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ホームチームのユニフォームを着たら思うこと「なんてフレンドリーなんだ!」
海外サッカーの観戦に行くときはユニフォームを持って行く、もしくは旅の思い出に現地で買うという人は多いのではないでしょうか。
スペインでは首都マドリードでも空港やホテルを出ると英語が通じないこともしばしば。そうなると現地の人とのコミュニケーションが不安になるものですが、それを解決してくれたのが街のホームチームのユニフォームでした。
マドリードのサンティアゴ・ベルナベウスタジアム(Estadio Santiago Bernabeu)でレアルマドリードFC(以下レアル)の試合を観戦した翌日のこと、レアルのユニフォームを着てマドリードの街 を歩いていると、「きみもファンかい?」などとよく声がかかります。
旧市街ソルにあるサン・ミゲル市場(Mercado de San Miguel)の洋菓子店では「Hola! Madridista!(Holaはスペイン語で「こんにちは」の意味、レアルファンのことをマドリディスタと呼ぶ)」と 呼び止められ、昨日の試合結果を書いたクレープを指さして「食べていかない?」という感じで食事をすすめられました。
欧州サッカーリーグで大活躍するレアルを抱えている街であることは市民の誇りであることもあってか、レアルが市民に強く根付いていることを感じられます。街でユニフォームを着た人が同じレアルファンだと、つい声をかけたくなるのでしょう。
サッカー少年たちとの出会い
世界遺産の街トレドの街角で「Hola!」
滞在中、マドリード郊外にある世界遺産の街トレドに立ち寄ったとき、石壁に石畳の街角でサッカーをする少年がいました。もうひとりは私と同じくレアルのユニフォームを着ていたために「仲間だね!」とでも言うように寄って来てくれました。
トレドはマドリードの古都とも言われ、石畳の道に沿って昔ながらの石壁の建物がたくさん立ち並んでいます。
ここでは古い街並みを大切にしていて、何世紀もの間街並みは変わっていません。
その昔イスラムの支配下にあったために今なお伝統工芸品の装飾などにはイスラム文化の影響が見られますが、統治時代の面影を今に残していることからも古いものを大切にしていることがうかがえます。
景観が大切にされる限り、石畳でサッカーをする少年たちの姿は変わらないでしょう。
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マドリードの空港で「Bon voyage!」
マドリードへ戻ると現代的な建物が姿を現します。レアルの本拠地サンティアゴ・ベルナベウスタジアム(Estadio Santiago Bernabeu)もその一つです。
このスタジアム周辺には観戦客が泊まるであろうビジネスホテルがあり、マドリード・バラハス空港からスタジアムがある市街までのアクセスは地下鉄で約30分ととても便利。スタジアムの立地が抜群に良く、世界的にも有名なサッカーチームのレアルを誇ることもあってスポーツビジネスに力を入れているのではないかと思われます。
多くの人出でにぎわう市街を後にして空港へ、今度は機内でフランス人のレアルファンの少年と話が弾みました。彼はレアルのウォームアップジャケットを羽織っていたのですが、私が彼と同じチームのユニフォームを着ていたことで親しくしてくれたのです。
レアルファンとバルサファンの友好関係とユニフォーム
まず、レアルファンとバルサファンは友好的な関係にあるとは言えません。マドリードを歩いていると、レアルファンの反バルサ感情を感じる場面に出くわすこともあります。
試合の日でもそうでなくてもレアルファンがバルサファンとのすれ違いざまに「気にくわない」と言わんばかりに顔をゆがめているのを見ました。地下鉄の車内でもレアルファンはバルサファンの隣に座ろうとしません。一方で相手がレアルファンだとわかれば手のひらを返したように接してきます。
レアルのユニフォームを着た私が地下鉄で大きな荷物を抱えていたときのこと。女子一人旅だったため階段の上り下りに苦労していると、通りかかった少年が助けてくれました。
「Gracious!(ありがとう!)」とやっと覚えたスペイン語でお礼を言うと、ユニフォームを一瞥して「きみもレアルファンだから」と。
ヨーロッパでは男性が困っている女性に手を差し伸べるのはよくあること、また現地では駅によってはエレベーターが設置されていないため、人々はインフラ不足を思いやりでカバーしています。だから助けてくれたと思っていただけに意外でした。
バルサのユニフォームなら助けられなかったかもしれません。
レアルのような伝統的なクラブチームのある街では子供も大人も地元チームのサポーターがほとんどです。
「現地のファンと交流したい」と思っている人は、マドリードならレアル、バルセロナならバルサのユニフォームを着用することをおすすめします。きっと街歩きが楽しくなるはずです。
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