツにネクタイスーツ姿のおじさんもいれば、武装ゲリラか? と思わせるような完全防備姿もいて、参加者たちの姿はてんでバラバラ。
主催者側も、特に安全のための装備や注意を呼びかけたりしていないようです。
観衆になるなら、距離を取っていれば、特に用意はいりません。ただ、接近して白熱興奮状態の参加者の写真撮影や動画を撮りたいなら、カメラのレンズと自分の身を護るカバーと服装をおすすめします。
なぜなら、メガボンバーの瞬間には、周囲までけっこうな量の小石が飛んでくるのです。
参加できること
誰でも参加できます。
ただし、けが人は毎年数十人規模ででていますが、すべて自己責任。もちろん旅行保険ではカバーできません。さらに、主催者側も補償に関してはノータッチです。
医療費も、何かを壊してしまった際の賠償もすべて自分の懐払いです。
一番の見どころ
振りあげたハンマーを「こんな感じ?」「いや、もうちょっと勢いつけて…」といった感じに素振りをする参加者の真剣な様子と、ウリャっと振り下ろした時に飛び散る火花と小石の激しい勢い、そして、爆発の勢いを両手で受けて体ごと吹っ飛ばされる参加者の様子、モウモウとあがる煙、これらの全てが見どころです。
観客たちは、ハラハラドキドキして見ているというよりは、明らかにワクワクウキウキといった顔つき。これは、目の前の参加者が、間違いなくケガをしただろうという吹っ飛び方をしても、大歓声と笑い声で盛り上がる様子から伝わってきます
ある意味、バカバカしいほどの明るさは抜群! 圧倒的な無責任さが際立つ、すがすがしい祭りです。
まとめとして
メガボンバー爆弾祭り、毎年2万人が参加するといいますが、実際にハンマーを振り下ろすのはそのうちの数百人。ハンマーに大量の爆薬をつけた面々はお祭りのメインイベントとして、祭り後半に堂々と登場します。
前半の参加者は、ハンマーに対する爆薬の量が少なめなので、見ていても安心。心臓の悪い人は、参加も見学も前半戦がおすすめです。
時間がたつにつれ会場全体が盛り上がってくると、ちょっとばかりの爆薬付ハンマーでは許されない空気が漂ってきます。祭りはどんどんとエスカレートしていくわけです。
祭りの日程が定まっていないため、旅人が参加できるかどうかは運次第。実際に旅人が参加したという報告はほとんどないので、一番乗りを果たすチャンスかもしれません。
我こそは! というお祭りや危険好きな旅人は、メキシコ国内で待機して、情報に耳をそばだてましょう。
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