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海で地上で空でジャングルで、楽しみ方にキリがない~サイパン島/アメリカ
日本から一番近いアメリカ「サイパン」。
日本と深く関係する歴史を持ち、日系企業やホテルが多く在住日本人も多いため、異国情緒こそ少ないが、まるで自分の国にいるように肩の力を抜いて楽しめる島だ。
また、小さい島は楽しむための観光のために最大限の開発を行っている。だから、楽しみ方にキリがないのだ。
サイパン島の歴史
日本から最も近い常夏の島とも呼ばれる「サイパン島」。
現在はアメリカ合衆国自治領北マリアナ諸島の中の中心的島となっているが、他のマリアナ諸島の島々同様、16世紀までは、先住民であるチャモロ人が暮らす自然のままの原始的な島にすぎなかった。
16世紀半ば以降、スペイン統治・ドイツ統治を経て、日本統治となり、多くのアジア人が移住し、島は急速に発展していく。
特に日本統治下の影響は大きく、島の住環境や産業面での開発整備は急ピッチで進み、砂糖のプランテーションの成功は製糖産地としてのサイパンの地位を確定した。
しかし、日本軍の司令部が置かれたことから、大戦中の被害は甚大であり、サイパンの産業はほぼ壊滅状態にまで追い詰められ、日本からアメリカへとその主権は移った。
現在は、主にアジア人向けのリゾート観光のメッカとなっている。
サイパン島が持つ自然の特徴
サイパンはその気候が安定していることで知られ、常夏という表現はまさにこの島のためにある。
微妙な雨期乾期は存在するが、年間を通じて平均気温が27度、水温25度、雨は朝晩のスコールとしてまとまった降り方をすることが多く、観光に大きな影響を及ぼすことが少ない。
また、世界最深のマリアナ海溝近くに位置することから、海の透明度は世界一といわれる。しかし、島の周囲はラグーンに囲まれているため遠浅。ビーチ遊びにも、沖遊びにも最適なのだ。
さらに、太平洋上の孤島であり、島の上空は常に風が流れている状態。そのため、空の広さと星の数は、星座を確認できないほどの圧倒的な素晴らしさだ。
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戦争の傷跡
とかくネイチャーアクティビティばかりが注目されがちなサイパンだが、歴史や文化に親しむ見どころもある。
特にサイパン島北部のラデラン・バナデロは戦争慰霊地として有名。断崖絶壁は「バンザイクリフ」または「スーサイドクリフ」と呼ばれ、日本人たちが自決を図った地。現在は、頂上部分に慰霊記念公園が作られている。
また、ラデラン・バナデロ近くには、旧日本軍の飛行場跡、日本軍司令部跡、戦車や大砲なども残されている。周囲には砲弾や銃弾の痕も残り激しい戦いを物語っている。
歴史的観光地
「北マリアナ歴史文化博物館」は日本の病院の建物を使用し、チャモロ時代から現代にいたる北マリアナの歴史や文化を紹介している。その内容は非常に濃く分かりやすい。
すぐ近くにあるのが、刑務所や捕虜収容所の跡。さらには、サイパンの発展に貢献した「シュガーキング・松江春次」を記念した公園もあり、戦中に破壊されて今は線路も残らない運搬用機関車などが展示されている。
半世紀以上前に、この地で多くの日本人が暮らし、活躍していたことを実感できる。
ショッピング
全島がデューティーフリーで、ブランド製品のショッピングが楽しめるほか、サイパン独自のチャモロ民芸品や、アメリカンカジュアルの小物なども安く手に入る。
現地のショッピングセンターやスーパーマーケットでは、定番のチョコレート以外にも、サイパンオリジナルのスナックや近年復活したサイパンコーヒーが手に入り、珍しいお土産となるだろう。
また、ゴルフなどのスポーツを楽しむ人にとってもショッピング天国。有名ブランド品が6.7割の価格で手に入ることが多い。
マリンスポーツ
サイパンまで行って、海に近寄らずに帰る手はないだろう。そう、サイパンでできないマリンスポーツはないといっても過言ではないほどのマリンスポーツ天国なのだ。
遠浅の海辺では熱帯魚が泳ぎ、シュノーケルをつけてしゃがめばもうそこは天然の水族館。
沖に出れば、サイパンではライセンスなしで運転できるジェットスキーやウェイクボード、ウィンドサーフィンにパラセーリング、ダイビングなど、気軽な体験からプロ級が堪能できるコースも揃っている。
その他のマリンアクティビティ
海でのアクティビティにこれほどの種類があるのかと驚くばかりだが、大型ヨットでのサンセットディナークルーズ、ガラスボートでの遊覧、潜水艦での海底探検、大型の獲物を狙ってのフィッシングクルーズなどもダイナミックかつ手頃価格で楽しめる。
ダイビングまではちょっとという人や泳ぎが苦手な人でも、海中散歩を楽しめるアクアノーツでリーフウォーカーに挑戦したり、近くの島へシーカヤックで渡って無人島探検を楽しんだりもできる。
ランドアクティビティ
サイパン島は確かにマリンスポーツに適した海に囲まれているが、海に入らなくても十分に楽しめるランドアクティビティも充実している。
もっとも手軽なのが「ハイキング」。ジャングルを巡るコースは個人でも可能なショートコースから、ガイド付きで回る本格的なものまで島中に多数。
車やバイクが好きなら、オフロードを駆けるドライブツアーもおすすめ。ほかにも、本格的な乗馬やゴーカートサーキットといった施設もある。
さらには、スカイダイビング、各種銃の試し打ちができるセンターなどもあり、一部のマニアに人気となっている。
ゴルフ三昧
サイパンでの楽しみで忘れてはいけないのがゴルフ。日本に多い高原でのゴルフとは違う、海風に吹かれてのゴルフは、爽快度も難易度も桁外れだ。
しかし、南国ムードの中、その全てがカラリとした空気の中で楽しみに変わってしまうから不思議。
現在サイパン島には5つのコースがあり、それぞれに自然を生かしたコース作りがされている。
グルメ
先住民であるチョモロ料理はココナッツやトウガラシが使用された独特の味わい。多くの場合、民族ダンスなどのディナーショーとセットになっていることが多い。迫力ある男性の踊りと、女性らしさを誇示するような魅惑的な踊りのどちらも楽しめる。
また、アメリカらしいボリュームたっぷりのシーフードやステーキなども食べられるほか、日本人が多いだけあり、和食もかなり本格的だ。
また、地元スーパーではローカルスナックやトロピカルフルーツなどが売られているので、ちょっとしたホテルでのスナックにおすすめ。
島内での移動手段
車社会であり、公共の交通機関は観光用の路線バスのみとなる。ホテルやショッピングセンターを中心としたルート運航なので、街中の移動には便利だ。
郊外の観光スポットへはレンタカーを利用するのがもっとも簡単。日本の免許証でもレンタカー可能なショップがある上、島内は風光明媚なドライブコースが多く、ただ運転して走っているだけでも楽しめる。
また、ほとんどのアクティビティはホテルなどで送迎を手配できる。送迎とアクティビティのパッケージのほうが、個人で訪れるよりも割安な場合もあるので、要チェックだろう。
また活動的なタイプなら、レンタサイクルも可能。しかし、町を外れるとアップダウンがあるので郊外への移動はかなり体力を要する。
最後に
リゾート地としての名が先行しているが、歴史的にも文化的にも深さを持っているサイパン。
サイパンへは数日間のツアーが多いが、数週間いても、数か月暮らしても、視線を向ける方向さえ変えれば飽きることはなく、ただただぼんやりと海を見つめて過ごすこともできる。
長期休暇を使って心身ともにリフレッシュしたり、長く過酷な放浪の旅の後に立ち寄って羽を休めたりといった過ごし方もできる島なのだ。
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